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お兄様って呼んでくれ - (2006/12/20 (水) 18:04:58) のソース
夢を見たんだ、鶏冠石。 その夢の中では鶏冠石がまだ小さくて……あ、鶏冠石って昔身体弱かった? スゴい厚着してコンコン真っ白な咳してたからさ。俺の夢だからかな? まぁいいや。それでその鶏冠石がトコトコ俺の後をついてくるんだよ。ちょっと速く歩くともうついてこれなくて、『待ってっ、お兄様!』ってハンベソかいてた。 それで振り返って『大丈夫、ずっと一緒だ』って言ってあげたんだ。そのときの笑顔といったら、俺もう新しい扉開いちゃうところだったよ。 ん? 何が言いたいかって? 頼む鶏冠石! 俺をお兄様って呼んでみてくれないか!? マスターが唐突に夢のことを語り出しました。 なんでも夢の中の私は、いつもマスターの後を追いかけてくる、それはもう可愛らしい乙女だったとか。 「それで? いったいぜんたい何が言いたいのかわかりませんわ」 「頼む鶏冠石! 俺をお兄様って呼んでみてくれないか!?」 「はぁ?」 言ってることはふざけてるのにこの表情……この人の頭はどうなっているのか本当にわかりませんわ……。 「いいでしょ? 別に減るもんじゃないじゃん!」 そして駄々をこねる。 まったくもって嘆かわしい……。 「あまり調子に乗らない方がよろしいのではなくて? お に い さ ま !」 「……可愛くない」 私は彼をこれ以上ない力で叩きつけました。 ----