【名前】
【スペック】
- 書類上は無能力、実際には『全体論の超能力者』
※計測不可能だったため。実際には9人目の超能力者になるとされていた。
- 元『置き去り』で、『暗闇の五月計画』の被験者
- ウェーブのかかった水色の長髪と、特徴的なギザ歯を持ち、ボンテージ風の戦闘服の上から、外側が白く内側が赤いポンチョを羽織っている少女
【能力・所持品】
ブラックホール
宇宙のどこかに「ブラックホール」を生み出す超能力。
嬉美の『AIM拡散力場』は微弱であり、当初は無能力者の判定を受けていた。しかし、その数値にあまりにも変化がないこと等から研究が進み、通常の方式では計測できないだけだったことがわかり、その後上記の能力及び『全体論の超能力者』であることが判明した。
その規格外の能力が生み出す利益や研究価値から、「9人目の超能力者」になるとされていた。しかし、その能力は非常に繊細で、ブラックホールの発生位置や規模をコントロールすることが至難を極める等、研究者の間でも研究を継続するか存在を抹消するか意見が分かれていた。
後述する『天使型の竜』は、このブラックホールの「宇宙ジェット」により生成される、超高エネルギーに引き寄せられたものではないかと、初春に推測されている。
天使型の竜
額に十字架が刻まれ、頭部に無数の天使の羽を戴き、全身に規則正しく並ぶ無数の目を持つ、神々しいドラゴン。
上条当麻の『竜王の顎』により現出するドラゴンの1体だが、何らかの経緯で右手の中から離れ、嬉美が生成するブラックホールの生み出す超高エネルギーに引き寄せられて、その右手に宿った。
嬉美はドラゴンを完全に支配下に置いているわけではなく、徐々に右手からドラゴンの侵食が広がっていき、右腕から無数の目や天使の羽が生え、終盤には制御を離れ暴走していた。
最終的に、初春(Awakening)によって嬉美と分離され、エネルギーの供給を断たれたことで骨の姿へと変貌して弱体化、美琴の『超電磁砲』を受けて消滅した。
なお、ドラゴンは『AIMジャマー』の影響下では使用できない。
ドラゴンは主に、その巨体を生かして猛スピードで突進したり、無数の翼を広げて羽を雨のように放つ等の攻撃を行う。また、電撃や『超電磁砲』の直撃、大量の鉄塊を磁力で叩きつける等してもダメージを受けず、耐久力も極めて高い。
その他、以下のような能力を持つ。
額の十字架から光を放ち、光に当たった物質を塩に変換する能力。
塩化した物質には十字架が刻まれて非常に脆くなり、自ずと崩れていく。
光であるため、間に遮蔽物を挟むことで、それを身代わりに防ぐことができる。
頭部から無数の天使の羽を飛ばして突き刺し、羽が刺さった人間を催眠状態に落とす能力。
下準備として「嬉美の血を対象に飲ませる」必要があり、下準備せずに刺した場合は「体内の塩分が暴走して結晶化し、激痛を与える」効果となる。
嬉美曰く「一種の催眠のようなもの」「自発的な思考力を欠く」とのことで、ハッカーを従わせて思いのままに操る等、複雑な行動をさせるのには向いていない。
黒い稲妻
無数の黒い稲妻を発生させて攻撃する能力。
嬉美が自身の左手から放ったり、『超電磁砲』のようにビーム状に束ねて放つこともでき、美琴の電撃を逸らしたりもできる等、応用が効く。
ただし美琴曰く「付け焼き刃」であり、あちらの電撃より出力は劣る。
なお、稲妻の発生元がドラゴンではなく嬉美の方であることが多い等、この能力がドラゴンによるものなのかは不明。
身体能力
幼少期から実戦三昧だった嬉美は、能力抜きでも御坂美琴と肉弾戦で渡り合える程度に高い身体能力を持つ。
ただし実戦では、靴を踏むなどの予想外にダーティーな戦法を取られ、やや劣勢な場面もあった。
【短所】
- 『天使型の竜』が徐々に体を侵食していくため、長期戦は困難
【備考】
最終更新:2022年09月19日 23:24