ヴォルニコス・アズーリ


「見た事ある」は生きる知恵。「少し似てる」は死の教え。―――異界の教師


【通称】 
ヴォルニコス・アズーリ

【種別】 
中級 / 甲殻属 / 人型

【能力】
いわゆる『超能力』ではなく、怪物としての複雑な身体能力。現実の動物に例えると、『蟹』が近い。
基本的には二足歩行だが、異形の装甲を纏っていて、体型も人間離れした所が有る(いわゆる、怪人)。
左腕には手と呼べるモノが無く、代わりに鎖を伴い射出可能な鉄球が接続され、振りまわしての強力な打撃や、敵を絡め取る事が可能。
右腕には五指のある手が付いているが、その甲は分厚くなっていて、手首の方から鋭いハサミが生えている。
これを用いれば、切っ先の読みにくい斬撃攻撃や、人間の頭ぐらいのサイズの物体で有れば圧壊させる『挟み』攻撃が出来る。
また、全身を覆う甲殻は、関節部などのスキマを除けば、市販の包丁程度では傷一つ付かない程の強度を持っている。
更には、口からシャボン玉の様な『泡の弾丸』を放つことで、敵に衝撃系のダメージを加える事も有るとされている。

他方で、歩行などの速度は遜色ないものの、全力疾走のスピードは平均的な成人男性にすら劣るようだ。
『蟹』らしく、水中では自在に移動するのだが、市街地である表世界をまる写しにした裏世界での使用機会は限られてしまう。

【容姿】
人間と同じ直立二足歩行の動物と、蒼色の蟹を融合させたかのような外観の怪物。
全体的に太くマッシヴな体格であるものの、頭の大きさはそれに比してかなり小さい。

【設定】
裏世界』と呼称される異界に棲息している甲殻属の中級(単体で有れば、能力者と十二分に張り合える)モンスター
表世界で言う『健康ランド』に相当する施設の一角を自らの縄張りとしていて、夜になるとその周辺で獲物を捜し始める。
人間と同じ声を出す事が出来るらしく、時折悲痛な呻きや命乞いの科白(犠牲者たちから覚えたとみられる)を放つ事が有るが、現時点では、脈絡の無い場面で、半ば鳴き声の様に発している所しか確認されていない。
裏世界の住民で有れば、動作や表情で或る程度意思の疎通は可能だが、この時も喋る事は出来ない。
性格としては、執拗なハンターとしての一面と、無邪気で子供っぽい一面を併せ持っていて、精神年齢も知能レベルも幼い様だ。

尚、カニやエビを彷彿とさせるモンスターは、裏世界ではそこまで珍しいモノでは無いが、下級モンスター扱いの種の方が多い様だ。 
「蒼色で、鉄球とハサミを装備し、ヒトガタのスタイルで、上記した習性が有る」個体は、ヴォルニコス・アズーリしかいない、と言うだけ。

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最終更新:2011年06月25日 16:53
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