【名前】瓢箪鞍枝(ひょうたん くらえ)
【性別】男
【所属】魔術
【能力】『幽世の壁』。『水神切』。
【能力説明】
神道では幽世という現世の人間には感知する事ができない世界が存在するという考えがある。それが幽世である。瓢箪はこの伝承から自身の姿を消し、気配すら遮断する魔術を開発した。
瓢箪の腕では魔力の流れを隠す効能は実現できなかったので主な用途としては奇襲もしくは潜伏の際に使用される。
直江兼続の愛刀として有名な日本刀で備前国の刀匠備前長船兼光が製作した最上大業物としても有名な霊装のレプリカである。
洪水を治めた伝承を曲解し、水を制御する力を獲得したので水属性の魔術に抑制効果があり、制御の仕方によっては水属性の魔術を強化することもできる。
後は黄泉系の伝承に基づく魔術を多少使用できる。全体的に魔術の腕前は未熟の部類に入る。
【概要】
『
神道系出雲派』所属の魔術師。現在は『神童』と称される魔術師の護衛を務めている。年齢は17歳。
元は孤児。物心が付く以前に親を事故で失っている。魔術師になる以前は自分と似たような境遇で集められた孤児達と共に施設で暮らしていた。
ある日、全体的に宗教色が薄いとされる日本に侵入した外国の魔術師が起こした事件によって住み家を失った。
この時目の当たりにした不可思議な現象と、無力ながらも他の孤児達を守るべく自らを犠牲にするように襲ってきた魔術師に立ち向かった自分を救うように敵対魔術師を始末したとある魔術師によって魔術の存在を知る。
以降その魔術師に付き従うように出雲派に入り魔術師となる事を決断する。色んなものを失ってきた経緯から、とにかく自己犠牲の精神が強い。
「守りたいものを守れない人間に生きる価値は無い」。強迫観念じみた精神性は時に良い結果を生み出す事もあれば悪い結果を生み出す事もある。
何処か自分の命を軽く考えている節がある瓢箪だが、今では「無駄死にだけは避けたい」と思うくらいの精神は養われている。というか養わされた。
瓢箪が付き従うように教えを請うた出雲派の魔術師は、幸か不幸か現在『神童』と謳われる魔術師の一人
永魅輝鍼の義理の親。
情の欠片も無いという噂に違わないスパルタ教育で徹底的に身体に教え込まれた「どんな状況下でも生き抜こうとする意志」が瓢箪の強靭な自己犠牲精神の変容に繋がっている。
結社内では永魅輝鍼の義理の親に(勝手に)付き従う従者の一人としても活動。畏敬の意味を込めて「ボス」と呼んでいる。
【特徴】
身長170センチ体重60キロ代中盤。短く切り揃えられた黒の短髪。ギョロ目や猿顔が特徴。顎も常人に比べると長い。
胸の部分に「生涯現役」とプリントアウトされた白地のシャツの上から灰色のパーカーを着る。
登山で使うような黄土色のトレッキングロングパンツ及び茶色のトレッキングシューズ着用。『幽世の壁』で『水神切』を隠している。
かつての事件で外国人に良い感情を持っていなかったが、ハーフの永魅輝鍼と接していく内に若干認識を改めた。魔法名を持たないがそれは己が未熟な内は魔法名を掲げないという自己ルールによるものである。
【台詞】
「そうだな。俺もこんなところで終われない。大切なものを守れない奴は死んで当然とは思うけど、そんな状態を迎えるにはまだ早過ぎる。抗いようは…まだまだある!」
「ボスに比べれば俺なんて。例えば俺は『水神切』っていう霊装がなきゃ洪水みたいに押し寄せる水を斬れ伏せられないけど、ボスは霊装なんてもんが無くても同じ事ができる。『幽世の壁』もそうだ。ボスはもっと高いレベルの術式で色んな気配を絶つ事ができる。…考えてみると、俺の魔術ってボスの影響受けまくりだな。ハハッ……『怪童』なんて目じゃねぇ、あんたの親は正真正銘の怪物だよ」
「何か言った
朧月夜?…あぁ、これ?
鬼部さんにいつまでも『水神切』の研磨(メンテナンス)をお願いしてるようじゃいけないと思ってね。自分が使う霊装なんだから、自分で100%調整できるようにならないと…う~ん。ちょっとミスったかな?」
【SS使用条件】
特になし
最終更新:2016年06月06日 10:58