【名前】
才識愛嬢(さいしき あいじょう)
【性別】
女
【所属】
科学/
ブランチ
【能力】
集電能力(パンタグラフ) レベル3
【能力説明】
自分の周囲に存在する電気(電子)を吸収し、再放電する電気操作能力。
一度に集められる電気は10万ボルトほどだが、再放電する出力は5万ボルト程度になっている。
電撃の槍を起こすことや砂鉄操作は無理だが、金属製品を磁力で引き寄せたりすることはできる。
表向きは上のような能力として書庫には登録されているものの、
彼女が最も得意とするのは電気的な情報ネットワークへの干渉であり、並列作業で10台もの遠隔操作機械に複数コマンドを送りこむことができる。
これは自身の集配電能力を電気信号の送受信に置き換えて発揮しているからである、さらにある程度端的なコマンドを作成し、起動させる。
ブランチでは主に遠隔操作兵器運用と本拠のシステムエンジニアに特化し、自身は本拠からはほぼ動かない。
【概要】
明知中等教育学院1年生で、
光真小学校卒業生である。
見た目の幼さから愛されキャラとして認知されており、特に同系統の
本多光嗣からは目を掛けられている。
本人もレベル4という能力以外にも行動力という面で彼に興味を抱いている。
苛められるといった経験はあるが、上のように守ってくれる人+懇意で提供された補助装置を山ほど使って退治する。
情報処理部分で成長著しくレベル4まで成長する可能性を見出されており、
霧ヶ丘女学院と長点上機学園というエリート高校二校に目を付けられている。
そうしたことからか彼女を予定通り「いいところ」に進学させたい明知の指導教員にもやはり愛されている。
裏事情から小学校時代に暗部に組み込まれ、ブランチに配属された。
自らを「職業体験学習」という名目で引きずりこんだ元凶である壮年の研究者を「パパ」と呼び、非常に慕っている。
ブランチの構成メンバー全体を「家族(年上の女メンバーをお姉ちゃん、パパ以外の男をお兄ちゃんと呼ぶ)」と規定し、それに害なす敵には徹底的に抵抗する。
外部から雇われた人間にさえ、愛情を向けられれば思慕を示してしまう。但し、騙っても本能的にバレる。
裏事情
電撃より電気的な情報操作に目覚めたのは光真小学校時代に行った「職業体験学習」が原因であり、
もともと示していた情報処理の能力適性に注目し、身寄りのないチャイルドエラーであったのをいいことに
職業体験生として受け入れたとある情報処理専門の研究施設が彼女に無断で学習装置を受けさせ、
高度な情報処理技術を獲得させたためである。
連携していた学園都市内のIT企業が関わっているとされ、暗部として上層部判断で隠蔽処理された結果、体験中の事故として記録された。
情報処理に特化したものの、その分他の人格成長が著しく遅延し、低い精神思考と言動しか使えなくなってしまった。非常に純粋で無邪気。
また電気を直接送り込むためには端末まで有線を通す必要(そこから無線で飛ばすことは可能)がある。
【特徴】
中一より幼く体躯が小さい儚げな少女。茶髪セミロング。
常に電気を集めてしまう体質らしく、髪は静電気でぱちぱちしている。
外出機会が少ないため、ファンシーな絵柄パジャマ姿が多く、そればかりではいけないとメンバーにより強制コスプレを敢行される。
柄島の服装指導によって向上しつつはある。
【台詞】
年不相応な幼い口調が目立つ。機械を触っている時は性格が変化し、口調が硬く、端的な命令口調になる。
家族や親しい相手(愛情を向けてくれる相手)を性別に応じ、~お姉ちゃん、お兄ちゃんと呼称。
「ねえねえ、蒔絵お姉ちゃん。『パパ』はいつ帰ってくるの?」
「わたしはしっかり者だから、『家族』との約束はちゃんと守る!」
「・・・街路カメラC、B、Dポイントに敵性確認。目標は5人のスキルアウト、武装所持。無力化のため『隊列アリ』にコマンドを送ります。・・・“PM2:00に目標の周囲に展開し、殲滅射撃(DoA≪デッド・オア・アライブ≫)を実行しなさい“」
「お願い、お兄ちゃん! 死なないで! ・・・わたし、何でもするからぁぁ....。(メンバーが怪我して帰ってきたとき)」
【SS使用条件】
ブランチ内のマスコット兼後方支援キャラです。パパ役募集。
装備群
『Troop_Ants (隊列アリ)』ユニット数2
半自律式の戦闘装甲車で、電動。大きさは馬場の使うT:GD並み。
主に護送車両に5~10体くらいの群れ(ユニット)で随伴して警戒行動を行う存在として使われる。
形状はアリを模し、頭(平たい)、胴、腹の三対を球形関節で繋ぎとめている。
あらゆる関節が自由に動き、一本の足を軸に急速回転するなど死角が少ない。
分かりやすく触角(通信用)が二本生えているが、一本は予備。電子頭脳は胴体部分に存在。
頭の正面装甲ならガトリング砲、側面でもライフル銃程度なら跳ね返す外殻合金装甲を持ち、
六本脚の部分に車輪を装着しており、歩行と車輪走行の二
パターンで自走する。
歩行パターンなら縦横走行が可能。脚は瞬発的に10mジャンプしたり、パ ラシュートを装備し、上空から落下傘させても身軽に着地する軽快さがある。
脚は取り付けが簡単で破壊されても仲間のアリが予備を取りつける作業で即復旧することができる。
頭に摩擦弾頭(フレイムクラッシュ)を装填するガトリング砲、背、脚の部分にガス圧力式散弾銃が装備され、対空対地攻撃能力を備える。
簡易な敵味方識別装置、人間が固有に持つ臭気を検知する装置ほか、
赤外線、電磁波レーダー、高解像度光学カメラ(10㎞先くらいの望遠)を用い、周囲のアリの情報共有によって索敵し、随時情報を巣へ集積する。
それらビックデーターを下に巣にいる女王アリ側の才識が解析し、随時作戦能力をアップデートしている。
骨格や歩行パターンなどの特徴を一度集積すれば、特定 対象を検索しながら追走することもできる。
逐一女王アリが個々の戦術まで指示するのは手間がかかるため、個々の車体の中で一体だけ隊長アリを用意し、全体作戦を簡易に解釈させて隊列を指揮する。
『Bullet_Ants(弾丸アリ)』
数センチサイズの小型ロボットで、隊列アリから射出される子機。
頭の部分は鋭く削るような合金製で強化され、
目標建物に撃ちこまれて、更に酸及びコンクリートを砕き、鉄筋をも切断する強力な顎を駆使して掘削しながら内部区域に進入する。
情報収集のための偵察のほか、獲物に取付く鋭い爪と顎を使って近接攻撃、口から弾丸を射出するなど対人戦闘ができる。
機密隠蔽のため、捕獲されると自爆する。
『Winged Ants(羽アリ)』
弾丸アリと別種の子機。
装甲を可能な限り薄くし、軽量化。背中の四枚の羽根が高速振動し、上昇と推力を行って時速300㎞で飛行。
レーダーとカメラによる偵察機能を主とし、追跡用GPSマーカー粘弾を搭載する。
任務を終えると母機となる隊列アリに帰還する。
最終更新:2013年05月30日 22:26