【名前】冥夜彷徨(めいや ほうこう)
【性別】男
【所属】科学
【能力】夢幻遊戯(パラソムニア):レベル4
【能力説明】
睡眠時限定の洗脳能力。対象人数は最大数十人。広範囲に効果を及ぼせる。目に見える形としてはレム睡眠及びノンレム睡眠における睡眠時随伴症となる。
また、能力の応用でレム睡眠とノンレム睡眠を自在に切り替えられる。但し、強制的に眠らせる事は不可能。夢を覗くのも不可。


  • レム睡眠時随伴症
主にレム睡眠行動障害及び夢(悪夢含む)が該当する。当事者がその時の夢の内容を覚えている事が多い、比較的精神干渉を受けやすい点が弱点と言える。
夢を対象者に植え付け、何らかのアクションを取らせたい場合レム睡眠行動障害を引き起こす。アクションは夢の内容に忠実であり、夢の内容も臨機応変に変えられる。
脳の状態が覚醒時に近いレム睡眠時故に上手く夢を作り込む事で対象者に複雑な行動(会話や能力行使等も含む)を取らせる事ができる。
レム睡眠時随伴症能力の利点は『発生原因が不明な事が多いレム睡眠行動障害を干渉の隠れ蓑にできる』事。当人が夢の内容を覚えている=原因は当人にあるという図式である。

  • ノンレム睡眠時随伴症
主に睡眠時遊行症(夢遊病)及び夜驚症が該当する。当事者がその時取った行動を全く記憶しておらず、痛み・驚愕・覚醒させる薬物等による覚醒も困難である。
無理に覚醒させようとすれば却って暴れてしまう。脳も深く休んでいる状態なので洗脳がすこぶる強力となっている(個人差はあるが同レベルの電撃使い及び精神系能力者にも有効。
但し、該当する同レベルの電撃使い及び精神系能力者が能力行使前からノンレム睡眠状態でなければならない。
また、該当する同レベルの電撃使い及び精神系能力者を能力でレム睡眠状態に切り替えると洗脳が遮断される)。この洗脳状態から解かれた対象は酷い倦怠感と寝惚けを味わう。
夜驚症を併発させれば対象者は洗脳を解かれてもしばらくは行動不能状態に陥る。強力な洗脳によりレム睡眠時随伴症より複雑な会話や行動を取らせる事ができるが、
その代わり能力を行使させる事は不可能(夢幻遊戯は対象を読心する能力では無い事が影響している。つまり能力者特有の演算パターンを把握できないのである)。


レム波とノンレム波に干渉する能力故に能力を行使し続けている&何らかの理由で覚醒しない限り対象を睡眠状態における。
効果範囲の広さから戦闘の前面には出ず、能力上奇襲を得意とする冥夜を攻略するには睡眠を取らない事が何よりも優先されるが、
武器として催眠ガス・麻酔銃・睡眠薬等を駆使する冥夜の戦術を攻略するのは並大抵では無い。
【概要】
木原乖離が率いる『甲蟲部隊』の秘密メンバー。10代後半。『代わりが利く』思考故に入れ替わりの激しい乖離の私兵の中で現在最古参である彼を知る者は乖離以外存在しない。
能力の性質上奇襲を大の得意とする冥夜の存在を敵対組織に露見するリスクを考えた乖離の意向の元、普段はアジトに近付かず表の住人として生活を送っている。
基本昼間は自室でずっと寝ている(但し眠りが浅い)完璧夜型人間。乖離とのやり取りは自室のパソコンを使って行い、必要であれば彼の招集に応じる。
『代用』が自身の性質である乖離からすれば冥夜もまた代わりの利く存在でしかないのだが、『与えられたら全部使う』がモットーであるため冥夜の能力を十全に発揮できる環境はきっちり用意している(その代わり人使いは荒い)。

