――たったひとりで生き残ってしまうことは、きっと一種の呪いだ。
佐倉杏子にとって、父が母と幼い妹を道連れに命を絶ったあの日は、今の彼女の人格を形作る原点となった。
そして、ある意味では終局でもあった。
彼女は自ら、自分の生き方を閉塞させてしまった。
父を間接的に追い込んでしまう原因となった、幻惑の魔法を封印したのも。
魔法少女としての師であり、同時に戦友でもあった魔法少女・巴マミと決別したのも。
そして……「自分以外の誰かのために願うような生き方はしない」と、強く自分を戒めるようになったのも。
全てはあの日に始まり、そしてあの日によって終わってしまった事柄だ。
血溜まりに沈んだ母と妹、ステンドグラスを背にぶら下がる父の姿は、割り切ったつもりでも今も彼女を縛っている。
呪いといえば、そうなのだろう。
死者は何も語らない。
死によって残されたものには、生きているものが答えを出さなければならない。
それが正しいとか間違っているかどうかすら、死者は教えてはくれないのだ。
取り残された者にとって生は祝福ではなく、自問と自責に苛まれる呪縛の日々の始まりでしかない。
事実、佐倉杏子は「誰かのために願ったのが間違いだった」と過去の自分を斬り捨てたつもりでいた。
しかし、そのつもりでも、割り切れない想いは心の奥底で沈殿し、自覚の無いままに堆積していた。
――ひとりぼっちは、淋しいもんな。
あれはいったい、誰に対しての言葉だったのだろう。
願いが生んだ呪いによって人魚の魔女と化した美樹さやかへと投げかけたようでいて。
同時に、佐倉杏子が自分自身へと投げかけた言葉でもなかったか。
ずっとひとりぼっちだったのは。ずっと淋しい思いをしてきたのは。
そんな気持ちに蓋をして、斜に構えて割り切ったふりをしていたのは。
それは、いったい誰だったか。
結局のところ。
取り残された人間は、その喪失へと決着をつけるために生きるしかない。
過去の自分にその咎を負わせて、その愚かさを否定するのもひとつの形だ。
しかし、それ以外の道を選ぶならば。
死んでいった者達を背負って、生きていくことを道を選ぶならば。
あとはもう、今度は自分が血溜まりに沈むまで、戦い続けるしかないのだろう。
▼ ▼ ▼
今にも泣き出しそうな、黒く暗く垂れ込めた空だった。
「……まったく、泣きたいのはあたしだよ。これじゃ結局、あいつは一人のままじゃないか」
そうぼやいてみても、曇り空が返事をしてくれるわけでもなし。
杏子は内心で舌打ちをして、その淀んだ雲に向かって片手を伸ばしてみせた。
あの時、自らの魂の結晶である真紅のソウルジェムと一緒に、砕け散ったはずの命だった。
それがどういう因果か、今もこうして生きている。
まるであの戦いが無かったことのようだ。
ソウルジェムも先ほど確認してみたら以前のままで、杏子は安堵を通り越して溜息を付いた。
別に死にたかったわけではないが、いざ死に場所を逃してみると、肩透かしを感じるのは如何ともし難い。
「しかもただ生き残ったわけじゃないと来てる」
かざした手の甲に浮かび上がる、三画の印。
それが「令呪」と呼ばれる魔力の結晶であることは、杏子も何となく知っていた。
これが、この街で自分を取り戻した杏子にとって以前と違っている部分だ。
――聖杯戦争。
いつの間にか、杏子の頭の中に知識としては刷り込まれている。
万能の願望器、聖杯を巡る戦闘儀式。
召喚されるのは七つのクラスを冠する古今の英霊たち。
彼らを従えるマスターのひとりとして、どうやら自分は選ばれてしまったらしい。
まったく何の冗談なんだか、と自嘲したくもなる。
世界を覆すほどの力を持つ、万能の聖杯。
それさえあれば、あのひとりぼっちの人魚の魔女を本当の意味で救うことが出来るかもしれない。
それどころか、いずれ絶望へと行き着くしかない魔法少女の宿命を変えることすら出来るかもしれない。
あるいは――あの日消えて無くなった“家族”を、元通りの形にすることも。
しかし、結局それは「誰かのための願い」だ。
誰かのための願いは、結局巡り巡って誰かの呪いとなる。
