【名前】細波朝夜(さざなみ ともよ)
【性別】女
【所属】科学
【能力】思念解放(リインカーネイション) レベル3
【能力説明】
触れた物体や自分の周囲(3.2m)の大気中に存在する思念を観測・操作する能力。思念使い(マテリアライズ)の亜種。
この能力の最大の特徴は、ある物体に存在していた思念の、別の物体への移動や完全な消去を可能としている点である。
観測による持主の特定も可能だが、大気中に存在している思念を読み取る場合、その持主を特定することは事実上不可能。
また上記の応用で物体間の思念伝達を遮断することができ、念能力を介しての情報伝達の妨害や改竄が可能。
能力の呼称について、能力発現当初に転生を可能とする能力として研究者の間で考察されていたことが関係している。
しかし人間を含む生物を対象とする場合、「その生死を問わず」対象の持つ思念の別個体への移動は遂に実現されなかった。
これについては能力の強度と生死に対する彼女の誤認識が主な原因と推察されているが、科学的な論証は未だなされていない。
【概要】
葵葉中学付属高等学校出身。高校2年生。
秡川渡利の恋人。元風紀委員。
柵川中学を卒業。学園都市に支部を持つ、女性限定の私塾「東陽塾」の門下生。また次期監督生に立候補を表明している。
品行方正で自らの過ちを素直に受け止める性格。人間の汚く醜い部分を含む自分も自分の一部として認識している。
更に情報の表と裏を正確に捉えて吟味することのできる人物であり、巧みな弁舌と確かな実績で人々に信頼感を持たせている。
また与えられた責務を全うするという強い使命感を持ち、逆境に果敢に挑もうとする人々を心より尊敬し、応援している。
文武両道に長けた女性の育成をも目的とする東陽塾において、彼女は弓術に秀でており、その他の武術にも一応の心得がある。
茶道や生花、俳句等でも技術と知識の面で指南役と互角以上に渡り合うことができる。
しかし一分野で他者の追随を許さない圧倒的な才能を持った他の門下生や現在の監督生3人と比較して若干見劣りする。
総合的には監督生になる素質を十分に備えている。
霜北沢学園で水泳部のマネージャを務めている
細波円夏は朝夜の従妹にあたり、円夏の不幸な境遇に対して同情している。
そのため第七学区の『
恵みの大地(デーメテール)』で度々朝夜の親友を交えてお茶会をする機会を作っては、
自分以外の人間にも自然な笑顔を見せたりするなど、彼女が他人に心を開いていけるように尽力している。
秡川とはスキルアウトの「能力者狩り」の際に窮地を救ってもらったことがキッカケで交際関係を持つようになる。
その後は進路を合わせる等して彼女の方から歩み寄り、恋愛では不器用な秡川を毎回リードしている。
他者に対して只々正論を吐く彼の意外な側面を誰よりも熟知しており、彼の前で後輩達にその事を教えることもある。
【特徴】
身長169㎝,体重49㎏。亜麻色の長髪。黒い瞳。あと少し(胸が)成長すればモデルのような体型になる。
葵葉の制服がよく似合う。また容姿は「凛々しい」の一言で細かな説明は一切要らないとさえ言われている。
実際に彼女は異性よりも同性に好かれるタイプであり、秡川以外に男友達が案外少ないらしい。
【台詞】
「円夏。貴女の夢、またいつか聞かせてね」
「ああ見えて結構気にしてるのよ。周りが女ばかりで私に隠れて浮気してるように見えるからってね。
まぁ仮に事実ならば私がキッチリお灸を据えておくから。…フフフ、今後は遠慮なく私に相談してねー」
「日和見主義は捨て去りましょう。ここは学園都市。230万人に及ぶ、我々学生の街です」
【SS使用条件】
特に無し
最終更新:2013年10月23日 22:56