宝石乙女まとめwiki内検索 / 「ピクニック」で検索した結果

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  • ピクニック
    ...なにかしら?」 「ピクニックいかない?」 「そんなわけで準備はできたな」 「言うのが遅すぎますわ! 前日に言ってもらえればしっかりと準備できましたのに……」 「いやまぁ、軽い散歩みたいな感じでよかったんだけどさ。鶏冠石こういうの好きなのか?」 「えぇ、嫌いじゃなくてよ」   鶏冠石は意外と乙女チックだからな。これはもしかして珍しくはしゃいでる? 「それでどこに行きますの?」 「ん、この通りをずっと行ったところに小高い丘があるじゃん? そこ」 「わかりましたわ。では早速向かいましょう」 「結構歩いたな……」 「あらだらしない。たったこれだけでバテてしまったのかしら?」 (お前が異様に速足だったからなんだけどな……) 「ではあの木陰にでもシートを引きましょうか」 「うぃー頼むー」   そよそよそよ 「もっと風があると思ったけど、なかなか……」 ...
  • みんなでピクニック
    ...ができたら、みんなでピクニックにでかけましょう」   みんなでピクニックに行きましょう。
  • 花鳥風月:鶏冠石編
      久しぶりにピクニックをすることになった。いつか来た彼岸花の咲く丘で―― 「なぁ鶏冠石」 「はい?」   なんでまたピクニックなんて? と問いかける。 「秋が私たちを呼んでいる気がしました」   ……景色を楽しめってことかな、うん。   こんな夜でも、鶏冠石がいると鳥が寄ってくる。暗くて種類までは分からないけど、今夜は俺が近くにいてもかまわずに寄ってきていた。   途端、鶏冠石が……いや、景色が急速に色づく。 「今日って満月だったのか」 「とても綺麗ですわ……」   さっきまでは暗くて分からなかった鳥たちが、月明かりに照らされてハッキリと見える。羽根の中心にいる鶏冠石はまるで天使のようで。 「綺麗だ……」 「えぇ、ホントに……真ん丸ですわね」   俺は鶏冠石のことを言ったんだけどな。まぁ分かんないか。   ザァッと風が吹く。俺の心情を察したのか、花たちが...
  • 桜並木
    ...だ」 ホ「なんだかピクニックみたいですね」 ア「そういえばそうかもな」 月「よーしっ、なんか満場一致っぽいしいこーっ!アメジスト料理よろしくー」 ア「うん?企画者である月長石も参加するのが当然だろう?」 月「うぐっ…わかったわよぅ…」 ホ「綺麗な桜並木ですね」 ア「そうだな、それにあまり人もいない。これはいい穴場を見つけたな」 月「ここなんかよさそうね、シートここにしこっと」 主「うん、美味しい」 ア「ふむ、それはよかった。なぁ、月長石?」 月「な、なんでアタシに言うのよっ」 ホ「私もお料理覚えたいですね」 主「今日はホントに来てよかった」 月「そっかそっか。それならアタシも企画した甲斐があったってもん」 どさっ 月「…え?ち、ちょっと?ね、ねぇ…ど、どうしたのよ!?し、しっかりしてよ!」 ア「月長石、落ち着け!」 月(びくっ) ア「...
  • 小説-鶏冠石メイン
    ...って」より ピクニック 25スレ目「黒曜石と雲母が台風対策するんだって」より 鶏冠石に捧ぐ花 27スレ目「黒曜石と雲母が、次にスレが落ちたら」より 繰り返す日々にスパイスを 27スレ目「黒曜石と雲母が、次にスレが落ちたら」より 雨の日の拾いもの 29スレ目「黒曜石とアメジストと月長石が、「油断大敵」と言って」より スポーツの秋 29スレ目「黒曜石とアメジストと月長石が、「油断大敵」と言って」より 仮装パーティー 29スレ目「黒曜石とアメジストと月長石が、「油断大敵」と言って」より 彼岸花 30スレ目「黒曜石と雲母が焼き芋食べたって」より 寂しい季節 30スレ目「黒曜石と雲母が焼き芋食べたって」より 変わらない日常 31スレ目「黒曜石とか雲母とかが帰りを待っていても」より 鶏冠石は負けず嫌...
