【名前】勘解由小路 新一十郎太（かでのこうじ しんいちじゅうろうた）
【性別】男
【所属】科学
【能力】害悪感知（マリスエーワックス）：レベル２
【能力説明】
他者が抱く害意や悪意を感知する精神系能力。
受信専門のため彼からの精神干渉や精神操作は不可能だが、
機械的なセンサーだけでは読み取れない、悪意や脅威を敏く感じとることができる。
ただし強度の問題から、全方位、店内全てをカバーできるほどの力は無く、
指向性マイクのように一定範囲、距離内にあるものを拾うのみに留まっている。
特定力そのものは少々漠然としており、被疑者集団の中から犯人だけを即座に割り出せるほどの精度は無いのだが、
直感に頼ったものではなく、能力を用いて対象から感じ取った思念に基づく感知であるため、
思い過ごしや気のせいだった、という事例は滅多に起こらず、彼が感知した予兆は高い信憑性を有する。
【概要】
娯楽の民(パラダイスセブン)に勤務する年齢不詳の男性従業員。
各ブースでの接客やバイトたちのヘルプ、受付業務や、店内掃除といった多くの庶務をこなす他、
能力を活かして、機械だけでは見抜けない不審者を発見・報告し事件を未然に防ぐのが彼最大の役目。
やや小心者であり采配力がまだ乏しいため、
マネージャーといった役職には就けないでいるが、
能力の性質から、精神系能力者による不正・イカサマに対しては特に優秀な『番犬』と化す。
従業員の中でも屈指の罰則者検挙率を誇っているが、
（とはいえ彼自身は貧弱なので、
赤浮および
斉葉や
益泉といった仲間への報告・連携で該当者を連行してもらっている）
長すぎる名前のせいでフルネームを覚えてもらえない、呼ばれることが少ないのがちょっとした悩み。
それゆえ、知人や店舗関係者らからは専ら『シンイチ』という略称で呼ばれている。
イエスマンであり、上司に臣従しているので従業員としては品行方正で評価は高い。
ちなみに彼の苗字は実在の公家・陰陽師と一致するが、同じく陰陽師として名を連ねる土御門家との関連性は不明。
【特徴】
黒髪短髪の草食系メガネな地味男。
背は低めかつ痩せ型で眉が細く、頬もこけているため男らしい印象は希薄。
性格は物静かで温厚、強度差による贔屓や差別をしない真っ当な人間であるが、押しに弱いという面も。
イマイチ風采が上がらないものの、面倒な雑用でも率先して引き受けるため、周囲から厚い信望を得ている。
【台詞】
「うーん……。角のコーナーらへんに【ホシ】が居るみたいですね。私見では【クロ】だと思います」
「残りは僕が引き受けますからお先にどうぞ。帰り道には十分気をつけてくださいね。お疲れさまでした」
「ば、爆弾ですか！？ どっ、どうしましょう！？ もしも店内で爆発なんかしたら……！」
【SS使用条件】
特になし