今さら、そんな魔法少女の契約めいた都合のいい奇跡に、杏子は全てを賭けようとは思えなかった。
かといって、自分のための願いとなると、これが意外と思いつかない。
生き返って普通の人間に戻りたいかというと、それは何かが違う気がする。
ならばそれ以外に何を願うかと言われても、どうしてもというものがない。
せいぜい、うまい食べ物をたらふく食べたいとか、その程度だ。
結局のところ、杏子にとって自分の生は既に完結してしまっている。
聖杯戦争に今ひとつ本気になれないのはそれが原因だろうと、杏子は自分で分析していた。
「…………でさ。いい加減姿見せたら? いるんでしょ、あたしのサーヴァント」
不意に振り返り、唐突な言葉を虚空に投げかける。
杏子が立っているのは、テナントも入っていないような廃ビルの屋上である。
ここでなら話がしやすいだろうと、わざわざ魔法少女に変身して忍び込んできた。
そのだだっ広いコンクリートの空間に立っているのは杏子ただひとり。
ただ、杏子はそこに誰かが存在するのが分かっていた。
なんとなくだが、繋がりのようなものを感じていた。
風が吹いた。
男が立っていた。
全身を覆うダークグリーンのマントを風にはためかせながら。
顔立ちはまだ少年のものだ。しかし修羅場をくぐり抜けた精悍な男の顔だった。
濃い茶色の長髪を無造作にうなじのあたりで一つに束ねている。
体つきは中肉中背といったところだが、戦いの中で鍛え抜かれた逞しさがあった。
そして何より目を引くのが、身の丈を超える長さの鉄の塊だった。
それが巨大なライフルであることに、杏子は最初の一瞬では気付けなかった。
その銃が奇妙なのは、その巨大さだけではなかった。
銃の先端、ちょうど銃口の近くに、銀色に輝く杭のようなものが装着されていた。
遠くの敵を狙い撃つための武器でありながら、その部分だけは、何かを貫くためにあるようだった。
たとえるならば、それは『槍』だ。
彼が『槍兵(ランサー)』のサーヴァントであることに、遅まきながら杏子は気がついた。
銃を持っているからアーチャーかと思ったが、どうやら違うらしい。
あの武器で敵を貫くことで生きた証を立てた英霊、ということだろうか。
ランサーがこちらへ鋭い視線を向けた。
敵意がこもっているわけではない。こもっているのは純然たる意志だった。
それは同時に、マスターたる杏子への問いかけでもあった。
杏子は目をそらさずに、にぃっと笑ってみせた。
「なるほどね、あんたがあたしのパートナーってわけか。あたしは佐倉杏子。
見ての通り……って見ただけじゃ分かんないかもしれないけどさ、魔法少女やってる。
いや、やってた、ってほうが正確なのかもしれないけどね。死んだと思ったら死に損なって、まいったよ」
自己紹介になっているのかいないのか分からないようなことを一気に話す。
そして、次はお前だと言わんばかりの視線を送り返した。
「で? あんたがランサーってのは分かったさ。でも一応初対面なわけだし、名前くらいは聞いときたいんだけど」
そう言うと、ランサーは得心したといった感じの表情をした。
真面目で口数の少ない性格のようだが、少なくとも人当たりが悪いというほどではないらしい。
杏子の視線に促されるように、ランサーは口を開く。
ランサー――槍の英霊として召喚された“機甲猟兵メロウリンク”は、槍の魔法少女にその真名を告げた。
▼ ▼ ▼
――機甲猟兵。
それは、アストラギウス銀河において、生身で装甲騎兵アーマードトルーパーと戦うことを強いられた兵士達である。
旧式のライフルと、気休めにもならないパイルバンカーを持たされて、最前線の塹壕に放り出される。
それは懲罰を通り越して、婉曲な死刑宣告に等しい。
ただでさえ生存率の低い最低野郎(ボトムズ)達の生き血をも啜る、最低以下のウジ虫ども。
生き残るためにはありとあらゆる手段を用い、味方の死体すら罠にするような醜く生き汚い戦場の汚物。
誰が呼んだか『戦場の蛭(リーチャーズ・アーミー)』。
機甲猟兵、それはアストラギウス銀河の生んだ地獄の亡者である。
