【名前】ドミトリー
【性別】男
【所属】魔術
【能力説明】
北欧神話に登場する竜、ファフニールの特徴を得ている。
ファフニールは元々が人間の魔術師であり
彼を討伐したシグルズが血液を被り不死身になり、心臓を食べて誰よりも賢くなった伝承から
心臓こそがファフニールの力の源として、自身の心臓を魔術的に改造。現在の姿となった。

能力は以下の通り。

攻撃力:トラックを片手で投げ飛ばし、殴りつけたコンクリートが粉になる怪力を持つ。
    爪の切れ味は生半可な名刀を凌駕する、人体を切り付けると数秒遅れて血が吹き出る程。
    牙持つ口では、鋼鉄の塊もカステラのように噛み砕き咀嚼できる。

防御力:全身を覆った鱗は非常に堅牢。機関砲の連射をくらいながら平気で動ける。
    戦車砲を0距離でくらって、ようやく鱗が一枚剥げる程度。

素早さ:野生の動物を凌駕する速度で動き回る。新幹線を追い抜く速度を維持したまま、数時間に渡って疾駆できる。
    反応や思考速度も早く、攻撃が自分に届くまでに0.03秒もあれば、数通りの反撃を考えられ、それを実行に移せる。
    背中の翼で飛行は出来ないが、グライダーのように空を滑空できる。

毒息:ファフニールの猛毒の息。深く深呼吸をして吐き出すと前方50mまで届く。
   この息は、樹齢数百年の大木も一瞬で腐り落ちる程の毒性を持つ。

特殊能力:血を舐めたシグルズが獣の言語を理解できた事から、ドミトリーも獣の声をある程度は理解できるのだが。
     獣の声を理解できるとは言っても、その全てを解する事は出来ない。
     例えば、自動車が通ったのを見た獣の声を聞いたとすると。
     「大きくて何か速い動物が、ここを通り過ぎた」なんて具合になる。

血液:神話や英雄譚の竜の血を被った人間は不死身になり。
   どの神話でも、永遠の命をもたらす水や食物を横取りした蛇が不死身を象徴する事から。
   その伝承を取り入れている彼の血は、負傷を超高速で常時修復している。
   向こうの景色が見える大穴が体に開いたり、手足が千切れたり、内臓の大半が微塵に刻まれたりしても、10秒足らずで治癒する。

弱点:伝承のファフニールの弱点でもある腹部、そこだけは鱗に覆われていない。
   竜を討伐した伝承を持つ霊装・魔術に弱い。
   体が超高速で修復するとは言っても。
   体内の血液だけは元の量に戻らないので、負傷し続けると出血多量で昏倒、悪ければ死ぬ。
   更に脳と心臓だけは即時再生も無く、潰されると死ぬ。
   自身に不可逆的な改造を施しており、真っ当な姿に戻る事は不可能に近い。
   魔術に通じていれば、外見を見ただけで魔術師だとすぐ分かり、北欧神話に詳しければ弱点も即バレする。

【概要】三十を幾らか超えた程度のフリーの北欧魔術師。
    時代から完全に取り残されるも、長い歴史はあるから他を見下す、プライドだけは未だに高い魔術結社の一員に生まれ育つ。
    その魔術結社の歪んだ自尊心に毒される事は無かったが。
   「人間以上になれるなら、人間の形なんて捨て去っても構わないだろう」と言う思想を別に持ってしまった男。
    その思想を魔術結社で説いて広めようとしたが、受け入れられる事は無く。
    積み重ねた技により自身の完全な異形化を果たした頃には、彼の異常性は付いていけないレベルで高まっており。
    所属していた人は一人抜け二人抜け、魔術結社は分解してしまった。のだが、彼はそれを気にする事なく魔道を進み続けている。

    戦闘力も高いが、人体を改造する魔術の業も高いレベルで持ち合わせている。
    特に世界各地の竜に纏わる伝承を用い人体を改造する術が得意。

    性格は穏やかと言えば良いのだが、他人が何で不自由な人の体をしたままでいるのか本気で分からない男。
    体に障害を持つ人や、短身矮躯の人間を見ると、100%の善意で身体改造を施そうとする困ったちゃん。
    『人形工房』のオーヴェ=ヤーデルートとは技術交流をする間柄であり。
    もっと強くなれるから人の姿を完全に捨てたらどうかと(ドミトリーの善意で)、カイ=ワーグナーを改造しようと付け狙う。
    必要悪の教会にも竜の伝承を用い、人体を改造した男(冠華供琥を改造した冠華霧壱)が居ると聞き接触をしようともしている。

    夢は「完全に弱点が無く、ありとあらゆる面で神話の幻獣を超越した生物の創造」。
    それを成し遂げたら、それを基にして己の体を更に改造する事を予定している。

【特徴】
蛇の瞳孔を持ち、全身が赤黒い鱗に覆われた体の男性。
身長2m10cm、体重180kg。恐竜のような爪が生えた妙に長い手足を持つ。

通常時は裸の上に、足元にまで届く、かなり丈の長いコートで全身を隠しており、顔は黒布で覆っている。
翼があるので、背中側が怪しい程に膨らんでいる。
合う靴が無いので裸足、戦闘時はコートを脱ぎ、四足で動く。

大食い。料理の味には拘らず何でも食べれる。赤と黒が入り混じった泥と形容されるような、冒涜的創作料理も不満を言わずに完食できる。
日常では、その辺の山から野生動物を捕まえて丸齧りしている。

【台詞】くぐもって聞き取り難い声を出し、切れ切れに言葉を放つ。
    「大丈夫、上手く処置、できるよ。俺は、失敗しない、からさ」
    「俺の、この身体が、教えるんだ。君には、負けないって、言ってる、んだよ」
    「お、おおお、おおぉぉぉぉぉ!」
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最終更新:2012年12月05日 15:57