  • 名も無き乙女の昔話8~思い出の歌~
    ...出る。 家族でよくピクニックに来る場所だった。 父と私はいろいろな話をした。家族のこと、学校のこと、友人のこと、私の将来のこと。 言葉が途切れ、二人の間に沈黙があった。父と私は風にそよぐ草花を眺めていた。 ふいに、父は私を抱きしめ、私に言った。 「これから、なにがあっても強く生きろ。母を守れ。兄弟を守れ。友人を大切に。自分を愛し、家族を愛せよ。  そして、彼女のことを頼む」 《ある朝 ぼくは目覚めて そして知ったさ  この世につらい悲しいことが あるってことを》 父の枕元に立つ。もう、すでに旅立った父が寝ている。 母は泣き崩れ、弟と妹も号泣していた。集まった使用人達からも嗚咽がこぼれる。 「不治の病だったのよ」 彼女が呟く。 「分かった時には、もう手の施しようがなかったの……。我慢強い、いい子だったわ……」 彼女は慈しむように父の髪を撫でる...
  • 漫画・イラストストーリー
    ...り みんなでピクニック 9スレ目「黒曜石と雲母が海水浴に行ったって」より お風呂に入るのも大騒ぎ 10スレ目「黒曜石と雲母がグラビアアイドルになって…」より おそろいのお洋服 11スレ目「黒曜石と雲母が朝寝坊したって」より 着ぐるみ戦士 11スレ目「黒曜石と雲母が朝寝坊したって」より こちらスネーク 13スレ目「黒曜石とか雲母とか薔薇乙女とかみんなで描いたりしても」より  バーテンダー瑪瑙 13スレ目「黒曜石とか雲母とか薔薇乙女とかみんなで描いたりしても」より マッチ売りの化石 16スレ目「黒曜石とか雲母が何度甦っても」より おやゆび天河姫 16スレ目「黒曜石とか雲母が何度甦っても」より 虎眼石と置石の自己紹介 16スレ目「黒曜石とか雲母が何度甦っても」より 真珠と爆弾岩の出会い 16...
  • 真珠が風邪をひいたなら
      真珠が珍しく風邪をひきました   周囲は軽くパニック 「……せめて、静かに寝かせてちょうだい」   心配した置石参上   置石真珠を看病する   監視つき
  • 聖石戦士 グリコンダーZX改
    『聖石戦士 グリコンダーZX改』(せいせきせんし グリコンダージークスかい)は2006年(平成18年)1月29日からテレビ夕日系列で毎週日曜日7:30 - 8:00に放映している、宝石乙女達に大人気の西映製作の特撮テレビドラマ作品、または作品中で主人公が変身するヒーローの名称である。 二年前に放送終了した聖石戦士 グリコンダーZXの正統な続編。 あらすじ 今から2年前の西暦2004年、悪の秘密結社【メイジ・ニュード】から地球を救った早瀬 星華ことグリコンダーZX。 彼女はその後聖石装甲の能力を失い、普通の学生として日々を過ごしていた。 だが現在、西暦2006年。地球は新たな危機を迎えようとしていた! 突然謎の怪人に襲われる星華、変身出来ない星華のピンチを救ったのは前回の最終話でグリコンダーを庇い死んだはずのライバル、サイボーグ悪魔剣士 メタリックニュードだった。 「地球...
  • 試金石百合日記5
    「第一回突発的サバイバルゲーム。」 やる気の無い私の宣言でゲームは開始される。 このサバイバルゲームは世界丸○えで言うビックリ企画なのである。 勿論ターゲットは珊瑚。他のメンバーは当然仕掛け人だ。 相手チームは瑪瑙、珊瑚、天河石 こちらのチームは私、化石、黒曜石 一応無難に集めたつもりだが、人選ミスにも程がある。 己の未熟さを猛省しつつAKを握る。化石さん、化石さん、銃口覗いたらだめです。 あと黒曜石さん、これ喧嘩じゃなくてゲームです。そんな思いつめた顔しないでください。 一応説明したんだけどなぁ…?こりゃあビックリ失敗かも。 とりあえず全ては瑪瑙にかかっている。一番重要なポジションだ。 …あれ?向こうチームに天河石がいない?…ゲエッ!マスター! しかもいろいろとフル装備。あわわ。しまった天河石じゃなくてアメジスト辺りを 誘えばよかったか...
