アリス=アナザーバイブル


【名前】

  • アリス=アナザーバイブル

【スペック】

  • 『橋架結社』の事実上のトップである超絶者
  • 青系の半袖ワンピースの上から白いエプロンを重ねて着用し、頭部を動物の耳のように2つの巻き髪で飾った、長い金髪に碧眼の少女
  • 本体は、容姿こそ同じだが衣装が異なり、光沢を放つ赤と黒のベルトと金属のバックルのみ(端的に言えば黒を基調とした拘束具)を身につけ、地肌を大きく晒したような格好となる
※通常はエプロン姿だが、アリスがストレスを感じる等の要因によって、安全で優しい「絵本という封印を除去」することで、体が中心から左右へ大きく引き裂かれ、その奥から本体が出現する。

【能力・所持品】

クリケットのバット

ピンク色の長くて平たいクリケットのバット。
エプロンの裏から飛び出し、アリスへの攻撃を自動的に防ぐ盾となる。
この出現に関して、その飛び出した瞬間を何故か誰も知覚できない。そのため、他者からは「恐らくエプロンの裏に隠し持っていて、そこから飛び出したであろうバットが攻撃を防いだ」という解釈になる。
ただし、アリスが背伸びをした際にぽろぽろと落ちる場面等は上条でも認識できており、相手の攻撃を防ぐといった目的がない状況では関係がない模様。

また『フラミンゴのバット』とも称され、相手の攻撃を防ぎ続けた際に、羽毛が飛び散る、鳥の鳴き声が聞こえる、バットの輪郭全体が歪みかける、といった現象が起こることがある。このことから、バットはフラミンゴが棒状の形に变化しているものと思われる。

作中では、フリルサンド#Gの『高圧電流』やベニゾメの狙撃を受け止め続けた他、後述する「ついうっかり」から守ってやるという牽制の意味合いで使われたりした。

ハリネズミのボール

ボール状に丸まったハリネズミ。
エプロンの裏から無数に飛び出し、アリスが何らかの衝撃を受ける際に針を寝かせてクッションになる。
また、『クリケットのバット』のように攻撃を弾く、ベッドのスプリングのようにアリスを跳ねさせる、椅子の代わりに座るといったことにも用いられる。

なお、上記の『クリケットのバット』、『ハリネズミのボール』による自動防御は、アリスが自身の身を守るために行使しているわけではない。
下手に攻撃を浴びて、自分の動きを邪魔されたという事実にアリスがイラついてしまった場合、それだけで『処刑人』や『ライブアドベンチャーズインワンダーランド』によって「ついうっかり」相手を殺してしまうため、そうならないように攻撃を「防いであげている」とのこと。

処刑人

ボロボロの黒い衣を纏う、水晶のように透き通った骨だけの髑髏。片刃の斧と、柄の底から長い刃のついた刀剣を兼ねる一本の武器を所持している。
不自然に伸びるアリスの影からいつの間にか現れ、その武器を用いた攻撃を行う。
ただし、振り下ろす・薙ぎ払う・突き刺すといった直接攻撃ではなく、一例として「武器がバトンのように回転してその切っ先を向ける度に、相手の首が不自然に弾き飛ばされたり折れたりする」といった現象が起こる。

上条の視点では刃の残像すら見えず、「恐らくそもそもの『切断の条件』が違う」という推測をしていた。
具体的には、武器を握り込む時の指の形とか、獲物側がとっさに守った急所から切られるとか、あの武器は運命や寿命を巻き取る死の巻糸で何回転するまでに倒さないと糸を切られて即死するといった法則があるかもしれない、といったもの。

