【名前】アリス=トワイニング、アルベルト=トワイニング
【性別】不詳
【所属】科学
【能力】一人二役(デュアルロール)Level4
【能力説明】
『外傷性能力者開発計画』によって誕生した特異能力。使用者と“異なる人格を持った分身”を生み出す能力。
精神感応によって視覚と聴覚に干渉し分身を見せる能力だが、分身は本体とは“異なる人格”“異なる思考パターン”を持ち、
本体の制御下から外れ 状況に応じて「自ら判断して行動する」。
能力開発実験の影響によりアリス(女)とアルベルト(男,以下アル)という複数の人格が生まれたことによる、イレギュラー的能力。
実験を受ける前の主人格は完全に消失しており、自身を二人の人間であると認識している。
効果範囲は本体を中心とした半径118m、分身が効果範囲から抜けた場合も能力が解除される。
効果対象数は最低でも20人以上(能力測定に携わった人数)。効果範囲内であれば無制限であるとする意見もある。
分身に実体は無いが、聴覚干渉により声や足音が存在する。視覚干渉も相当なもので 通常ならば簡略化されがちな“影”まで完璧に再現している。
能力使用時の人格が現れる分身の人格に反映され、本体がアリスの状態であれば分身にアルの人格が現れ、アルの状態であればアリスの人格が現れる。
分身が出ている最中でも人格を入れ替えることができ、本体(アリス)分身(アル)だったものを 次の瞬間には本体(アル)分身(アリス)に入れ替えることができる。
能力の性質上、相手に直接攻撃できるのは本体だけだが、上記のような入れ替わりや“分身によるブラフの攻撃”によってかく乱する事が可能である。
また、基本的には本体分身共に攻撃を回避するが、攻撃された際には分身も無意識に防御やリアクションを取る。
その為、直接触る以外の手段で本体と分身を見分けるのは非常に困難であり、「二人を同時に攻撃する」以外に確実なダメージを与えられる手段は存在しない。
互いに別人格である為、会話したり喧嘩をすることもある。
戦闘時にはHsHFB-03(高周波ブレード)とサブマシンガンを使用する。
【概要】
地下研究施設“
CHILD”の被験能力者幹部。『外傷性能力者開発計画』により誕生した4人の特異能力者の一人。
元々は置き去りであり、実験に参加させられた身寄りのない子供達の一人だった。
実験開始前は口数の少ない子供だったが、実験開始一週間前後から人格が豹変、元の性別とは異なる口調で話し、
明らかな記憶の欠落が見られたため解離性同一性障害(多重人格)ではないかと判断された。
後日、また新たな人格が発生し、こちらは前日に出現した人格とは異なる性別であることが発覚。これによって一人の身体に主人格と男女二つの人格が存在することになった。
これを受けて施設長である
木原黄泉は“主人格の完全な破壊”を決行。元の人格を完全に奪うことでイレギュラーな能力の発現を促した。
結果として“一人二役(デュアルロール)”という非常に珍しい能力を発現し、CHILDの被験能力者幹部となった。
因みに姓の「トワイニング」は実験後に組織から与えられたものであり、本来の姓ではない。
普段から“二人で話したい”という理由で能力を使用することが多いが、研究者達から「脳の負担になる」として控えるように言われている。
しかし我慢できずに隠れてこっそり使用することもしばしばである。
「お前」や「こいつ」といった単数形で呼ばれることを嫌い、食器や日用品もしっかり二人分用意している。
実験に対してはあまり関心がないらしく、
被験者達を「かわいそー」等と言うこともあるが果てしなく棒読みである。
本来であれば実験の内容がトラウマになりそうなものだが、主人格が消失したことと 実験の苦しみを「二つの人格で分け合った」ことでそこまでの後遺症は残らなかった。
CHILDや木原黄泉のことを全く恨んでいる様子はなく、むしろ「二人を引き合わせるきっかけをくれた存在」として感謝の念まで抱いている。
人格が変化しても姿は変わらないため多くの施設関係者が“アリス”と“アル”を間違えるが、木原黄泉だけはどちらの人格であるか瞬時に察知できる。
実験によって両足を失い、局部は去勢されている。
両足は機械義肢となったが、去勢に関してはどのような処置がなされたか記録が残っていない。処置を施した木原黄泉以外にそれを知りえる者は誰も居ない。
【特徴】
身長150cm前後、年齢は不詳だが中学2,3年生程度の外見。薄い金髪、肩にギリギリ届かないくらいのストレート。青眼。
中性的な顔つきで、男と言われれば男だが女と言われれば女に見える。華奢な体格がよりいっそう男女の区別を付きにくくしている。
男女両方の服を所持しているが、分身した際にはどちらも同じ服装になる為 兼用の物を着る場合が多い。
戦闘時には駆動鎧を着用。木原黄泉同様、義肢である両足は駆動鎧から露出した状態になっている。
【台詞】
一人称はアリスが「私」でアルが「僕」。分身していない状態では一人称が「私たち」または「僕たち」になる。互いの呼称は名前(アリスorアル)。
二人称は相手によって変わるが、基本的には名前+敬称か「貴方」もしくは「君」になる。
お互いに同じ台詞を同時に喋ることがある。
「だから僕はアルベルトだって……。何度アリスと間違えれば気が済むんだい?」
「ごめんなさい、今アルはお昼寝中なの。もう少しすれば起きてくるはずだから、その時にまた……ね?」
「ねぇねぇアリス、あいつ僕たちを倒すつもりみたいだよ?」「あらあらなんて身の程知らずなおバカさんなのかしら♪」
「たとえ触れられなくてもアリスは確かにここに“居る”よ」「アルだって同じことよ。触れられなくたってお互いに別の心が、魂があるの」
「実験を恨んでなんていないさ」「だってこうして二人めぐり合うことができたんだもの」「「ねーー♪」」
「私たちは貴方とは違うわ」「僕らは誰よりも近く、強い絆で結ばれた“二人”なんだよ」「「だから“たった一人”のお前じゃ絶対に勝てない」」
【SS使用条件】
性別は最後まであやふやな感じで
それ以外は特になし
最終更新:2013年01月09日 13:00