メロウリンク・アリティーが所属するシュエップス小隊は、ある日突然AT部隊から機甲猟兵へと降格された。
撤退戦の捨て駒になるのを隊長が拒否したため、懲罰としての降格だというのが表向きの理由だった。
バララントのAT部隊を相手に、シュエップス小隊の面々は文字通りゴミのように死んでいった。
機甲猟兵に元より生還は期待されていない。しかし、メロウリンクは生き延びた。
しかし、唯一の生還者となったメロウリンクを待っていたのは、小隊が軍の秘密物資を強奪し逃亡したという事実無根の汚名だった。
――ブランバンドール・スキャンダル。
後にそう呼ばれることになるこの事件は、軍の将校達がシュエップス小隊に罪を負わせるため仕組んだものというのが真相だった。
機甲猟兵への降格処分も、戦場で小隊を始末するための陰謀だったのである。
メロウリンク・アリティーは復讐を誓った。
旧式の対ATライフルを奪って脱走した彼は、自分たちを陥れたスキャンダルの関係者を殺す旅に出た。
全ては戦友達の無念を晴らし、名誉を取り戻すため。
“機甲猟兵メロウリンク”――これは、ただひとり生身で装甲騎兵に立ち向かった兵士の復讐譚である。
▼ ▼ ▼
「……『生き抜くため』で、いいんじゃないか?」
聖杯に懸ける願いがないと正直に告げた杏子に、ランサーはそう言う。
「生き抜くって言ったってさ、あたしはもう死んだんだよ。いや、魔法少女自体が一度死んだようなもんだけどさ」
「ここに存在しているのは嘘じゃないだろう。俺が召喚されたのがその証拠だ」
「そりゃまあ、そうだけどさ」
不本意ながらという感じで頷く杏子に、真面目な面持ちでランサーは続けた。
「俺は、復讐のために旅をしていた」
宝具として顕界した無骨な対ATライフルを肩に背負い、機甲猟兵は遠くを見るような目をした。
苦さと愁いを綯い交ぜにしたような感情がその精悍な横顔に浮かんで、すぐに消えた。
「それは、もしかしたら馬鹿な自己満足だったのかもしれない。だが、理屈じゃなかった。
俺自身が落とし前をつけなきゃ気が済まなかったんだ。だから、後悔はない」
メロウリンク・アリティーは、復讐者の英霊である。
死んだ者達の名誉のために、血と硝煙と泥濘に塗れて戦い続けた男である。
それは、他人のための戦いだったのだろうか。
それとも、自分自身のためのものだったのだろうか。
いずれにせよ、その生涯に悔いはないと、機甲猟兵は言う。
「だが、旅の終わりは来た。そして、旅の終わりは、俺自身の終わりじゃなかった」
「…………」
「マスターの戦いは確かに一度終わったかもしれない。だけど、マスター自身の終わりは、まだだ」
そう言われて、杏子はその言葉を自分でも驚くくらいに素直に受け入れていた。
「……ははっ。確かに、偶然巻き込まれたからって何もしないのは、あたしらしくないか」
そうだ。魔法少女・佐倉杏子は、こんなところでぼんやりしているようなやつじゃないはずだ。
まだ意地がある。矜持がある。訳の分からないままに流されていては魔法少女の名がすたる。
だったら、這いつくばって生きてやるのも悪くない。
「聖杯に懸ける願いなんてない。でも、ハイそうですかとやられるのは癪に障る。だから戦う。これでいいかい?」
「上等だ。それに、巻き込まれた以上これは俺の戦いでもある。落とし前は、自分でつけるさ」
杏子がにっと笑い、ランサーが頷く。今は、それで十分だった。
共闘の証に握手でもしようかと考え、思い直して、杏子は愛用の赤い槍を掲げた。
ランサーはすぐにその意図に気付いたようで、同じようにライフルを掲げてみせた。
槍の穂先とパイルバンカーが軽くぶつかり、きん、と小さく金属音を立てた。
気がつけば、ぽつぽつと雨が降り始めていた。
じきに激しくなるだろう。この街すべてを覆う、土砂降りの涙の雨が。
▼ ▼ ▼
【 予 告 】
復讐の旅が終われば、今度は聖杯戦争とはね。
おまけに相手は歴史に名高き英雄たちと来たもんだ。
自他共に認める雑魚のお前には、ちょいとばかり荷が重いと思うがね。
なぁメロウ、お前ならこの戦場でどう戦い抜く?