  • 聖石戦士 グリコンダーZX『改』 ~日曜日の始まり~
      金剛石曰く、自分達が前のマスターのところにいたときはテレビなんてなかったという。   だからうちに来て相当テレビという存在に驚いたようだが……。 金「マスター! チャンネルは渡さ……渡しませんっ!!」 主「いやいや、そこまで興奮しなくたって勝手に変えたりしないよ」   日曜の午前7時半ちょっと前。この時間にある子供向けの特撮ヒーローの番組に、金剛石は嵌っていた。 金「あの壮絶な戦いから2年の歳月が過ぎて、ついに復活するんですよ!!」 主「だから俺は見てないから分からないよ」 金「じゃあマスターも見て下さい……あっ、雲母ーっ! 一番いい席取るなぁー!!」   いつの間にかちゃぶ台の中央、テレビが真正面に見えるところに鎮座する雲母。相変わらずチビ荒巻を抱っこしている。   あぁ、ケンカが始まっちゃうよ……。 主「金剛石ぃー、雲母は小さいんだから並んで...
  • グリコンダーZX『改』の影響
    置「シャーイニングウィザード・ジィーックスゥ!!」 虎「……なりきり、楽しい?」 置「……こほん、別になりきりじゃないのよ。おわかり?」 虎「はいはい」  相変わらずクールな虎目石。なんだかこいつはメタリックニュードみたいな奴よねぇ……。 虎「シャイニングウィザード・ZXはもっと高々度からやらないといけない。100メートルぐらい?」 置「できるかっ! それになりきりじゃないっつーてるでしょうがっ」  まったく、この子は都合の悪いときに出てくるんだから。  まぁいいわ、金剛石辺りにイタズラ仕掛けに行こうっと。 置「鋼の鎧~輝く宝石~光は己隠し、平和をまーもる~♪」 虎「……すっかり嵌ったか」 置「聖なる宝石となれ~グリコンダーZX!!」  あー、やっぱ正義の味方っていいなぁ~。 虎「置石は正義の味方にやられる役だと思う」 置「なんですっ...
  • 朝のブラック
    置「ふわぁ……、おはよー虎眼」 虎「おはよう姉さん、今日は遅いね」 置「ちょっと夜更かししちゃったからねぇ」 虎「何してたの?場合によっちゃ黙ってないけど」 置「もう、朝から物騒ね。ただ本を読んでただけよ」 虎「本?姉さんが?」 置「そう、本。book。何か文句ある?」 虎「……」 置「何?迷惑の塊の姉さんが本を読むなんてちゃんちゃら可笑しいぜ!とでもいいたげですねぇ」 虎「いやまあ、結構当ってる」 置「……」 虎「……コーヒー飲む?」 置「……頂くわ」 虎「はい」 置「どうも。……うへぇ苦っ」 虎「そりゃブラックですから」
  • カルチャーショック
    黒「洋梨をいただきました」 瑪「おいしそうだね。切ってこようか」 雲「……」 金「こら、先に食べちゃだめだ……ですわよ、雲母」 瑪「さあ、切ったよ」 珊「……」 黒「あら、珊瑚ちゃん洋梨は嫌いですか?」 珊「これは……何だ?」 金「えっ、洋梨知らないの!?」 珊「梨、なのか? 形が大分違うが……」 雲「……うまいぞ」 珊「む、そうか? ならば某も……」   ぱくっ 珊「むっ! しゃりっとしないぞ!」 瑪「うん、日本の梨とはちょっと違うからね」 珊「しかしこれは……うまいな。もう一つ……」 金「カルチャーショックってやつ? ……それにしても、雲母と二人でほとんど食べちゃった……」 黒「ふふ、まだあるから切ってきますね」   後日、珊瑚の部屋にはなぜか「洋梨」と書かれた掛け軸が飾られた。 瑪「気に入ったのかな……」
  • どっちの方が気持ちいい?
    雲マ「雲母の髪ってすごくフワフワで気持ちいいんだ」 鶏マ「鶏冠石の髪だってスゴいぞ? もうなんていうかフワフワなんてもんじゃない」 雲マ「……」 鶏マ「……」 鶏マ「と言うわけで二人に来てもらったんだが」 雲マ「はは……ごめんね」 鶏「またくだらないことを……黒曜石に言いつけますわよ」 雲マ「いや主犯はこっちで――」 雲「逃げるのか?」 鶏(ピクッ) 雲「私は別にやってもいいぞ。マスターの頼みなら」 雲マ「雲母……ごめん」 雲「……どうするんだ?」 鶏「もちろんやりますわ!!! 受けてたちます!!!!」 鶏マ(扱いやすいヤツだよな……) 鶏マ「じゃ触らせてもらいます」 雲「少しだぞ」 鶏マ「では。……へぇ……これは……」 雲「……」 雲マ「もういいんじゃない? おしまいおしまい」 鶏マ「……まぁ充分わかったけどさ」 雲マ「じゃあ次は僕が...
