【種別】
超能力

【初出】
三巻

【解説】
加巳野昴の持つレベル不明の空間移動系能力。
元第一位によると、正確には空間移動(テレポート)ではなく「11次元操作能力」にカテゴライズされる模様。
能力の正式名称は不明だが、当項目では便宜的にこの通称を記事名とする。

いわゆる『設置型』の能力で、照準が描かれたコンタクトレンズを目に着け目視することで、領域を指定し箱型の転移空間を形成する。
加巳野の目にある四角いハイライトはこのコンタクトによるもの。

結標と同様に直接対象に触れる必要なく、一度に複数の対象を転移させることが可能。
ただし三半規管が弱く、自身を対象とした空間移動は苦手。転移に成功しても目眩が走ってしまう。

他のテレポーターとの最大の違いは、空間移動を中途半端に行うと、転移先を見失って対象が消失してしまうこと。
このエラーを利用するとあらゆる物質を消去することが可能で、人間すら消失させることができる。

本人は自身の転移が苦手なために能力の本質をひた隠しにしており、身体検査ではこの物体消去を自身の能力として偽装している。

ミクロでマクロを折りたたみ空間を歪める能力であり、その応用研究は計り知れず、超能力者(レベル5)の上位も脅かす力であるという。 

最終更新:2025年08月30日 14:16