【名前】枠付繊弱(わくつき ひわず)
【性別】女
【所属】科学/暗部
【能力】細菌培養(カルチャーバクテリア)レベル3
    軍用高性能義体及び補助兵装(サイドアーム)

【能力説明】
体内に様々な種類の細菌を培養する能力。吐息から空気中に散布することが可能。既に数万種類の細菌を培養している。
共存関係にあるため、一定数を超えない限り、免疫反応は行われず、また細菌も宿主に害を及ぼさない。
ただ培養のために必要な栄養を常に補給しなければならない。
また、培養するためには細菌を弱毒処理した状態で体内に入れる必要があり、その際には発症のリスクが少なからず伴う。
共存関係が確立し、安全に培養できるようになるまで一週間程度要する。

:主力兵装(メインアーム)
『軍用高性能義体』
人工眼球、形状記憶合金による人工骨格、カーボン製強化筋肉、防弾皮膚等によって身体の大半が義体に置換されており、生体電気による制御で駆動する。
培養している細菌によって有機的に成長するため、他の義体技術と比べて維持の手間がかかりにくい。
10本のアームクローが背中に格納され、必要な時にパラボラ状に展開し、予め受信側の機械に登録した周波数帯の電波を送信することで遠隔制御できる。
また展開中は電気的ハッキングを防ぐ電磁防壁や指向性電磁波レーダーとしても機能する。
30m下への着地、15m距離の幅跳び、10mの高跳びなど高い運動性能を誇る。
補助兵装を外付けすることで武装化した義体兵士となる。

:補助兵装(サイドアーム)
『マグネティックフルイド』
小型狙撃用特殊リニアガン。高質量マグネタイトや磁性タングステンなどの強磁性微粒子を界面活性剤でコーティングし、
ベース液に溶かした磁性流体を発射弾体とする。磁性流体はバッテリーと一体化したカプセルに充填され、1回の装填で10回の発射が可能。
「仮設延長磁界銃身」によって銃口先端から約1m付近まで瞬間的に電磁加速帯を放出させる事で、銃口外における弾体加速をも可能とした。
着弾時はその質量と加速度によって、液状とは思えない破壊力を発揮する。
最大の特徴として、「着弾点補正機能」がある。計測、ロック後、発射時に、
銃本体のレーザーセミアクティブ誘導装置によって対象への広域レーザー照射による特有反射波を受信しロック、
フレアーや赤外線デコイを放つ相手に対し、様々な条件で確実に着弾させる機能。
磁性流体ならではの性能で、計測によって得た情報を飛翔体内のナノ端末に送信、電磁誘導も含め、順次変形させる事で軌道を修正させ、
自己推進能力の無い飛翔体に追尾機能を持たせるに至った。
本体からの操作範囲は常温、無風の環境下で約500m、用途としては中距離の高精度狙撃に効果を発揮する。
着弾までに妨害されても、多少の角度ならば飛沫全てが意志を持つように対象へと直撃する。
さらに、この機能は「方向がある程度重なっていれば」という条件で同時に最大3体までの対象に有効で、
3体をロック後、一回の発射で分離した磁性流体によって3体同時に着弾させる事が可能。
当然ながら弾体質量は各自3分の1である。 専用スコープを標準装備し、銃のサイズ自体が小さく、発射音も少ない為、人質奪還等にも適している。
学院の補助装置としては非登録。

『セットスクエア』
「三角定規」の名を持つ、80cm程くらいの中型近接汎用武器。
全体の大半を占める長いグリップとは角度の違うブレードは直線的で鋭い形状を持ちつつ、引き寄せるような先端に威力が集中する設計になっており、
背部のハンマーに内蔵された浮動インゴットによって殴打方向、斬撃方向への反動を相殺し、さらにブレード自体による軌道安定化の効果もあり、
無駄のない応力で斬効果を発揮し、その破壊力は対象を選ばない。
ブレードの根元には対多方向ガードセレーションが設けられ、3次元の凸凹により相手の刃を確実に受け止める。 斬撃機能から打撃機能に形状を変更することができる。
それぞれ高い打撃、斬撃効果をコンパクトに扱いやすく纏めている。

