【名前】夕雅暮時(ゆうが くれどき)
【性別】男
【所属】科学
【能力】遷移起爆(セカンドフェイズ):レベル4
【能力説明】
水分子を収集し、水素と酸素に分解した後に各一点へ集中させ燃焼させる能力。水流操作や大気操作の領域を含むが分類としては現在の所発火能力の一種と捉えられている。
気体である水蒸気に関しては接触せずに収集できるが水分子を含む液体及び固体の場合は接触する必要がある。
水蒸気を収集できる範囲は半径700mと広大だが、後述する集中ポイントの設置範囲は収集範囲の3分の1未満である半径200m内となる。ポイント設置数は大きさにもよるが最大で100個。
他系統と被る領域についての詳細と差別化は下記の通り。
遷移起爆では、水分子操作は『収集』と『分解』のみに限られる。接触不要の水蒸気は夕雅の近くに集め、接触要の液体・固体は体に付着させた上で水素と酸素に『分解』する。
遷移起爆では、水分子を水素と酸素に分解した後予め定めたポイントに集中させる事しかできない。集中後燃焼するかしないかは夕雅の自由。
通常の酸素や水素を操作する事は不可能だが、“能力で分解した水素と酸素は『集中』から逸脱しない限り”は操作できる。
燃焼の威力・持続時間は集中させる酸素と水素に依存するため同レベルの発火能力者に比べるとどうしても劣る部分が出て来る。
しかし、限定的ながら操作できる酸素を使った無酸素空間内での活動や発火能力者が生み出した火炎へ水素を集中させて制御許容範囲を超過させたり、
水流操作による攻撃を防御できる等従来の発火能力者にはできない芸当をこなす事ができる。ようは、当人の手腕に依る部分が大きい癖の強い能力と言える。
【概要】
エリート校が立ち並ぶ学区に存在する
白帝学園らしいエリート高校1年生。
光真小学校卒業後白帝学園の門を叩いた。
白帝に惹かれた理由は光真と同じく生徒の自主性を重んじる校風と、個人的に光真に不足していると感じていた効率面を兼ね備えていたから。
エリートらしく学業・能力開発共にすこぶる順調で、真面目な性格も評価されて前年度は中学寮の副寮長も務めていた。
その経験からか高校寮に入っている生徒全員と一度は会話を持っており、その中の何人かとは様々な理由で会話を持つ機会が多くなっている。
基本的にインドア派で放課後や休日は寮や学園内の施設で過ごす事が多いが、趣味の古本巡りのために週に1、2回は遠出をする。
個性的な学生が幅広く在籍する白帝の騒がしい日常に溜息を吐きながらも何処か楽しそうに受け取っている節がある。
遠出の先で出会う人間との交流も秘かに楽しみにしている。エリートとして規則を大事にしながらもその人が持つ自由性を全否定する事だけは避けている。
小学校時代から幾度となく見てきた《自由とは誰もが持つ幸福である》の文字が今の夕雅を形作ったと言っても過言では無い。
【特徴】
170センチ66キロ。毛先をワックスで遊ばせた黒髪に眼鏡を掛けた姿から滲む優等生オーラの中に好奇心が潜む。
癖の強い能力を扱うために頭脳を磨いた結果、体作りは並みの域を超えていないので格闘戦は苦手。
【台詞】一人称は僕。年上には礼儀正しく、年下には毅然として。
「ゼ~ハ~、ゼ~ハ~。す、少しは体も鍛えないといけないか。小学生と駆けっこを十数分続けただけでこのザマとは」
「
あの男、また職務質問されているのか?下手をすれば僕達まで変な目で見られるかもしれないのに…同じ学園に通う者として一応注意しておくか」
「《自由とは誰もが持つ幸福である》。こう見えても、僕は自由な発想や行動を起こす事ができる人が好きなんだよ?」
【SS使用条件】
特になし
最終更新:2014年03月14日 00:07