ヤジド・スファートとは、元マレーシア陸軍大尉。
ジェマ・イスラミア(JI)構成員でもある。カリフォルニア州立大学サクラメント校で生化学を学んだ。
アルカイダのために炭疽菌兵器を製造しようとしたが、精度の高い炭疽菌の入手に失敗した。スファートは、米軍のアフガニスタン攻撃の際はカンダハルに潜伏し、01年にマレーシア当局によって拘束された。
米同時テロに関与か マレーシア元大尉を拘束(2013/02/07)
マレーシア当局は7日、テロ活動に関与した疑いで、マレーシア人3人を拘束した。地元の人権団体によると、拘束されたのは男2人と女1人。このうち男の1人は、2001年の米中枢同時テロに関わった疑いが指摘されているヤジド・スファート元マレーシア陸軍大尉。
マレーシアと米国の当局は、同時テロで航空機を乗っ取り国防総省に激突した実行犯2人が00年1月にクアラルンプール郊外の元大尉の自宅で会っていたとみている。
元大尉は米国で教育を受けた生物化学者。01年にもマレーシアで拘束されたが、08年に釈放された。(共同)
【マレーシア】JIメンバー釈放、9・11テロ関与容疑(2008/12/11)
イスラム過激派組織
ジェマ・イスラミア(JI)構成員で、2001年9月11日の米国同時多発テロの犯人らを支援したとされる
ヤジド・スファート容疑者(44)が釈放された。10日付スターが伝えた。
同容疑者は国内治安法(ISA)の下で身柄を拘束された。今回の釈放に際して、警察への定期的な報告、スランゴール州を離れる際は許可が必要といった条件が課されている。
ヤジド容疑者は米国の大学で生物化学を専攻。2000年に米国同時テロを計画していた
アルカイダのメンバーに、自宅を集会場所として提供したとされる。うち2人は米国防総省本庁舎(ペンタゴン)に突入した航空機に乗っていたことが確認されている。
マレーシア政府は、これまでにJI構成員の犯罪容疑者17人を釈放している。うち8人は
インドネシア人だった。
関連項目
最終更新:2014年08月13日 13:35