バサエフ司令官とは、
ロシアのチェチェン独立派最強硬派幹部。2006/07殺害された。
チェチェン独立派のバサエフ司令官を殺害 ロシア当局(2006/07/11)
モスクワ(CNN) ロシア連邦保安局(FSB)は11日、南部チェチェン共和国独立派武装勢力の最強硬派幹部、バサエフ司令官を殺害したと発表した。同司令官は、今週末にサンクトペテルブルクで開催される主要国首脳会議(G8サミット)に合わせたテロ攻撃を計画していたという。
インタファクス通信によると、当局の工作員が
チェチェンに隣接するイングーシ共和国で、バサエフ司令官らの乗った車列を標的に、トラックに仕掛けた爆弾を爆発させた。同司令官の遺体が確認されたほか、独立派メンバー12人が死亡した。
バサエフ司令官は1965年にチェチェンで生まれ、チェチェン紛争では野戦司令官として独立派を指揮。1997年のチェチェン大統領選でマスハドフ氏に破れ、首相に任命されたが6カ月後に辞任した。2002年のモスクワ劇場占拠事件や、2004年に300人以上の死者を出した北オセチア共和国ベスランの学校占拠事件などの首謀者とされ、昨年のマスハドフ氏死去を受けて「聖戦継続」を宣言。ロシア当局が最重要人物として行方を追っていた。
FSBのパトルシェフ長官は「ベスランの子どもたちを殺害するなど、これまでのテロ行為に対する報復だ」と述べた。一方、独立派系のウエブサイトは「バサエフしが
ロシア部隊との戦いで殉死した」との声明を掲載している。
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最終更新:2013年05月20日 12:11