0013:惨劇
「俺は必ず
たけしや
ボンチューを倒して優勝してやるぞー!」
岩手の海岸線。一人の男が吠えている。いや、男というより、子供といった表現のほうが相応しいかもしれない。
ゴン蔵は愛する小次郎のためにも絶対に負けるわけにはいかなかった。
しかし、皮肉なことに彼の発した大声は近くにいた参加者の耳に入っていたのだ。
「まずは
たけしを探して、決着を付けてやるか」
「残念ながらそれは不可能だよ」
突然何者かが
ゴン蔵の背後から襲ってきた。そして振り向く
ゴン蔵に男は太刀を浴びせた。
「あ、俺の7年の、人生は・・・・・・」
薄れゆく意識の中最後に目にしたのは、その男の嘲笑う姿であった。
「ククク、一人減ったな。この
桃白白様に殺されたのだ、一億の価値があるぞ」
桃白白は
ゴン蔵の荷物を拾い上げ、中を確認した。
「チッ、バスケットボールだと?このガキ!こんな物で優勝する気だったのか。まぁいい。とりあえず飯だけは確保できたからな。」
桃白白は荷物をかっさらうと南へと消えた。
【岩手県】
【桃白白@DRAGON BALL】
状態:健康
所持品:自分の支給品一式とゴン蔵の食料、脇差、バスケットボール@SLAM DUNK
第一行動:南へ向かいできるだけ殺す
最終目標:優勝する
【ゴン蔵@世紀末リーダー伝たけし! 死亡】
【残り127名】
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桃白白 |
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最終更新:2024年08月12日 19:27