  • 置石のアンリミッテッドトラップワークス発動@殺られたのは試金石
    「やあ珊瑚」 「……今度は気配遮断での登場か」  珊瑚が呆れたように言う。ここ最近は、何もせずに堂々と突入するのだが、その度に天河石がキラキラした目で私を見つめるのだ。  ……つまり、プリンをプレゼントするのが当たり前。となってしまった。で、天河石のマスターから泣いて頼まれたので今日は気配遮断で入ってきたのだ。  私がどのように入ったか、はもうどうでもいい。問題なのは今目の前にいる珊瑚をどうすればいいのか、である。押し倒してしまおうか。  そんな甘い葛藤を楽しんでいたのだが。どうもこの家に私以外の侵入者。 「侵入者だ。ちょっと見てくる」 「お主も完璧に侵入者なのだが……」  それは野暮ってもんさ、マイハニー。気配はリビングにあり、そこに行くにはドアを開けなければならない。私は躊躇もなしにドアを開く。  途端。頭上で小気味良い金属音が響いた。ドリフでおなじみの金ダライが私の...
  • ヴァレンタインのそのあとは
    ヴァレンタイン後の週末、夕食も済んだ静かな時間。ペリドットを誘って呑むことにする。 「少し付き合わないか?」 「お酒ですか? 喜んでお付き合いいたしますわ♪」 真珠さんの影響なのだろうか、アルコールに誘うと断ることが無い。 もっとも、酒というよりはその場の、その席の雰囲気が好きなようだ。 肩の力を抜いた、飾らない空気。 ヒトとヒトとの距離感が近くなることを彼女はよく知っている。 お互いに親密な関係になりたいからこそ、彼女は僕とも姉妹ともよく呑むのだ。 『妹達が大きくなるのが楽しみなんです』 頬を赤くしてそう言っていたこともあったっけ。 その時は僕も一緒に飲みたいと言ったら渋い顔をしたっけなぁ。 『マスターとお酒を呑むのは私だけです。本当は姉さん達とも一緒にはさせたくないのですからね』 そう言い切られたっけ。 目が据わっていたなぁ。 ...
  • ジュエリーメイデン第2話
    「ふむ、それで俺に勉強を教えてほしいと」 「そうなんだよ。 今クーラーぶっ壊れてるから家じゃ集中できなくてさ。ってことで真次郎おま――」 「却下だ」 「これはひどい」  場所はとある公立高校。そしてクラスで昼食中。  んでもって昼食中、尚吾が黒曜石と運命の出会いを果たしたころ、兄の啓吾は友人と交渉にあたっていた。  結果は見ての通りである。 「神奈もつめてーよな。神って苗字なんだからそんぐらいつき会ってやればいいのに」 「苗字は関係ないだろう」 「僕もよかったら見てもらおうと思ってたんだけど……どうしてもダメかな?」  と頼んだのは寝惚け眼の、ちょっと太めの少年だった。  だが、神奈と呼ばれた眼鏡の少年はゆっくりと首を振った。 「ダメだ。めんどくさすぎる。どうしてもっていうなら焼肉一年分持ってこい」 「一年分の焼肉の摂取量が分かんねーよ」  そんな友人のやり取り...
  • そこに触っちゃいけません
      気になる……。   ピョコッ   うちにいる三人の宝石乙女……その中の一人、殺生石。   ピョコッ   尻尾は以前にも触らせてもらったことがある、しかし今は尻尾より気になるとこがある……それは、何かあると動く耳。   コソコソ、そ~、後ろから近づいてみる。 「どうかしましたか、だんな様?」   殺生石が振り向く。 「い、いや、何でもないよ!!」   隙がないな。それに気になるからって耳を触らせてくれなんて言えないよな。何かいい方法ないかな? 「?? 何かあったら何でも言ってくださいね」   うぅ、殺生石の言葉が痛い。そう思ったときに、殺生石が顔を前に戻すその瞬間、ひらめいた。今だっ!   フニッ 「ひゃんっ」   フニフニフニ 「や、ちょ……だんな様ぁ、止めてください」 「すごい、尻尾よりも毛が細かくて……すべすべだ。裏側なんて病みつき...
