【名前】千金楽璃槻(ちぎら-りつき)
【性別】女性
【所属】科学
【能力】空調能力(コンディショニング):レベル3
【説明】
気温を操作する能力。分類的には念動力系の能力に含まれる。
大気中に特殊な念動力場を発生させ、その内部にある分子の運動を増幅・抑制することで、段階的に周囲の気温を上昇・低下させる。
【概要】
塔川学校の二年生。陸上部に所属しており、塔川の雌豹の異名を持つ短距離のエース。短距離走の次に中距離走が得意。尊敬する人物は『走れメロス』のメロスである。陸上部
マネージャーの
秋冷美麗の友人で、公私共に彼女と付き合いがある。
トップアスリートの家系に生まれた一人娘で、体を動かすことが大好きなスポーツ系女子。両親が共に元トップアスリートだからなのか、運動神経の良さも一部遺伝的に受け継いでいるらしく、短距離走に於いては男子にも引けをとらない程の俊足と瞬発力を持っている。
足が速いというだけで、スポーツ全般が得意という訳ではない。スピード狂でせっかちで負けず嫌い。F1を観戦した際にはテンションが上がりすぎて観るだけに飽きたらず、実際にマシンに乗りスピードを感じたいと言って周囲を困らせたとか。体育の授業がある日にはグラウンドに一番乗りするタイプ。
常盤台中学に通っていたらしく、そのとき身に付いた生活習慣や作法や言葉遣いが未だ抜け切っておらず、妙に上品。いつもは暑苦しくて馬鹿っぽいが、陸上の練習時の彼女は普段とは別人、一気に頼もしく見える。が、やっぱりバカっぽい。後輩はスパルタ指導と根性論で徹底的に鍛え上げる。
練習に余念がなく、いつもギリギリまで自分を追い込む全力ガール。頑張り過ぎてこっちが不安になる程だが、秋冷のサポートのお陰もあって体調不良で倒れたことは一度もない。目指すは「遥かなる高み」、フローレンス・グリフィス=ジョイナーの10秒49越え。
将来はオリンピック選手となり金メダルを獲得するのが夢だが、それは彼女が自分で決めた目標であり、両親が推奨したことではない。むしろ璃槻の両親は彼女がオリンピック選手となることに関してどちらかと言えば否定的・消極的であったらしい。
体調管理と栄養バランスにはかなり気を遣っていて、脂っこい食べ物は滅多に摂らないがベジタリアンという訳でもない。飲み物は千金楽家伝統の特製スポーツドリンクで、試しに飲んでみた友人曰わく「アク〇リアスの青汁版」。
実は重度の汗(の匂い)フェチ。自分の汗でも良いが美少女・美男子の流した汗の匂いを嗅ぐとより興奮を覚えてしまう。本人曰わく、あの甘酸っぱい(?)匂いが堪らないのだとか。精一杯運動した後はシャワーをするより先に、服やタオルに染み付いた汗の匂いを嗅いで税に浸るのが常という、なかなかに変態な性癖の持ち主。
友人の見立てではマゾヒスティックの気があるらしく、自らを限界まで追い込みたがる所を見るとあながち間違っていない。現在彼氏はおらず、恋愛には非常に疎い。
【特徴】
茶色っぽい螺旋状の髪を後頭部で結いポニーテールにしている。やや日焼けした健康的な肌に、太すぎず痩せすぎずの、アスリートにとって理想的なバランスの良い体躯。
可愛いでもなく格好良いでもなく「美しい」の形容が相応しい、日本人と言うより西洋人っぽい整った顔立ち。
私服は基本的に動きやすい組み合わせで、ロングタンクトップとデニムホットパンツを愛用している。
【台詞】
「さぁ皆さん! 気持ちの良い汗を、私と共に流そうではありませんか!」
「ああ。やはり、激しい運動で流した汗の匂いは、とても、とても良いものですね。これが美少女や美男子の汗であったなら満足なのですが」
「ダメです全然ダメです! この程度の記録で満足してはトップアスリートになぞ成れはしません! ましてや金メダリストなぞ夢のまた夢っ! 目指すは遥かなる高み、フローレンス・グリフィス=ジョイナーの10秒49越えなのですからっ!」
【SS使用条件】自由
最終更新:2013年12月18日 14:04