ま、地獄の底から見物させてもらうかね。
【クラス】
ランサー
【真名】
メロウリンク・アリティー@機甲猟兵メロウリンク
【パラメーター】
筋力C 耐久C 敏捷C 魔力E 幸運C++ 宝具E
【属性】
混沌・中庸
【クラス別スキル】
対魔力:D
魔術に対する抵抗力。
一工程(シングルアクション)によるものを無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
【保有スキル】
戦闘続行:A
往生際が悪い。
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。
単独行動:B
マスター不在でも行動できるスキル。
Bランクであるならばマスター不在でも二日程度なら現界可能。
破壊工作:A
戦闘の準備段階で相手の戦力を削ぎ落とす才能。トラップの達人。
ランクAの場合、進軍前の敵軍に六割近い損害を与えることが可能。
ただし、このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格が低下する。
戦場の蛭:-
リーチャーズ・アーミー。
生身でアーマードトルーパーと戦うことを強いられた、最低野郎(ボトムズ)以下と蔑まれる兵士達。
自身のマスター以外がランサーのステータスを確認した場合、全パラメータのランクが「最低以下」のE-ランクと表示される。
【宝具】
「あぶれ出た弱者の牙(パイルバンカーカスタム)」
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:2~30(1) 最大捕捉:1人
型式番号はHS-SAT、一般的には対ATライフルの名で知られる、徹甲弾を放つ大型の対物銃。
全長2m、重量30kgとかなりのサイズであり、銃身先端に炸薬式パイルバンカー(金属杭打突兵器)を装備できるのが特徴。
本来は対アーマードトルーパーの支援用に開発された銃であるが、発射される徹甲弾でATの装甲を撃ち抜くには60m以内に接近せねばならず、
重量の割に装弾数も少なく、銃身に装備するパイルバンカーに至っては存在自体を疑問視されるなど、お世辞にも評判のよくない兵器。
そもそも生身でATを相手取ること自体が無謀である以上、本銃が支給されるのは必然的にAT騎乗が許されない者達――『機甲猟兵』に限られた。
機甲猟兵の主力武器と言えば聞こえは良いが、要するにこの銃を持たされる事自体が遠回しな死刑宣告と同義である。
英霊メロウリンク・アリティーの象徴として宝具となっているが、これ自体は単なる兵器に過ぎず、単体では他の英霊と渡り合うに心許ない。
「涙の雨で血を洗え(ソルジャー・ブルー)」
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:自身 最大捕捉:-
愛銃に装備されたパイルバンカー以外の攻撃手段(事前に仕掛けた罠を除く)を全て封印することで発動する概念宝具。
発動時に自分が置かれた危機の大きさと正比例して、パイルバンカーの貫通力、命中率、クリティカル発生率、クリティカル補正ダメージに莫大な補正が掛かる。
状況が絶望的であるほど威力は上昇し、効果が最大発揮された状態のパイルバンカーは敵のあらゆる装甲および概念防御を無効化して貫通する。
あぶれ出た雑魚の宇宙で一番意味のない武器による攻撃でありながら、神話の英雄であろうとも霊核に直撃すれば即死は免れないだろう。