  • 今週のビックリドッキリ……
    雲「……」 ぷちっぷちっ 主(何してるんだろう?) 雲「……」 もちっもちっ 主(荒巻を千切っているのか?) 雲「……ふう」 主(小型荒巻の大群……) 雲「……」トコトコ ペタペタペタペタペタ…… 主(いかん……ヤッ○ーマンのアレに見えてきた……) 主「ところで、雲母は荒巻のどこに魅力を?」 雲「そりゃあ……味だ」 主「でも咥えてるけど食べてはないよね」 雲「えっと……いわゆる酢こんぶだ」 主「……何となく気持ちが解ったかもしれない」
  • 思い出の味
     「ん?」 気配を感じて振り返るとペリドットが立っていた。 手には大きなバスケットが二つ。  「まったくお前は……。 人の家を訪ねるときに気配を消すやつがあるか」 といっても、普段から足音もたてずに歩くような奴だ。 意識してやっているわけじゃないしな。  「それでも、貴女には気が付かれてしまいますね。 おじゃましますね」 アトリエの一角にあるテーブルと椅子をすすめる。 グラスに注ぐのはアイスミントティー 裏の池に自生しているミントを摘んで夏の暑い季節に使っている。  「爽やかで美味しいですねぇ」  「よかったら、少し持っていくといい。 お前のマスターも、そのミントの香りは気に入っていたはずだ」 右の眉がピクリと動く。 なんだ、知らなかったのか。 ちょっとまずいことを言ってしまったかと後悔する。 こいつを怒らせると、かなり困ったことになる。 ましてやマスターの...
  • 雛飾りを作ろう!
    マ「さてここに取り出だしまするは大量の牛乳パックとダンボール」 化「そんなん買うお金あったん?」 マ「うむ、バイト先で捨てるって言うんでもらってきた。んで、このパックとダンボールであるものを作ろうと思う」 化「ロボット!」 マ「はずれ。そんなもの作る技術ありません」 化「鎧!」 マ「端午の節句じゃないんだから、っと、今のはヒントになっちゃったな。解答権はあと一回だ」 化「ん~……」 マ「よっく考えろよ~?」 化(『端午の節句じゃないんだから』……ハッ!) マ「時間切れまで残り四、三、二」 化「ハイ!」 マ「はい、化石さん答えをどうぞ!」 化「植木鉢!」 マ「ぶぶー。化石さんの眼鏡はボッシュートです」 化「ああっ!」 マ「正解は雛壇。明日は桃の節句だ」 化「おお! それで牛乳パックとダンボール!」 マ「化石さん、そこは窓です。人と話すときは相手の顔見て喋っ...
  • 念心合体 GO!水着選び
    「黒曜石から、海へのお誘いがあった」 「おおっ、海! あたしの磁力が騒ぐっ!!」  海と聞いて妙にテンションの上がるS姉。なにゆえ磁力が騒ぐ……。 「だが、私たちは水着がないではないか」 「そんなの買えばいいだけのことじゃなーい」 「先立つ物がないぞ」  S姉、硬直。というか白くなる。だが、すぐに目の中に生まれる熱い魂。今日はずいぶんと暑苦しいS姉だ。 「借りればいい、鶏冠石んとこあたりに。金持ちだし」 「……遠慮を知らないな、S姉は。さすがと言わせてもらおう」  で、本当にお金を借りて水着を買いに来たわけで。ずいぶんと人がいいんだな……鶏冠石のところのマスターは。 「よぉし、あたしの磁力(リビドー)が高まるような水着選ぶわよ!」 「S姉、うるさい。というか意味不明だ」  だいたいリビドーって意味、分かっていっているのだろうか。S姉に性的衝動を発動させる力なん...
  • いたずらの日
    置「ハロウィンというのは、お菓子を貰う行事ではない。   合法的に悪戯をする日なのである!」 雲「ほう」 天「そーだったのかー!」 ソ「なのかー」 月「チビ’sを集めて何をするかと思えば……」 置「そこで諸君らには全力を以ってこの行事に取り組んでいただきたい!」 天「おー」 ソ「おー」 雲「…おー」 置「そして彼女が私の相棒である月長石だ。はい拍手」 パチパチパチ… 月「ども……で、何か案はあるの?」 置「そこは抜かりない。後は準備と当日を大いに楽しむだけよ」 月「ほーそれは楽しみね」 虎「こちらトリックアンドトリック対策作戦諜報班」 ア「どうぞ」 虎「姉さ……置石と月長石が動き始めた模様。オーバー」 ア「了解。引き続き偵察任務に当ってくれたまえ。オーバー」 虎「ラジャ...
