【名前】弥生=アップヒル(Yayoi_Uphill)
【性別】女
【所属】魔術
【能力】御伽草子『鈴鹿の草子』などに描かれる伝説上の女性、『鈴鹿御前』の伝承を基にした魔術
【能力説明】
自己の肉体と装備品を合わせて『鈴鹿御前』に見立てる事で、『鈴鹿御前』の伝承を基にした様々な加護を得る事が出来る。
英雄『田村の将軍』に剣を投げられても少しも動じず、厳物造りの太刀を抜いて投げ合わせた武勇から、常人を遥かに凌ぐ身体能力を発揮する。
『大通連』『小通連』『顕明連』
『鈴鹿御前』が所有していたとされる三振りの宝剣をそれぞれ模した霊装。
『大通連』は文殊の智剣とされる三尺一寸の厳物造りの太刀で、智慧の加護を授かる事が出来、戦闘時の高速思考や相手の術式の逆算など頭脳戦にも応用が利く。
『顕明連』は朝日に当てれば三千大千世界を見通す事が出来るとされ、水晶の刀身を光に翳す事により千里眼のように半径3㎞以内の光景を視る事が可能。脆いので剣戟には向かない。
『小通連』については伝承に詳細が残っていない為、上記の剣合わせの逸話を基に『飛び道具』を自動迎撃する小太刀としての機能を設定している。
【概要】
必要悪の教会』に所属するイギリス国籍の魔術師。魔法名は『Excedere500(乗り越える意志をこの胸に)』。
父がイギリス人、母が日本人のハーフで生まれも育ちも生粋のロンドンっ子だが、母の祖国である日本への憧れを抱いている。
大の日本通を自称し女子寮の自室は和風で統一されている。床は当然の如く畳、だが未だに正座が苦手で良く意地を張っては後で猛烈に後悔している。
『必要悪の教会』の同僚に橘飛鳥という2つ年下の彼氏がおり、関係は良好。コンビで任務に当たったり、休日はデートに誘ったりと積極的である。
憧れの日本から渡英してきた少年の指導係として交流を重ねていく内に次第に惹かれて行き、最後はプロポーズ染みた猛アタックで口説き落とした逸話を持つ肉食系女子だったりする。
なので橘のややヘタレた性格には常々やきもきしており、度々「この甲斐性無しーッ!」と叫びながら真剣の痴話喧嘩を繰り広げている。
同じく『必要悪の教会』に所属する厳格な父親とは思春期の頃から何かと反発しており、『必要悪の教会』に入ると同時に実家を飛び出して以来、冷戦中である。
本心ではいつまでも子供扱いしてほしくない、父親に認めてもらいたいという気持ちの裏返しなのだが、半ば意地になってしまっている為に和解は難しいと思われる。
一方で、一般人の母親とは今でもちょくちょく会っており、日本の話を聞いたり橘との惚気話で盛り上がったり、魔術の世界など関係ない『普通の親子』という繋がりを心地よく感じている。
橘の来歴については感づいているものの、自分が知っているくらいなら『上』も当然把握している、それでお咎め無しなのだから泳がしているのだろうと判断し、追及しようとはしていない。
もし橘が教会から追われる身になった時は、迷わず出奔(駆け落ち)する覚悟でいる。しかし彼の抱えるトラウマについてはどう触れていいのか分からず、気付いていながら何もしない自分を恨めしく思っている。
【特徴】
20歳という年齢よりも幼い印象を与える風貌。西洋人を絵に描いたような金髪碧眼で、大和撫子に憧れる彼女が父親に反発する一因になっている。
スタイルが良く、身長は橘と同じくらい。胸の大きさについては服装の都合で分かりづらいが、彼氏曰く「脱いだら凄いタイプ」であるとの事。
地毛の金髪をショートヘアにして、その上に日本人形のような黒髪ロングのエクステを付けている。これは術式の構成要素の一つでもある為ある意味霊装だとも言える。
出来るだけ薄地で色とりどりの服を重ね着して十二単の象徴とし、緋袴を模した真紅のサブリナパンツを穿いて、腰には三振りの宝剣を佩く。
【台詞】
日本人の母親から日本語を教わっているのでネイティブ同様に話せる。しかし漫画やアニメの影響から大和撫子には程遠いフランクな口調になっている。
「私も、アスカと恋人同士になれて本当に幸せだと思ってるよ。でも……さ、もうちょっとしっかりして欲しいっていうか。ちゃんと私をリードしてよ、この甲斐性無しーッ!!」
「ママ聞いてよ! またアイツがアスカをいびり倒してたのよ!! ま、まぁ私のアスカはあれくらいで音をあげたりしないんだけど。ふんっ、さっさと認めろってのよ。アスカの事も……、私の事も」
「我が身に宿すは『田村の将軍』と渡り合った『鈴鹿の鬼姫』の神通力。女だからって見縊らないでよね、その首が飛んでから後悔したって……遅いのよ――ッッ!!」
「『Excedere500(乗り越える意志をこの胸に)』。こんな所じゃ止まれないのよ、このままじゃ終われないのよ! アイツに追い付くまでは、絶対に――ッッ!!」
【SS使用条件】
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最終更新:2016年02月10日 04:23