【名前】大上瑞穂(おおかみ みずほ)
【性別】女
【所属】科学
【能力】血液保存(ブラッドストーカー) レベル3
【能力説明】
内外を問わず、傷に伴う出血時の血液流出を防ぐ能力。電子制御系の一種。
血球及び一部の血漿成分が生体電流により生体膜や細胞骨格に固定され、その後共有結合による安定した架橋固定を
通して血液の外部流出を防いでいる。人工的に動脈、静脈硬化を可逆的反応で引き起こすイメージである。
生体内の化学反応は断続的にではあるが可能で、6時間に及び能力を行使すると意識が朦朧とし、演算が困難となる。
また傷を受けた部分は一時的に物理的強度が増し、再度続く肉体的負荷に対する耐性を高める。回復時に強度は元に戻る。
傷口を早く修復する能力ではないので、細菌や
ウイルス,可溶性のある毒物等には一般人と同様に弱い。
他者に向けた能力使用は難易度の高い演算が続くため、現状では困難である。
【概要】
常盤台中学から
霧ヶ丘女学院に進学。高校1年生。暗部組織『
ロジック』の協力者。
章部に対して主に医療知識に関する助言を送っており、傷の深さや形状等でそれらの形成要因を凡そ解明することが出来る。
場合によっては検死も本人が行う。将来は監察医になることを望んでいる。
両親は共に由緒正しい家柄であり、貴族の礼儀作法たるものを日々学んできた。能力の問題事項である血液を媒介する伝染病に
気を付けるようになってからというもの、血液関係のみならず様々な医療知識に関心を持つようになり、
常盤台中学在籍時に専門の保険医に師事して医療現場の過酷さを目の当たりにしたのを好機とし、大上は医学の道を真剣に志すようになった。
そのため「現代のナイチンゲール」の異名を持ち、医療現場に立つ者には期待の即戦力として話題を呼んでいる。
しかし「道」を志す上で、必要な「寄り道」もあると判断し、暗部組織に身を投じる覚悟を決めた。
理由は本人の異常なまでの血液依存症にある。彼女は生きている他人の、または自分の血液が流れる、滴るのを見るのに嫌悪感を示すのである。
この症状を改善する上で、精神的に自分を追い詰めていくことこそが症状克服や能力の発展に繋がると考えた。
また能力者のDNAマップ流出を防ぐための研究がなされる中で、彼女の能力は今最も注目視されている。
というのも能力開発当初に行われた健康診断の際、彼女の血液からはDNA情報を含む物質を採取できなかったことが判明したためである。
このことが切欠となり、以前まで
木原濾過が務めていた研究施設において、能力の研究が盛んに行われるようになった。
【特徴】
身長170㎝,体重51㎏。私服は軍用に用いられるポンチョをモチーフにした白衣姿であり、
緊急時にはこれを包帯代わりにしたり、担架として利用できる。勿論レインコートとしても利用可能。
日本人とイギリス人のハーフであり、金髪パッツンで鳶色の瞳。肌は透き通るような白さで、しなやかな体躯を持ち、女性が羨む女性像である。
顔も日本の一般女性と比較して割と整っている方であり、胸のサイズはDカップとほとんど隙のない外見。
また「乙女の感(という名の天然)」で事件の核心に迫る発言をすることが多く、彼女が何の気なしに言ったことが新たなフラグに
直結する場合が多いのだが、メンバーの気には留められることなく、解決後に誰かがふと思い出すどうかといった程度である。
【台詞】
※本人に自覚はないのだが、神経に触る物言いが目立つ。一人称はボク。
「死人に口無し?ノンノン、死人にだって口ぐらいありますよー。」
「血は流れてるから血なのであってー、流れ落ちればそれはもう血ではありませーん。勿体ないですぅ。」
「余命宣告と同じようなものですよー。誰にも未来なんて分からないのですぅ。よってボクは無実でーす。」
【SS使用条件】
特に無し(非戦闘要員です)
最終更新:2012年11月07日 22:18