程永華
駐日大使に程氏 中国が通知、豊富な日本人脈(2010/01/06)
吉林省出身の程氏は、1977年からの6年間を皮切りに、駐日公使などとして計4回、在日本大使館に勤務した。2005~06年には、王毅駐日大使(当時)が“休暇”で長期帰国していた間、臨時代理大使を務めたこともある。創価大留学時代を含めると日本在住期間は20年近く、日本語が堪能な知日派の一人として知られている。
当初は他の候補者も検討されたもようだが、中国外務省関係者は「日本との関係推進に向け、
程氏は日本の事情を理解したり、人脈を構築するうえで有利だ」と指摘。日本の政財界に幅広い人脈を持ち、日本語で交渉できる
程氏を起用することで日中交流を拡大し、
東シナ海のガス田問題や中国製ギョーザ中毒問題などの解決につなげたいとの狙いがあるとみられる。
程氏は06年から駐
マレーシア大使を務め、08年10月に駐韓国大使に就任。駐韓大使として2年に満たない時期の転任には、対日政策を重視する中国政府の姿勢もうかがえる。
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最終更新:2013年05月18日 23:05