アルハノフとは、チェチェン共和国の親ロ派大統領である。
ニュース系 サーチエンジン(アルハノフ)

チェチェン大統領、事実上の更迭か(2007/02/16)

 15日に辞任したロシア南部チェチェン共和国のアルハノフ前大統領は同日、プーチン大統領に連邦政府の法務次官に任命された。カドイロフ(ラムザン・カディロフの事らしい。)首相が30歳の若さで警察部隊を掌握して共和国の実権を握るなか、同首相との権力闘争に敗れたのが実態と見られる。

 アルハノフ氏は08年8月までの任期を残しての辞任。大統領代行となったカドイロフ氏がプーチン大統領の指名を受けて正式な大統領に就任するとの見方が有力だ。

 アルハノフ氏は今週初め、自身のインターネットサイトで「個人崇拝はチェチェンに何もよいことをもたらさない」との声明を発表。名指しこそ避けたが、カドイロフ氏への批判であることはあきらかだった。プーチン大統領は両氏の対立が極まったため、アルハノフ氏の事実上の更迭に踏み切ったと見られる。

 アルハノフ氏は04年8月、カドイロフ首相の父アフマド・カドイロフ元大統領の暗殺に伴う大統領選で当選した。

 息子のカドイロフ氏は当時30歳未満で大統領資格を持たなかったが、実権の多くを父から引き継いだ。独立派武装勢力出身者を多く受け入れた警察部隊を編成しチェチェンに一定の安定をもたらしたと評される一方で、「チェチェンは事実上の治外法権」(反体制派の元チェス世界王者カスパロフ氏)との批判も招いていた。モスクワ・カーネギー研究所のマラシェンコ氏は「アルハノフ氏はチェチェンで唯一カドイロフ氏にノーと言える存在だった」と話す。権力のカドイロフ氏への過度の集中が、チェチェン国内の緊張を高める可能性を指摘している。

政権側が露骨な対立候補降ろし=ロシア・チェチェン大統領選(2004/07/22)

 【モスクワ22日時事】インタファクス通信によると、ロシア南部チェチェン共和国の中央選管は22日、8月29日の共和国大統領選挙に立候補したモスクワ出身の実業家、マリク・サイドゥラエフ氏のパスポートに誤記があったとして候補者登録を拒否した。

 同氏はこの選挙でプーチン政権が全面支援するアルハノフ前共和国内相の有力なライバルと目されていた人物で、連邦政府が対立候補降ろしに乗り出したとみられる。 (時事通信)

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最終更新:2013年11月08日 16:42