フリルサンド#G

【名前】

  • フリルサンド#G

【スペック】

  • ドレンチャーによって科学的に作られた、不安定な高エネルギーの集合体である人造ゴースト
  • 薄い青のドレスと半透明のロングスカートを纏った、長い金髪のツインテールにグラマラスな体型の、洋風人形のような女性の姿
※敗北後に『カキキエ隧道』を吸い込み復活し、人造ゴーストから怨霊と化した

【能力・所持品】

ハイボルテージ・カッティング法

ある種の高エネルギーを放射し続けると、自分自身の中で互いに干渉し合いイレギュラーな波形や像を作り出す現象。原理としては、ロケットエンジンの炎の中に見えるショックダイヤモンドや、スクリューにまとわりつく気泡のキャビテーションに近い。
人は生活する上で文明を築き上げ、常に様々なエネルギーを生成及び消費している。そういった常に生じているエネルギーを、街一つ分以上に大きな規模の「文明電池」として吸い上げることで、安定したエネルギーの中に突出した一点を設け、自身をこの世界に現出させる。

例えば、フリルサンド#Gが例の一つに挙げた「酸性雨」の場合、人間が電気・ガス等のエネルギーを利用するために、石油・石炭等の化石燃料を燃やすことで、二酸化炭素が発生する。同じようにガソリンを燃焼すると、窒素酸化物が発生する。これらは大気中で太陽光(紫外線)による光化学反応を起こして酸化、更に空気中の水分と結合して硝酸や硫酸に変化し、雨の中に溶解することで、酸性雨となる。
この過程では、実に様々なエネルギーが生成及び消費されている。人間が生活する上で必須に近いであろう、このようなサイクルを「文明電池」と呼んでいる。

なお、フリルサンド#Gは「幽霊を科学的に分析し再現する実験」の研究成果であり、確実な再現性を得るために20人以上の『置き去り(チャイルドエラー)』を『幽霊の実験器具』として利用している。ただし、その研究は既に安定期に入っており、実際に『置き去り』の子供達は彼女と共に生活していても、何の被害も受けていない。

このように形成されたフリルサンド#Gは、以下のような性質を持つ。
  • 透過
幽霊のように実体を持たず、人・物・地面・建物等あらゆるものをすり抜ける能力。
これによって、物体や地形を無視した移動、拳や蹴りや銃弾など一切の物理攻撃を受けない等といった性質を持つ。
ただし、任意で物に触れたり通信用の装置を耳に掛けること等ができないといった、欠点も抱えている。

  • 不死
不安定な高エネルギーの塊であるため寿命の概念がなく、上記のあらゆるものをすり抜け、上述した「文明電池」が存在する限り自身を現出させられるといった複数の性質からなる、実質的な不死能力。
フリルサンド#G曰く、『人がいて、文明のある場所ならわたしはわたしを保てる。わたしを殺したいなら自分の暮らしを破壊する事ね。地球規模で』

  • 機械的なレンズ・センサーへの誤作動
カメラや兵器等といった機械全般の、レンズやセンサーを狂わせる能力。
フリルサンド#Gは機械に直接触れることはできないが、位置情報や顔認識機能等に干渉することができる。
これによって、
  • 自身をカメラに映らなくさせる
  • 兵器のターゲットから自身を外したり、別の相手を標的と誤認させたりする
  • 機械の内部映像を改竄し、それを経由して内部映像に映っている別の相手に『不自然な呪い』を引き起こす
等といったことが行える。
フリルサンド#G曰く、『怪異の日撃談では手始めにスマホのアンテナが圏外に陥り位置情報や顔認識機能が誤作動を起こしていくのと同じ』とのこと。

  • 不自然な呪い
自身を視界に捉えた相手に、心霊現象に関連した現象を与える能力。
フリルサンド#Gは心霊現象を人工的に構築して組み込まれており、自身を視界に捉えた相手に、様々な心霊現象や怪談を元にした現象を任意で引き起こす。また、その際に必要な動作等は特になく、相手の防弾装備等も無視して、自身がその場にいるだけで引き起こすことができる。
例えば、「相手の視界の端に一瞬見切れただけで即死させる」といったことも可能で、木原端数曰く、「その致死性だけなら第三位や第二位以上かもしれん」とのこと。

以下に、作中で相手に与えた現象の一例を記載する。
  • 溺れたようにもがき苦しみ、路面に倒れ、手足の先が痙攣していく
  • 手の先から肩にかけて泡立つような感覚が襲いかかり、上記と同じように倒れ込む
  • 銃を握る手が不自然に止まる
  • 挽肉にする
  • 串刺しにする
  • 炙る
  • 切り落とす
  • 抉り出す
  • 轢き殺す
  • 全身から出血する
  • 全身の力が抜けて倒れ、一切動けなくなる

【短所】

  • 自身が不安定なエネルギーの集合体である点
このため、あらゆるエネルギーは高い方から低い方へ、不安定から安定を求めるという性質には抗えず、フリルサンド#Gの仕組みを理解している相手には容易に倒されてしまうこともある。
例えば、『AIM拡散力場』など別のエネルギーとは競合し合い、莫大な『AIM拡散力場』に満たされた空間の中では万全の力を発揮できず、孔を空けたお菓子の箱のようなピンホールカメラを掲げただけで、自身の形が崩れてその中に吸い込まれていく等。

【備考】

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最終更新:2020年11月23日 00:04
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