【種別】
社会問題
【初出】
十二巻
【解説】
学園都市における社会問題の一つ。
原則、入学した生徒が都市内に住居を持つ事となる学園都市の制度を利用し、
保護者が入学費のみ払って子供を寮に入れ、その後に行方を眩ますという捨て子行為の一種。
また、この行為で捨てられた子供達そのものも『置き去り(チャイルドエラー)』と呼ばれる。
置き去りにされた子供を保護する制度はあり、
あすなろ園などの保護施設も存在する。
ただし、当然ながら施設の規模には限りがあるため、全ての置き去りを十分に受け入れられる体制が整っていないのが現状。
待遇改善により逆に外部からの育児放棄を加速させるリスクがあるとして、
統括理事会は置き去り対策に及び腰な姿勢を取っている。
このため追加支援もなかなか得られていない。
また、身寄りがないこと・支援制度の不足を利用して、置き去りで非人道的実験を行う研究者も存在する。
『
木原』のような学園都市暗部の研究者にとっては、
置き去りは「好きなように消費してもどこからも捜査の手が及ばない、非常に便利な命」であり、
置き去りを人体実験に使った多くのプロジェクトが存在している。
作中で明言されただけでも
プロデュース、
暗闇の五月計画、
暴走能力の法則解析用誘爆実験などが該当(いずれも存続しているかは不明)。
待遇も良いとは言えず、
小児用能力教材開発所にいた子供達は風呂は週二回のシャワーのみという扱いを受けていた。
最終更新:2025年08月03日 08:01