敵との戦力差が大きければ大きいほど、自らの勝機が乏しければ乏しいほど真価を発揮し、死と隣り合わせの一撃必殺をもたらす宝具であるといえる。
常にその身を危険に晒すことを強いられながら戦い続けてきた、機甲猟兵メロウリンクの生き様が宝具化したもの。
【Weapon】
「あぶれ出た弱者の牙(パイルバンカーカスタム)」
更にナイフ、手榴弾、対AT地雷、ワイヤーなど多種多様な武装を持ち、敵をトラップに誘い込んで仕留めるのを基本戦術とする。
【人物背景】
「装甲騎兵ボトムズ」の外伝OVA「機甲猟兵メロウリンク」の主人公。
ロボットアニメ史上ただひとり、最終話まで一度も巨大ロボットを操らずに生身でロボットと戦い抜いた主人公である。
機甲猟兵とは、乗機の喪失や懲罰などの理由により「生身でアーマードトルーパーと戦うことを強いられた兵士」を指す。
その絶望的な生還率の低さや、生き延びるためなら戦友の死体すら利用すると言われる生き汚さにより「ボトムズ以下」と軽蔑される存在。
彼らはこう呼ばれた。生き血を啜って命を繋ぐ『戦場の蛭(リーチャーズ・アーミー)』と。
メロウリンク・アリティー伍長は、ある日突然AT乗りから機甲猟兵へと降格され撤退戦の捨て駒にされたシュエップス小隊唯一の生還者である。
しかし復隊した彼を待っていたのは敵前逃亡と重要物資強奪の汚名だった。軍上層部に小隊ごと罠に掛けられたことを知ったメロウリンクは軍を脱走する。
そして彼は戦友の名誉のため、機甲猟兵時代の武器であった旧式の対ATライフル一丁で、スキャンダルに関わった将校達を一人また一人と抹殺していくのである。
前述の通りロボットアニメの主人公でありながらただの一度もATを操縦せず、パイルバンカーカスタムと多彩なトラップで戦う。
生身とATでは考えるまでもなく戦力差は歴然であるが、手榴弾や対AT地雷などをはじめあらゆるものを利用し、圧倒的戦力差を覆していく。
それでもライフルの弾丸を撃ち尽くすほど追い詰められることなど日常茶飯事であり、パイルバンカーの一撃に全てを賭けざるを得ないことも多い。
しかし苦戦に次ぐ苦戦を強いられながらも、悪運と強靭な意志、どんな状況でも決して諦めない往生際の悪さで「コンマ1パーセントの可能性をものにする男」である。
とどめを狙う時に己の血などで顔面に横縞のウォーペイントを描くのが定番で、各エピソードの山場となっている。
なおメロウリンクはランサー・アーチャー・アサシンのクラス適性を持つが、最も適性が高いのはエクストラクラスのアヴェンジャーである。
【サーヴァントとしての願い】
復讐は終わった。
聖杯に懸けるのは、機甲猟兵として死んでいった戦友たちの魂の救済。
【方針】
自分がこの聖杯戦争においても「あぶれ出た雑魚」に過ぎないのは熟知している。
だからこそ、あらゆる手を使ってでも生き残る。
【マスター】
佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ(TV版)
【マスターとしての願い】
願いはないが、このままやられるのは気に食わない。
【weapon】
多節槍。
【能力・技能】
本来は幻惑の魔法を使う。
【人物背景】
多節槍を武器に戦う、赤の魔法少女。
彼女の浄化の炎は、人魚の魔女もろともにその生命を燃やし尽くしたはずだった。
【方針】
生き抜くために戦う。
最終更新:2015年12月08日 01:56