  • 試金石と売れ残り
    新しいゲームの発売日ということで近くのゲームショップにやってきた。 何故か試金石まで一緒だ。曰く何をするかわからないからだとか。 目当てのゲームを見つけて会計を済ます。さぁ出ようと思って振り返ると 試金石の姿が無い。辺りを見回せば何やら黄色くて丸いぬいぐるみを見ている試金石が。 「何、それ」 「ジャック・オー・ランタンのぬいぐるみだ」 「ハロウィンは過ぎたんだけど」 どうやらそのぬいぐるみはワゴンセールされている物らしい。 欲しいとか気に入ったとかは言わずにソレを眺めつづける試金石。 何かあのかぼちゃに深い思い入れでもあるのだろうか。 「これらはハロウィンが過ぎたらこんなところにおかれてしまうのか?」 「まぁ、季節終わったら大体そうだね」 「解せない。この子達の気持ちも考えたらどうなんだ」 そう呟いて唇を強く結び、怒りからかカタカタと震え...
  • 試金石と寝相
    元々は殺風景な部屋ではあったが最近大量に購入したジャック・オー・ランタンの 人形のおかげで幾分部屋っぽくなったのではないだろうか、女の子の。 悲しい。男として悲しすぎる。本棚が僕の唯一の存在感なこの状態。 今日は一段と冷え込む。となると当然あの寒さ嫌いの人は亀と化す。 何しろものぐさな亀だ、いろいろと僕に命令してくる。王様と言い換えてもいい。 南瓜に囲まれた世界の王。それが彼女で、僕は都合の良い奴隷だろうか。 奴隷……彼女にとって僕がそんなものでないことを願いたい。 ああそうさ彼女がそんな風に僕を扱うわけがない。だからドアの前で躊躇しなくてもいい。 さぁ今こそ扉を開こう。きっと彼女は笑顔で出迎えてくれるハズだ。 「お、主人。丁度いいところに。蜜柑が切れた追加をもってきてくれないか」 「……了解」 僕の少しばかり儚い希望は無表情な彼女によって瞬殺され...
  • 宝石乙女紹介
    ここでは宝石乙女たちの性格や容姿をまとめています。 生みの親(あるいは主な育ての親)別に、大きくブロック分けしています。 黒曜石 雲母 金剛石 珊瑚 天河石 真珠 爆弾岩 紫水晶(アメジスト) 月長石 ブルーダイヤモンド(ホープ) 化石 カンラン石(ペリドット) 虎眼石 置石 電気石 蛋白石 殺生石 漬物石 瑪瑙 鶏冠石 鉄鉱石 ソーダ珪灰石 レッドベリル
  • コスプレ宝石乙女
    魔女っ子メグ蛋白石 ミンキーモモ雲母 クリィミーマミ雲母 マリーベル電気石 こども乙女たちの遊びをほほえましく見守るマスターズ セーラームーン天河石 ドモン・カッシュ金剛石 マドラックス虎置 クロコダイン珊瑚 レイレイ殺生石 ?ペリドット モリガン月長石 エビフライぶつけんぞ漬物石 パプワ真珠 トトロ真珠 ユウナ置石 ククリソーダ ウルトラマン化石 ヴァニラ雲母
  • マスター対置石! 地上最大の戦い!
