宝石乙女まとめwiki

お風呂二人前

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集
  スケベな上司にガツンと一泡吹かせた今日も終わり。やーっと家に帰って来れましたっと。
「ただいまー」
  時刻は午後7時。今日は用事があるとかで爆弾岩さんは早めに帰ったらしいので、きっとソーダも寂しがっているだろう。
「ママー、おかえりー♪」
「お、元気だね。いい子にしてた?」
「うんっ。ソーダいいこだよー」
  しゃがんだあたしの背中に飛びついてくるソーダ。
  スーツにしわがついてしまうかも知れないけど、まぁいいや。そのままおんぶをして、寝室へと向かう。
「ソーダ、お腹空いた?」
「ぺこぺこー」
「そっか。じゃあお風呂入ったらすぐご飯にしちゃおうか」
「おねーちゃんがつくってくれたよ。ソーダもおてつだいしたー♪」
  さすが爆弾岩さんだ、頼りになる。
  仕事に帰ってきてからご飯の支度って、かなりしんどいだよね……。
「そっか、偉いねソーダ」
「えへへー」

  うちでは夕食前にお風呂に入るのが基本。まぁ、あたしの日課をそのままやっているだけだけど。
  最初は小さな子供をお風呂に入れるなんてやったことなくて、かなり苦労したっけ。
  でも今は慣れっこ。ソーダがお風呂好きということもあり、慣れるのにはそれほど時間を要さなかった。
  それにお風呂の時間はとても大切。日中は別々の場所にいるあたしとソーダが会話できる、貴重な時間なんだから。
「おふろぉ♪」
  ソーダを抱えて、湯船へと浸かる。
「はぁー……」
「ママー、おつかれ?」
「ママじゃなくてマスター。まぁ、お疲れですよー」
「じゃあねぇ、ママおつかれさまー」

  あたしの身体に抱きついてくる。
  そして頬擦り。少しくすぐったいけど、なんとなく落ち着くかも。
「いやされたぁ?」
「うん、癒されたよ。でもそんなの誰に教えてもらったの?」
「おねえちゃんだよー」
  お姉ちゃん、かぁ。
  まったく、あっちこっちからいろんなこと覚えてくるんだから……。
「ママはすりすりするとよろこぶーって、おねえちゃん言ってたー」
「それはどういう根拠なんだか……あと、ママじゃなくてマスターだよ」
「はーいっ」
  相変わらず返事だけはいいんだから。
  これでちゃんとマスターって呼んでくれるのなら、こちらの気苦労も減るんだけど。
  まぁ、期待してもダメかな。それにソーダだって、母親みたいに甘えられる人は必要だろうし。
「あのねー、今日はいっぱいおべんきょうしたんだよー」
「ほぉほぉ。それじゃあその成果、披露してもらおうかなぁ」
「はーいっ。じゃあねぇ、んーとぉ……」
  あー、こうしているとあの変態ハゲオヤジの顔も忘れられるってものね。
  やっぱりお風呂はいいなぁ……。
「ふぅ……」
「ママー?」
「ん、なぁに?」
「まだおつかれー? もっかいいやしてあげるー♪」

「いただきまーすっ♪」
「いただきます」
  風呂上がりの後は夕食。今日は爆弾岩さんが作ってくれたビーフシチュー。
  爆弾岩さんに感謝して、今日一日ご苦労様。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
添付ファイル
ウィキ募集バナー