『処刑人』は人の言葉による意思疎通が可能であり、アリスが地面を踏み靴底を手前に擦るような仕草を行い戻るように呼びかけると、空気に溶けて消えていった。

強靭な肉体

アリスは防御手段を取らずともあらゆるダメージを受けず、影響も受けない。
一例として、以下のような描写が存在する。
  • フリルサンド#Gと対峙しても『呪い』の影響を受けない
  • その『呪い』を上回る威力の、数万匹のコオロギの高周波を聞き続けても影響を受けない
  • その数万匹のコオロギに押し潰されても無傷で行動を続け、その中から上条や黒子を救出する
  • 普通の人間ではありえない角度に首を傾げ、おかしな音を立て続けながら顔色一つ変えない

ライブアドベンチャーズインワンダーランド

あらゆる法則や定義を繋ぎ合わせて意味を与え、全世界へ波及させる術式。
例えば、「その辺で売ってる絵の具は12色セットだから時計に似ている、だから時間を全部支配できる」といったように、その理論が破綻していても単なるこじつけや屁理屈であっても、そこにブリッジを架け繋がりを持たせて、現実のものとすることができる。
この橋渡しの部分は、『変則カバラ式創作ブリッジ連結作業』と呼ばれている。
その性質上、通常の魔術のように「理論と理論の共通項を見つけロジックで結ぶ」ことを必要としない。

端的に言えば「アリスが接点を持つと思えば実際にそういうことにできる」という極めて高い汎用性を持つ術式であり、その結果を見た上条は「指を一回弾くだけで今ある世界なんて簡単に終わる」と評した。

アリス曰く、
「現実に掲げた理論に破綻がないかどうかは関係ないですっ。たとえ論と論が直接は繋がっていなくても、少女が冒険して新たな順路を開拓すれば、いくらでもブリッジを架けられる」
「本来なら繋がりのないもの同士を連結し、ありえない仮説や理論を安定化させ、最適以上の現実を創る」

作中では、『ハンドカフス』生き残りの囚人を輸送する装甲列車の衝突事故から生じた混乱に対して、上条が解決に向かっても途中で死んでしまうことを危惧したアリスが、善意で発動した。
上条が程々に苦戦して解決できる程度の難易度に現実を改変したが、解決後に術式による介入を看破され、「お前の力を借りたら本当の意味での決着がつけられない」と指摘されたため、この術式を停止し、上条を術式の発動直前となる世界に送り返した。

グリフォン

「グリフォン。片付けて」

『グリフォン』を召喚して使役する。
グリフォンは、全体の印象は鷹や鷲のようで、ネコ科の筋肉に包まれたしなやかな体、羽毛で覆われた巨大な翼、鋭利な嘴や鉤爪を持つ。その体長は軽く見積もって7m以上、翼を左右に広げれば3倍近くに膨れ上がる巨体の生物である。
現実において、グリフォンと聞いて想像する姿に近い外見と思われるが、上条は実際にグリフォンを見たことがなく基本型がわからないため、「アリスが取り出したということは絵本のアレンジがある」かもしれないと感じた。

また、人の言葉による意思疎通が可能であり、「ロブスターのダンスで少女を楽しませてください」というアリスの呼び掛けに応じて、攻撃方法を変えている。

作中では、呼び出された直後その嘴で上条を啄み、自分が咥えられているという認識に遅れて気づくほどの速度でアリスの20m以上後方へと飛び去り、上条にプレス機のような圧力を加えつつ何度も地面に叩きつけて瀕死の状態にした。
最終的に、『妹達』の『flak.18』(通称『アハトアハト』)の水平射撃を受けて上条を吐き出し、その右腕を食い千切ったが、右腕の奥から飛び出した『何か』が体内で爆発的に膨張することで体が破裂してしまった。

その他、
  • 癇癪を起こして手当たり次第に投げつけた陶器のポットやお茶菓子が、何十光年先の惑星まで届く
  • アリスが不審に思った直後、上条視点で10分ほど意識が飛び、その後周囲の人物が腰を抜かして恐れをなしている
  • 一切の行動を起こさずに、鈍い音が炸裂すると同時に、標的の体がねじれて宙を舞う
といった現象を引き起こしている。

【備考】

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最終更新:2022年09月19日 23:34
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