【名前】草陰繁婁(くさかげ しげる)
【性別】男
【所属】科学
【能力】無能力者
【概要】
唱和園高校の卒業生で、現在就活中の新聞記者志望の青年。現状は21歳フリーター。
高校在学中は『新聞部』に所属。卒業後の大学では本格的にブン屋を志して政治経済学、犯罪心理学などを一通り齧り、学園都市の大手新聞社から内定を貰うため日々就活に勤しんでいる。
一方で高校卒業後も都市伝説や噂話の収集は趣味の延長、というか最早一種の習慣として続けており、自身が運営するまとめサイトはそれなりの閲覧者を惹きつけている。

三年前、筆木人鳥に唱和園高校学校裏サイトの管理人を引き継がせた前任者こそが草陰。
卒業を間近に控え、後継者の選定が思うようにいかず悩んでいた彼の前に突然現れた見ず知らずの少年ーーー当時中学生の七種臥鳶ーーーは、適任の人物として筆木の名を挙げた。
本来であれば学外の部外者、それも中学生の提案などに耳を貸す彼ではなかった。にも拘らず、七種の推薦通り筆木を後任に選んだ理由を、後に彼は「あの時は、何故だか不思議とそうする事がとても自然で、かつそうした方が絶対面白くなるに決まっていると思えたからだ」と述懐している。
ちなみに筆木は草陰の人相を全く覚えていないので、もし今後二人が再会するとしても彼女は初対面だと判断するだろう。
高校卒業後も『新聞部』のOBとして唱和園高校にはちょくちょく顔を出しており、後輩部員たちの仕事ぶりを冷やかしたり苦戦している就活の愚痴を零したり更新された七不思議について七種と談笑している姿が度々目撃されている。
実は草陰こそは七種の実験をサポートする集団『七草』が一人、『蘩蔞(ハコベラ)』。
その役割は実験を学外の視点から観察するオブザーバーであり、唱和園の内情を知りつつ一歩引いた目線を持つ彼はまさにうってつけの人材だった。実際に学内にいる七種では気付けなかった発見が草陰の何気無い一言から生まれる事もあり、思った以上に重宝しているらしい。
草陰自身は七種の実験や彼の下衆さを良く理解した上で『七草』に参加しているので、本質的には七種と同じ穴の貉である。
また学校裏サイトには卒業後の現在も一般ユーザーとして度々書き込んでいる。
【特徴】
長身痩躯、黒髪短髪。就活生にしては少々フレッシュさに欠ける老け顔で、常に気怠げな印象。
就活中の身故、殆ど常時リクルートスーツ。だがアイロンを掛けてくれる相手も自分で掛ける暇もないのか、ヨレヨレ。私服には特にこだわりといったものがないようで、大手アパレルメーカーの既製服を適当に選んでいる。
【台詞】
「よーう後輩どもー、OBの草壁先輩が差し入れ買ってきてやったぞー。ん? 何をってここに来る途中懐菓子堂で適当に。ハァ? 贅沢言うなっつの。お前らだって好きだろ、あそこの駄菓子」
「だあああああッッ、また不採用! もうこれで何社目なんだっつの‼ 俺のどこが悪いんだよ、畜生‼ やっぱ顔か、この老け顔が駄目だっつーのか。若さが感じられない? フレッシュさに欠ける? 知らねぇよクソったれが‼ 今に見てろ、俺を落とした奴ら全員、いつか出し抜いて世紀の特ダネをあげてやるからよ」
「ふーん、『失心ドミノ』ねぇ。これでまた一つ七不思議が更新されたって訳か。それにしても、ここ最近の都市伝説の発生頻度はかなりの高さだよな。俺の在学中はこんなしょっちゅう記事のネタになる噂も聞かなかったが……、まったく羨ましい限りだぜ」
「俺も見てみたいんだよ、究極の都市伝説ってヤツを。学生生活最後のお巫山戯としてはこれくらいはやらなきゃな。ま、七種に目ぇ着けられた奴には気の毒だがよ。そこは唱和園に入った時点で、ある程度覚悟しておくべきなんじゃねぇの?」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2016年01月30日 23:02