それを傷つけようとした者は、すぐにその教訓を学ぶことになる。―――狩人の知恵
【通称】
シルヴァローナ
【種別】
下級 / 鳥属 / 獣型
【能力】
裏世界の怪物としての特殊な身体能力。現実の生物では、『カラス』が近い。
サイズや飛翔能力は現界の大型カラスとほぼ同様だが、嘴が異常なまでに硬く、獲物を穿ったり、攻撃を弾くのに一役買う。
また、脚の力はコンドルもかくやというレベルまで高められていて、その気になれば人間を連れ去る事も可能。
反面で、防御力や生命力は本物の鳥に毛が生えた程度で、能力者の攻撃を受ければ殆どが一撃で滅び去る運命だ。
【容姿】
真っ赤な目にくすんだ灰色の羽毛を持つ、鳥類そのものの姿を持つ怪物。
頭には金色のトサカが生えており、これが細かく震えることで獲物の血肉や虫などを落すらしいが、実は弱点でもある。
……普通に攻撃すれば、どこでも致命傷を与えられるのが悲しい所。
【設定】
裏世界の広域に棲息する、鳥類型の
モンスター。現実の鳥の羽音を誰かが加工した様な、重い音を伴って羽ばたくのが特徴的。
より強力なモンスターや、能力者の戦闘に便乗して徒党を組んで飛来し、お零れにあずかることが多い。
また、時には集団で奇襲をかけ、自発的に他のモンスターや他の能力者、更には他の群れをも襲う事が有る。
木偶兒多流が地上の掃除屋とすれば、シルヴァローナは空の掃除屋の一角として、成功を収めている種族だろう。
なお、彼らの肉を食べると、段ボールを噛んでいる様な心地になるらしい。
ちなみに、あれだけ数が居ると言うのに、誰も彼らが仲間を増やす所を見た事が無いと言われていて、性差も外観からはまったくわからない。
名前の由来は『シルバー』+『ヴァローナ(ロシア語のカラス)』。
最終更新:2011年06月25日 17:08