【名前】
【スペック】
- 『橋架結社』の超絶者
- 長いふわふわの金髪で、山羊のようなピンク色の2本のツノと、薄いピンク色でコウモリのような薄膜の翼と、それと同色の鏃のような尻尾を生やし、レース繊維で彩られた同色のバニーのようなワンピースコルセットを着て、手足を同色のアームカバーやストッキングで覆った、女子大生くらいの年齢感の女性
※その容姿や扱う術式、人間用の輸血が行えず専用の輸液を必要とする点などから、種族は人間ではなく悪魔の一種『サキュバス』のようである。
【能力・所持品】
飛行
背中の翼によって自在に空を飛行する。
空中で制止することもでき、必要であれば弾丸ほどの速度で放たれる攻撃を容易に回避できる程度の制御が可能である。
魔術による飛行とは異なり、自身の背中に生えている翼を羽ばたかせて飛んでいる。このため、一般的な飛行の迎撃術式では撃墜されないものと思われる。
尻尾
尻尾を使って相手を締め上げる等の攻撃が行える。
共通トーン作成
『いくつかの基本的な音』を重ねて組み合わせることで、言語の異なる相手であっても、聞き手の方で人の言葉に置き換えて会話を可能にする術式。
なお、ボロニイサキュバスに限らず、超絶者が会話の際に共通して使用している術式でもある。
作中では、極東圏海上域とアルタイ語族の併用から日本語を再現して上条と会話を行った。
しかし、その口調は上条曰く「純国産ババア口調」であり、洋モノの悪魔的な外見とのギャップが激しかったようである。
また、ボロニイサキュバスが動揺したり瀕死の状態になる等した場合、変換された声にノイズが走ったりすることもある。
コールドミストレス
あらゆる快の信号を丸ごと苦痛に置き換える術式。
例えば、食欲・性欲・睡眠欲といった欲望は、それを満たすことで快楽を得て、より効率良く生きて子孫を増やすための指示ガイドとして機能している。この他、趣味や叶えたい目的のための行動等、その人間にとってやりがいのある行動は様々である。
そういった、人間が生きるために必要不可欠な欲求を満たすことで得られる「あらゆる快楽を苦痛に変換」することで、拒食症や不眠症などを強制的に引き起こしたり自我崩壊を促して殺す術式である。
術式の度合いを調整すれば、ちくちくイライラ、狙った人間の意識の水面下で原因不明の不調を訴えさせる事もできる。
そしてこの謎の不快感を解消するために、紅茶を飲んだり飼い犬をもふもふしたりといった「癒やし」をいくら求めて鎮静化を促しても、全て「逆効果」となり症状が更に悪化する。
この術式の射程も渋谷全体を覆える程に広く、またボロニイサキュバスが会ったこともない人間であっても、数十万人規模で一人一人正確にその効果を与えることができる。
また、アリスは好奇心旺盛な性格のため、その性質からボロニイサキュバス曰く「あのアリスと相性全開で戦えるかもしれん魔術」とのこと。
占術
標的の居場所を特定する術式。
ボロニイサキュバスの場合、唾液と牛乳を混ぜた白く濁った液体で魔法陣を描いて発動し、手応えがあると魔法陣の外周が茶褐色に変色していく。
ある種のサキュバスは男性を誘惑し、得た物を使って女性を襲う。つまり、サキュバスは条件に合う獲物を探す技術は持っており、それを元にした術式である。
唾液と牛乳を混ぜた白く濁った液体は、端的に言えば精液の代替である。このため、系統としては性魔術に当たると思われる。
【備考】
最終更新:2023年05月14日 14:39