テロ警戒 極秘裏に大統領就任式 チェチェン(2004/10/06)
【モスクワ=内藤泰朗】ロシア南部のチェチェン共和国で五日、親ロシア派のアル・
アルハノフ新チェチェン大統領(四七)が就任した。同共和国は、
カディロフ前大統領ら歴代指導者が相次いで暗殺され、事実上の内戦状態にあるだけに、就任式典の開催時間や場所は、テロを警戒して、最後まで秘密にされた。
式典には、プーチン政権の高官が出席し、アルハノフ氏はロシア語とチェチェン語で就任宣誓を行った。首相には
アブラモフ大統領代行(三一)、副首相には、暗殺されたカディロフ氏の息子の
ラムザン・カディロフ氏(二七)がそれぞれ、就任するのが確実だ。
警察官僚出身の新大統領は故カディロフ大統領の下で内相に就任しており、今後、指導者の座を狙うラムザン氏との確執を指摘する声もある。
一方、ロシア連邦政府が「テロリスト」の烙印(らくいん)を押し、行方を追っている
チェチェン独立派指導者のマスハドフ元共和国大統領が身柄を拘束されたとのうわさも飛び交っているが、確認されていない。(産経新聞)
チェチェンで大統領代行暗殺未遂=車列通過中に爆発、3人死傷(2004/07/13)
【モスクワ13日時事】
ロシア南部のチェチェン共和国の首都グロズヌイ市内で13日、アブラモフ共和国大統領代行(首相)の乗った車列が通過中に爆発があり、1人が死亡、2人が負傷した。同大統領代行は無事だった。 (時事通信)
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最終更新:2013年05月21日 17:14