マレーシアとは、東南アジアのマレー半島南部とボルネオ島北部を領域とする国。


マレーシア銀との提携発表=アジア進出先支援に弾み―りそな銀(2013/05/20)

 りそな銀行は20日、マレーシア大手銀行のパブリック銀行(本店クアラルンプール市)と業務提携することで合意したと正式発表した。りそな銀取引先向けの資金決済や現地通貨建て融資などを行う。りそな銀は今回の提携により、東南アジア諸国連合(ASEAN)主要国で取引先を支援する体制を整えることになる。

天然資源のガバナンス、マレーシアは乏しいと評価(2013/05/18)

非営利団体(NPO)政策研究所のレベニュー・ウォッチは、石油及びガス、鉱業セクターの資源ガバナンスインデックス(RGI)を発表した。

マレーシアは、58か国中34位となった。スコアは46で「乏しい」と評価された。

RGIは、昨年の1月から12月にかけて法的枠組みや安全基準、質の管理などの173項目において調査を行い、スコア化したもの。71-100が「充実」、51-70が「不完全」、41-50が「乏しい」0-40が「弱い」と評価している。

最も高く評価されたのはノルウェー(スコア98)で、それに米国(92)、英国(88)が続いた。最下位はミャンマーで、スコアは4だった。

東南アジアからは、14位がインドネシア(66)、23位がフィリピン(54)、43位がベトナム(41)、52位がカンボジア(29)となった。

政府所有の企業では、ペトロナスのスコアは61となり、45企業中20位となった。1位はノルウェーのスタットオイルだった。

《レスポンス広瀬やよい》

マレーシアのナジブ新内閣、「つなぎの内閣」との見方(2013/05/18)

5月15日に発足したナジブ新内閣について、様々な観点からみて「つなぎの内閣」であって本格内閣ではないとの見方が強いようだ。

ジョホール州の華人系私立大学サザン大学学院のトック・キアワー学長は、過渡期の陣容と表現し与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)党内選挙を経て半年後に内閣改造が行われるとの見方を示した。

トック学長は、年内に党内選挙が行われることに加え、マレーシア華人協会(MCA)や人民運動党(ゲラカン)が入閣を辞退した点を指摘。32人の閣僚のうち21人がUMNO所属であることについては、UMNO党内選挙でスムーズに再選を果たすためであり、且つMCAやゲラカンからの閣僚入りの余地を残したものだと分析した。

《レスポンス伊藤祐介》

東南アジア株式=マレーシア最高値、タイは19年半ぶり高値(2013/05/07)

[バンコク 7日 ロイター] 7日の東南アジア株式市場の株価は、クアラルンプール総合株価指数(KLCI)が2日連続で終値ベースの最高値を記録した。

5日に投票が行われたマレーシアの総選挙を受けて投資家が大型株のポジションを築いた。また他の大半の市場も上昇。強めの米雇用統計を材料とした世界の各市場の上伸に追随した。

クアラルンプール市場では、CIMBグループ・ホールディングス<CIMB.KL>やマラヤン・バンキング(メイバンク)<MBBM.KL>といった銀行株が上昇を主導。KLSE総合指数<.KLSE>は1.41%高の1776.73で引けた。前日は3.4%大幅上昇した。

マレーシアの証券取引所によると、海外勢は7日、マレーシア株を9億8986万リンギ(約3億3250万ドル)分買い越した。前日は14億3000万リンギ(約4億8060万ドル)の買い越しだった。選挙によって、市場の圧迫要因が取り払われた。

HSBCは6日付のリサーチノートで、各投資信託は2012年終盤以来、マレーシア資産をアンダーウェートにしてきたが、最近数週間では、よりニュートラルにポートフォリオを変化させつつあると指摘、選挙を見越した動きの可能性があるとしている。

HSBCはCIMBグループ・ホールディングスについて、総選挙による不確実性がアンダーパフォーマンスの一因だとして、同銘柄を最推奨銘柄の一つに挙げた。

EEZに中国艦船4隻が侵入、マレーシア海軍が退去要求(2013/04/30)

マレーシア海軍のアブドル・アジズ総司令官は、3月26日にマレーシアが領有権を主張している南シナ海スプラトリー諸島(中国名・南沙諸島)南方の排他的経済水域(EEZ)に中国の艦船4隻が侵入したと発表した。

マレーシア海軍の哨戒艦「ペラ号」が現場に急行し、退去を命じたという。現場はベティン・セルパイ(中国名・曽母暗沙)から約80キロメートルの排他的経済水域。

4月27日の海軍記念日のインタビューの中でアブドル・アジズ司令官は、中国海軍の行為が中国と東南アジア諸国の関係に打撃を与えるものだと非難。マレーシア海軍は空軍や海事執行局庁と協力して我が国の権益を守っていくと宣言した。ベティン・セルパイについては、中国と台湾も領有権を主張している。

《レスポンス伊藤祐介》

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最終更新:2013年05月28日 15:19