    置「ゴールディオン・ハンマアアァァァァァァァァァ!!!」 主「当たらん!!喰らえ!アイアンクロー!」 置「甘い!!!必殺!アルゼンチンバックブリイィィカアアァァァァァァァァァ!!」 主「なにぃ?!!!」メキッメキメキッゴリュッ 置「そして!!ニイィィドロォォォップ!!!」 ゴキャッ 置「留目だ!!角材どーん!!!!!」 主「容赦nアッー」 ゴキャッメキメキメキッグキッ
  • 1000が近い
      もうすぐスレッドが1000に達するという訳の分からない理由から、あたしと虎目石は1000に関する物を先方の依頼で集める事となった。というか先方ってなんだろ。 虎「1000円札」 置「こりゃまたフツーなところから」   虎目石の事だからなんかマニアックな物持ってくるかと思った。 虎「千手観音」 置「この仏像ってさぁ、ちょっと気持ち悪くない?」   おっと、こんなこと仏教の人に聞かれたら大変な事になっちゃうよ。 虎「千田光男」 置「そこで人名……」 虎「先行者」 置「いや、数字の1000は関係ないし」 虎「先生……担任の梅岡だよ」 置「空気読めない担任やめぃ!!」
  • 何か掛け声が
    虎「ただのコスプレは物足りない……何か掛け声が……ん?」 テレビ『─────!!』 虎「これだ!!」 《そして……》 虎「姉さんちょっといい?」 置「ん、なに?」 虎「今からコスプレする。でもいつもとはちょっと違う。」 置「へー。」 虎「行くよ。」 「     私の心、開錠《アンロック》!!     」 照明ピカーッ!! 風ブワーッ!!(これらの作業はラムネと電池と荒巻に釣られたソーダ、電気石、雲母が担当) 虎「キャラなり! トラレットハート!!」 虎「どう?」 置「……その格好寒くない? それにセットの準備とかめんどくさそう。」 虎「……。」 こうして虎眼石の新たな試みは世に出ること無く終わった。
  • 越えたい者、越えられない壁
    マスター「…またやるのかい?」 金剛石「あなたを越えるのが私の目標!行きますわよ!」 天河石「なにやってるですか?あの二人」 雲母「手合わせだって」 天「金剛石ちゃん楽しそ~」 金「はあ、はあ…まだまだっ!」 マ「やれやれ…」 マスターは金剛石の胴に掌底を叩き込んだ! マ「チェックメイトだ」 金「ぐ…っ!」 ぐらりと傾く金剛石の体を受けとめるマスター(お姫様だっこ) 金「な…っ!」 マ「綺麗な肌に傷をつけてはいけないよ、金剛石」 金「な、な、な…(赤面)」 マ「ドールは顔が命だろう?…って金剛石?」 金「いやあああああっ!(顔真っ赤)」 ドゴォォォッ! 雲「きれいに一発入ったな」 天「にゃー、いたそー」
  • 蛋白石を選んだ理由
    「私……このままじゃだめかな……」 「蛋白石? どうしたの? ……泣いてる?」 「ま、マスター……」 「何かあったの?」 「マスター……マスターも私のことおっぱいで選んだの?」 「へ?」 「どうせおっぱいが好きなんでしょー!!」   ドグシャァ!!! 「ぐ、ぐふ……ちょ、何があったか知らないけどさ……」 「?」 「いっつも元気だけど、実は人一倍寂しがり屋ですごく女の子らしい蛋白石が、僕は大好きだよ……」 「ますたぁ」 「だから……タックルはよく……ない――」 「マスターーー!!!」   後日 「結局あれはなんだったの?」 「え? えへへ……なんかみんながいじめるから、マスターに甘えたくなっちゃって……」 (甘えてたのか……)
  • 爆弾岩の“簡単”ダイエット!
    爆「皆さんこんばんは。この企画では簡単に出来るダイエットをお教えします。」 ワーワーパチパチ 爆「今日のゲストは黒曜石ちゃん。」 黒「頑張ります!」 爆「それじゃあ始めるわよ。心の準備は良いかしら?」 黒「は、はい!」 爆「まずは深呼吸で体をリラックス~」 スーーハーースーーハーー 爆「そのまま一気に力を溜めて!!!」 黒「へ!?」 爆「ウル[ピ━━━]ナマイト!!!」 黒「!!!!」 ド━━━━ンッ!!! 爆「これで余計な脂肪を飛ばしてダイエット!黒曜石ちゃん、上手くいったかな?」 黒「きゅ~(気絶中)」 爆「あら?疲れちゃったのかな。それではSee you next time!バイバーイ」
  • もしもイタズラするとしたら
    「トリックオアトリートォーっ」  夕食前。完成を待ちながら、何もせずにぼんやりとテレビを 見ていたところだった。  台所から聞こえる包丁の音に耳を向けていたら、明るい声と同時に、 背中に軽い衝撃が走る。 「……天、ハロウィンはもう少し先だ」 「えへー」  当日着るのであろう、ハロウィン用仮装に身を包んだ天。 去年とは違うな……狼の耳か? 頭上のは。 「マスタぁー、似合う?」 「ああ。というか、そういうのは本番まで取っておく物じゃないのか」 「だって待ちきれないんだもんっ」  首に絡めた天の腕に、離れまいと言わんばかりに力がこもる。  衣装に付けられた尻尾が本物ならば、きっと飼い主に懐く子犬のように 振っているんだろうな。  そういえば、去年はトリックオアトリートメントとか、とんちんかんなこと 言ってたな。今年はちゃんと言えたよ...
