「Me2C(OMe)2」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

Me2C(OMe)2 - (2007/11/16 (金) 18:57:54) のソース

*Acetone dimethylacetal
#right(){[[戻る>化合物各論]]}

#center(){&ref(Me2COMe2.png)}

 [別名]2,2-Dimethoxypropane
 [和名]アセトンジメチルアセタール,2,2-ジメトキシプロパン

 アセトニド化試薬。

#center(){&ref(http://www39.atwiki.jp/isoleucine/?plugin=ref&serial=60)}

 弱い酸条件にさらすと,メタノールの脱離を伴ってオキソニウム種を生じる。このオキソニウム種にヒドロキシル基が反応する事でアセタール交換が起こり,アセトニド化が進行する。
 
 水との反応によってアセトンとメタノールに分解する。

-物性

|CENTER:構造式|BGCOLOR(white):CENTER:&ref(Me2COMe2.png)|
|CENTER:示性式|CENTER:Me&sub(){2}C(OMe)&sub(){2}|
|CENTER:分子式|CENTER:C5H12O2|
|CENTER:分子量|CENTER:104.15|
|CENTER:CAS No.|CENTER:77-76-9|
|CENTER:沸点|CENTER:83 ℃|
|CENTER:密度|CENTER:0.847 g/mL(25 ℃)|


**実験法
***入手
 市販されている。

***精製
 水と反応してメタノールとアセトンに分解している。
 アセトニド化反応において,大量のアセトンジメチルアセタールを用いる場合が多く,アセトンやメタノールが混じっていても大きな損失がないため,ほとんどは精製を必要としない。
 精製する必要がある場合は,Vigreux管を用いて精密蒸留することで得る。


----
目安箱バナー