【名前】閻尺 響埜(えんじゃくきょうや)
【性別】女
【所属】
必要悪の教会
【能力】カニバリズム。鬼変化の術式。
【能力説明】死者の魂や肉体を受け継ぎ、力を自身に取り込まんとする宗教的な人肉食の伝承を基にした術式。
対象の死体を食べて、知識、身体能力、若さなどを取り込める。
死者の念をも取り込み、その身に溜める事で、鬼変化の術式に使用している。
憎しみや嫉妬などの負の念を溜め込み、人から転じて鬼となった伝承を基にした術式。
六つの目、尖った耳、剣のような牙を持ち毒々しい赤い体毛を全身から生やした人――怪物に変身できる。
身長5m以上、体重1トンを軽く超える。
腕はトラックを一撃でスクラップにして、体は機銃の弾雨を微風のように受け止め、走行はチーターの全力疾走を凌いで余りある速度。
溜め込んだ死霊の怨念を滲ませる呼気は、その場の生命を持つ者に対し悪影響を及ぼせ衰弱させる。
鬼の語が「隠」から転じたものであるとし、目はおろか耳に聞こえず鼻にも匂わない不可視化が一時的に可能。
長時間の変化は意識の混濁を招き、人としての自我の消失の恐れもあるのが欠点で。
鬼や人外を退治した、怪物殺しの伝承を基にした術式などにも弱くなる。
変化する過程で服が破けてしまうので、戻る時は全裸になってしまう。
【概要】山奥で育ち近親婚を繰り返しながら、たまに人里に降りては裏の仕事を請けて報酬(人間など)を貰う一族の中でも変わり者と称された女。
一族に伝わり彼女も使う特異な術式を伝えられた折に、初めての人肉食をするが不味くて食えた物では無かった。
だが、ちょっとした興味で人里に降りた時に魔術師と戦闘、勝利後にその人肉を食べたら余りにも美味しく全てを食い尽くした。
自分の好物は魔術師の肉であると悟り、山を出て日本を周る。
人としてタブーの人肉食を行う彼女を、
神道系魔術師や
日系魔術師は強く忌避しているが。
死なせても惜しく無く、金には興味を持たずに、一般人を巻き込むような面倒は起こさず。
殺させた敵対魔術師の肉を食わせておけば大人しいので、侮蔑しつつも戦力として雇ったりしていた。
そんな刹那的な毎日の内に、彼女は魔術師として力量と妄念が強い奴ほど美味しく食べられる事が分かる。
そうして日本全国津々浦々を旅している間に、類は友を呼ぶのか様々な変人奇人と出会い仲良くなる。
対象を殺す事のみを目標として死体に興味は無い
栄紫御とは、憎まれ口を叩き合いながら殺し殺され合いをしたり、
死体を加工して生首にする
冠華霧壱とは死体の所有権を巡って、度々殺し殺され合いしながら何故か意気投合して一緒に旅するなど。
妄言を撒き散らす守音原二兎の言っている事が、何となく分かり意思疎通を行い周囲に気味悪がられたり。
宗教儀礼としての人肉食の学術研究をしていた
尼乃昂焚と出会い、一言二言の会話をした後に何故か走って逃げられたり。
そして、久しぶりに故郷に帰ってみれば、そこにあるのは一族の死体だけであった。
留守にしている間に
鬼島甲兵に一族を皆殺しにされたのが真相だが、本人は犯人探しを特にする事も無く、生きていたら何時か会えるだろうと気軽である
死体は全部食べて「家族は自分の中で生きている」ので憎しみは特に無い。
むしろ一族を一人で皆殺しにした(全ての死体に同一の刀傷が残っているので、犯人が一人だと分かっている)力量や。
どう見ても戦闘力を持たない赤子に至るまで徹底的に殺戮した執念など、とてつもない御馳走だと好ましく思っている。
その後、親友達(冠華、守音原など)が軒並み出国し必要悪の教会に入った事を知り、
対魔術師機関と言うからには、美味しい魔術師の場所をいっぱい知っているのだろうと彼女も日本を出た。
しかし異端中の異端とも言える必要悪の教会だが、やはり彼女の人肉食はそれ以上の異端であり、
イザコザを起こしつつも所属できた彼女を見る目は、とても冷たいのであった。
本人が気にしてないのが唯一の救いだが。
【特徴】身長145cm、体重36kg。
三十路を超えているのだが、異常に若々しくまだ十代前半にしか見えない。
ぼんやりとした表情に腰まで届く髪を姫カットにしている。
鬼化すると服を破いてしまい本人もお洒落に興味無いので、体に巻き付けた長い布を服と言い張っている。
【台詞】「あー……お腹減ったなぁ」
「冠華ぁ、そいつを殺したのは私よ?あんたの物じゃないのは分かってるわよね?」
「憎くは無いわよ。だって、死んだあの人達は『私の中で生きている』んだから」
「殺されても良いんだけど……その前に内臓を食べさせてくれないかしら。ダメ?脳でも良いのよ?」
【SS使用条件】じゆうに
最終更新:2012年06月21日 02:43