【名前】
【スペック】
- メタリックな赤紫と桜色のボディを備えた、長髪で等身大のサイボーグ
※体色は10代の人間と同質の肌色に変更することもできる
※人間である部分は「脳の視床下部の一部」のみで、ここが人格を形成しており個体差もある
※ボディの方は一機を使い回しており、厳密には「恋査というサイボーグボディを操っている視床下部」が本体とも呼べる
- 能力者ではないが、「第一位~第六位のレベル5及び周辺の能力者が持つ超能力」を使用できる
【能力・所持品】
噴出点の形成
背面内部から、『編み棒』と呼ばれる「メタリックで巨大な赤い花とおしべ・めしべのように見える複数の銀の金属棒」を数値制御に基づき展開し、人体配線の設計図を変更することで、自身の身体構造を任意の他者と同じものに組み替え、自身の体をその他者が持つ能力の『噴出点』として機能させる。これによって、「レベル5第一位~第六位の超能力」及び「自身の半径200m以内の能力者が持つ超能力」を行使できるようになる。
この噴出点の形成・変更を行う一連の動作は、およそ0.7秒で完了する。
また、使用する能力によってはそのコピー元となる本人と差異が生じることもある。この他、『噴出点』を作ってその能力を扱うという方式のため、その能力のオリジナルである能力者が死亡した場合その能力は使用できなくなる。
なお、第七位:削板軍覇の能力については、解析不能のため使用できない。
以下が、作中で使用したあるいは使用できる、能力・特徴・相違点の一覧である。
自身が触れたあらゆるベクトルを操作する能力。反射・運動能力の強化・血流、生体電気、風の操作等といった様々な事を行える。また、感情の変化に伴い『黒い翼』や『白い翼』を噴出できる。
オリジナルと比べて、『噴出点』を作り能力を扱う性質上、『ミサカネットワーク』に頼っておらず能力使用時間の30分制限が存在しない点が異なる。
この世に存在しない素粒子を生成及び操作する能力。6枚の白い翼・あらゆる形状の物質の生成と操作・通常とは異なる物理法則等によって様々な事を行える。
オリジナルと比べて、本体が視床下部とサイボーグでありそこに『噴出点』を設けている性質上、『未元物質』による自身の肉体の再生や増殖を行えない点が異なる。
電気・磁力を生成及び操作する能力。超電磁砲・雷撃の槍・砂鉄の剣・砂鉄の盾・砂鉄巨人・電磁バリア・電磁レーダー・ハッキング・マイクロ波の生成等、電気に関する様々な事を行える。
オリジナルと比べて、自身の体がサイボーグである性質上、『砂鉄の剣』等の強大な磁力を使った技の使用や、自動車・警備ロボット等のハッキングといった、電子製品の制御を奪うことができないもしくは困難である点が異なる。
電子を粒子と波形の中間に固定して操作する能力。粒機波形高速砲・電子線アーム・電子線シールド・原子崩しロケット等、壁のように留まった『曖昧な電子』による攻撃・防御・移動等を行える。
オリジナルとの違いは作中では特に見られない。
ミクロレベルの水分操作によって人の精神を操作する能力。記憶操作・読心・洗脳・念話・想いの消去や増幅・残留情報の復元等、人の精神に関する様々な事を行える。
作中では「自由度が高すぎて扱いにくい」という理由で使用しなかった。なお、オリジナルである食蜂も同様の理由で、基本的にはリモコンの操作を指標として能力を行使している。
現時点で能力は不明。
作中で恋査が、「使用可能な能力でありながら一度も使おうと思わなかった」ことから、直接戦闘向きではない・オリジナルの時点で、あるいは恋査の体や『噴出点』の性質上、何らかのデメリットや制限が存在する能力といった可能性が示唆される。
空気中の窒素を操作し掌から『窒素の槍』を生み出す能力。窒素の槍での薙ぎ払い・刺突の他、噴出時の勢いで大きく飛んだりする事ができる。
能力面でオリジナルとの違いは特にないが、黒夜は自身の体に「義手」を接続することで『噴出点』となる掌を増やし、一度に出せる槍の本数の増加・集束させることによる出力の増幅を行ったり、落ちた「義手」を遠隔操作し奇襲する等の応用も行っている。
右手で触れた異能の力と、その力が直接生み出している現象を打ち消す能力。
作中では恋査が『編み棒』を展開し『噴出点』を作った直後、右手首の先に何かが集まり、『編み棒』が半端な形で広がり痙攣し、右腕が膨張して破裂するとともに、そのノイズが全身に広がり自意識の制御を失って昏倒した。
これが『幻想殺し』は世界に一つという法則によるものか『竜王の顎』等の他の要因によるものかは不明。
この現象は「理解のできない力のため制御に失敗した」と表現されており、後に薬味久子の存在を体内に叩き込まれた際にも似たような現象が起きている。
痛覚・表情制御
恋査はサイボーグのため、痛覚や表情を機械的に完全に制御できる。例えば、痛覚を遮断することで相手の攻撃に怯まずに自分の動きを押し通す、表情を固定することで予想外の出来事や目線の動き等を読まれないようにする、といったことが可能になる。
作中では、痛覚を遮断して上条から受けた拳を無視して上条を締め上げたり、表情を固定し『前兆の感知』を無効化した。
【短所】
- 『噴出点』の性質上、複数の能力を同時には使用できず、別の能力を使用する場合は都度『編み棒』を展開する必要がある。このため、使い分けの際に僅かではあるものの隙が生じる。
- 各能力を使うことはできるが、使い方は恋査自身の判断で行うため100%使いこなせるわけではない。このため、その能力を有する能力者本人ほど機転が利かず、扱い方に差が生じる。
- 恋査の構造上、能力に一部使用できないあるいは使用困難となる技や扱い方が存在する。これについては各能力の項目を参照。
【戦法】
- 基本的には第一位の能力を行使し、ベクトル操作による各種攻撃や防御及び黒い翼・白い翼によって戦う。必要に応じて、他のレベル5の能力やコピー可能な相手の能力を使って応戦する。
【備考】
- スペックの項目にあるように、本体である視床下部によって性格が異なる。
「#28」
最初に登場した、髪を纏めナース服を着ていた恋査。機械的で女性的な思考・言動を行う。合理性と安全性を重視し、各能力を使い分け主に遠距離から安全に戦う手法を取る。
「#29」
次に登場した、髪を下ろしたままの恋査。ハイテンションで男性的な思考・言動を行う。感覚より演算を重視し、五感で追えない領域にも臆さない。各能力の使い分けを行わず、『一方通行』を使用したシンプルな近距離戦の手法を取る。
- 恋査は、想定カタストロフ029『学園都市に七人いる超能力者(レベル5)が全て同時に統括理事会へ敵対行動を取った場合の対応策』として開発されており、『レベル5全員を同時に相手にし、それぞれ個別に撃破できる』程のスペックを前提としている。
最終更新:2022年09月19日 23:15