『クレイジーギフト』
小型非炸裂SAM。弾倉式で6連発が可能。携行SAMにしては珍しい非炸裂弾頭を装填する。
着弾しても炸裂せず、その速度と質量による威力で対象を突き貫く「追う弾丸」。
本体にレーザーセミアクティブ誘導装置を内蔵し、対象への広域レーザー照射による特有反射波を受信しロック、
本体の折り畳み式の液晶モニターに投影、さらにベリリウム窓X線検出器によって動体コントラストを明確にし、
フレアーや赤外線デコイを放つ相手に対し、様々な条件で確実に追尾していく。
弾頭はタングステン被甲された鋼芯のメタルジャケットで、対空、対地における対装甲攻撃が可能。
本体は強化プラスチックや高品位アルミで形成され、高い精度、剛性を外見の割に軽量なまま維持出来る。
市街地等の爆発による二次被害が懸念される場所でも対象車両、高速移動体部位のみを確実に撃ち抜く正確さと対戦車ライフル弾を上回る質量威力は、
爆発を犠牲にした超音速に裏付けられ、逃れられない暴威となる。
学院の補助装置としては非登録。

『ゲジゲジ君』
ゲジゲジをモデルとした自律ロボットであり、義体のメンテナンス、洗浄や情報収集の眼となるほか、彼女の愛玩として看做されている。
数十匹単位で運用している模様で、軽量なボディーと無数の脚で自動車より高速に移動するほか、電子回路を切断、接合する工作機能も持つ。

【概要】
明知中等教育学院一年一部に属する。
幼少時にアレルギー抑制研究や感染症治療に寄与する研究のためにDNAマップを提供した関係で、
チャイルドエラーの中でも手厚く保護されており、研究者に連れ出されて実験見学も行っていたほどであった。
それに飽き足らず、伝手で木原乖離がかつて主導した「軍用高性能義体製造計画」の第一号被験者となった。
能力自体は戦闘向きではないが、義体性能と登録した補助兵装(サイドアーム)を駆使して高速近接戦闘を行い、
相性次第で大能力者をも短期戦で封じるそのスタイルから「初見殺し」と称される実力者。
保有する能力の危険性から普段は対バイオテロ仕様のクリーンルームがある特別教室に隔離されており、一時的に能力を抑制する薬物を摂取している時だけ「外出」が許される。
補助兵装(サイドアーム)は暗部の武器商人と契約し、非殺傷性に限らず携帯可能なあらゆる兵装を入手できる環境にある。
木原乖離に対し、一方的な偏愛を寄せており、「暴走能力の意図的な発動実験」を潰し、彼に元の計画をやり直させることを目的に傭兵として介入している。
自傷癖があり、やや精神面に病を抱えている。
栄養補給が欠かせず、大食い。特に甘味が大好物で「ココアシガレット」を携帯食にしている。

【特徴】
身長145㎝、体重40㎏、胸は年相応。
セミロングのもさもさっとした黒髪、赤い義眼を持つ。黒の肩紐ワンピースを着用する。背中はアームクローが展開できるよう開いている。
右手にリストカットの跡が残り、包帯を巻く。

【台詞】
傍若無人な口調が多い。一人称は私。二人称は~君、または~さんと呼ぶ。
「タコ野郎、その成りで手も足も出ないとか、マジ笑えるぅ~。」
「コソコソ嗅ぎまわってんじゃねえぞ。 おい、クソムシ聞いてんのかな?」
「あー、乖離君? 何しに来たかって? 決まってるでしょ、そんなの。・・・二人の絆を確かめにですわあ」
「私のこの義体も、思考パターンも、戦闘スタイルも、全部、師匠(乖離)の愛の結晶なんだけどさ、しっかり受け止めてくれるよね?」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2013年05月17日 22:57