環境とはすなわち催眠ガス・麻酔銃・睡眠薬等の武装、能力で操作するための様々な駒(能力者含む。電撃使いや精神系能力者でもレベルが低ければレム睡眠状態で操作できる)etc。
精神感応系のように支配下の人間と五感を共有できない欠点を、冥夜は駒へ小型カメラや盗聴器等を装備させる事で補っている。
仮に駒が敵対組織のメンバーで、仲間の行動で小型カメラや盗聴器を破壊されてもノンレム睡眠状態においておけば覚醒を促す仲間へ勝手に暴力を振るうというタチの悪さも計算の内。
任務時の冥夜は感情を完璧に押し殺し、非道な事を平気で実行できるため感情を起因とする任務失敗は一度も無い。
冥夜が動く時は乖離が本気で強襲を仕掛ける時である。普段の奇襲は失敗さえも織り込み済みの代物であり、冥夜の奇襲能力を悟られないデコイの役割もある。

そんな冥夜だが上司である乖離を尊敬する事は無く、逆に乖離の研究についてしょっちゅうケチを付けている。冥夜曰く、「乖離は生身の良さが全然わかってねぇ!!」との事。
一方乖離曰く、「彷徨は私の研究の価値が全くわかっていない」との事。メールのやり取りにおいて指示と承諾以外の文面は殆どこの口喧嘩に割かれている。
以上の事から2人は仲が悪いと思いきや任務では乖離の指示に冥夜がきっちり応えるあたり然程仲は悪くないようだ。
『木原』の思考は常人には理解できず、冥夜もまた乖離の思考を理解していないどころか理解する気も無いが、理解せずとも『木原』と腐れ縁のような付き合いができるのはある意味奇跡とも言える。


普段の性格は一言に纏めればエロガッパである。
【特徴】
身長176センチ、体重70キロ台。オレンジ色のワイルドな髪型(某テニスに出て来る鬼さんのような髪型)に河童のようなつぶらな目が少々以上にアンバランスなのでサングラスをしている。
生身の体が大好きなので乖離のように自分の体をサイボーグ化していないが、暗部に身を置く者として一応トレーニングは積んでいる(時々乖離による抜き打ちテストあり)。
武装としては改造演算銃器を最大の武器としており、通常の合成樹脂弾頭とは別に麻酔樹脂弾頭を発射できるよう改造している。
自宅にはエロ雑誌エロビデオが散乱しており、普段はつぶらな瞳を輝かせながら妄想に次ぐ妄想を脳内で繰り広げている。妄想内容は主に「セクハラ」である。
【台詞】一人称「俺」。他人を下の名前で呼び、乖離相手にもタメ口を利く。何処ぞの少女のように同音異義語を会話に挟む癖がある。
「『いい加減にしろや乖離イイイイイィィィ!!!テメェには生身の艶やかさが理解できねぇのか!!?健・康・的な肌!!すなわち至宝の山!!
サイボーグにするなら兵器方面じゃなくて艶美方面にももっと力入れろやああああぁぁぁ!!つか、あの至宝ならぬ四方って女絶対巨乳だぜきょ・にゅ・う!!』…と」
「オラッ、乖離。俺にもに支給した棺桶くれや。あの中でなら俺もグッスリ寝れそうだ。あぁ、棺桶の中でずっと寝ていたい。寝てるだけの生活…くううぅぅ!いいねぇ」
「前から思ってたんだよなぁ。何でデバッカーの連中はウチの奇襲に対してそれなりの準備をその都度行えるか…ウチの傭兵の居場所を簡単に察知できるかってな。特に後者。
ソイツが能力者による仕業ってんなら透視系、読心系、AIM系…色々候補はあるが大概共通してんのは『当人は後方に控えている』だよな。
んで、乖離が今までの襲撃パターンと防衛パターンを周辺の監視機器と総合して分析した結果がこの報告書か……へぇ、大した距離をカバーしてんじゃないの。後方ならぬ高峰モンだ。
簡単な素性は乖離が赤からそれとなしに入手したし…そんじゃま、お相手願おうかね謎の追及者?この俺がテメェの正体を一糸纏わぬレベルまで追究してやるよ」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2014年04月05日 20:30