  • 気になるあの子
    瑪「うーん……やっぱり僕には似合わないかなぁ」   ガタッ! 瑪「ひっ!?……だ、誰?」 ア「いやあ瑪瑙、お洒落なんてしてどうしたんだい?(ニタァ)」 瑪「なななんでもないって!」 ア「酷いなぁ、私というものがありながら……。    瑪瑙はまだ私に心を開いてくれないのか……ショックだなぁ……」 瑪「わざとらしいよアメジスト」 ア「そうかい?結構本気なんだがな。    そんなことより、いい機会だ。私がコーディネートしてあげよう」 瑪「いいっていいって!きっとろくな事にならないから!」 ア「ほらほら遠慮しない遠慮しない」 瑪「だから遠慮なんて、ちょ、脱がさないで!お願いだから!」   そして屋敷に木霊する叫び。   屋敷の主は別段気にした様子もなく、寧ろ多少ウキウキしながらお茶の準備をするのであった。
  • ホットケーキ
    ホットケーキミックス。それは魔法の粉。 分量通りに水を入れて焼くだけで、美味しいおやつの出来上がり。 「だからってこれは作りすぎだろ。お前は一体どれだけ食うつもりなんだ」 「雲母ちゃんと、電気石ちゃんと、ソーダちゃんと、あとお姉ちゃんたちのところに持っていくんだよー」 「いや、それにしてもこの量はおかしいだろ……まさか」 頭を過ぎった不安要素を確かめるために、俺は食料庫という名の押し入れへ急ぐ。 「なんてこった……」 コイツ在庫全部使ってホットケーキ作ってやがる……。 天河石はホットケーキが好きだから、安いうちに粉を買い溜めしておいたのがこんなところで仇になるとは。 恐るべし天然娘。 「マスター、焼けたよー」 ああ、今日一日ホットケーキフルコースが確定したようです。
  • 宝石乙女達の避難訓練 ~黒曜石達の場合~
      俺の家の居候は4人。ちなみにみんな宝石乙女だ。 黒「マスター、みんな集めて何をするんですか?」 雲「……」 金「これからみんなで訓練ですかぁ?」 瑪「それはないと思うよ」 主「いや、訓練は訓練だけど、避難訓練ね。日本ってこの時期台風が多いから一応と思ったんだけど」   この前台風の話をしてみて、ここにいる宝石乙女全員がその存在を知らなかったのには驚いた。で、なぜかそういうことは気になって仕方なくなってしまう肝っ玉の小さな俺。それで今日は台風が直撃するときに供えた訓練をしようというわけだ。 雲「家にいれば平気」 金「鞄の中にいれば安全」 主「俺が無事じゃないんだよ!!」   何でこんな時だけこの二人息がピッタリなんだよ!? 黒「まぁまぁ。マスターだけ避難して、離ればなれになったら嫌でしょう? それに家だって吹き飛ばされちゃうかも知れないんですよ」   いや、そこま...
  • wikiアップローダー
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  • 試金石とコタツ
    「寒い」 しっかりとコタツに入っているハズの試金石がそう漏らした。 コタツに入ってぬくぬくしてるのに寒いとは如何なものか。 とりあえず今は黒い巨人を倒すのに専念する。 何しろ凶悪な巨人だ、少し目を離せば仁義無きドロップキックが飛んでくる。 それに成す術なく吹き飛ばされる我が愛機。もうそうなるのは嫌だ。 しかし、ゲーム機からは悲鳴にも似た爆発音が聞こえるばかりだった…… 「うぁぁぁ寒い……」 そう言いながら本日八個目の蜜柑に試金石は手を伸ばした。 食いすぎだ。……かくいう僕も今ので六個目なのだが。 「寒い寒いって、今までそんなんでどう過ごしてきたのさ」 「基本的には暖かい所へ逃げるように移住していった」 「渡り鳥か……」 「そういえば似てるな。そうか、私は鳥、か」 手でひらひらと飛ぶ真似をしてみせる試金石。 とりあえず蜜柑を机におい...
  • 訪ねてみたのはいいけれど
    Nノ ゚ー゚) 「ここが黒曜石の家か」 Sノ ゚∀゚) 「みたいね!」 Nノ ゚ー゚) 「…」 Sノ ゚∀゚) 「…」 Nノ ゚ー゚) 「…開けないのか」 Sノ ゚∀゚) 「…そっちこそ」 Nノ ゚ー゚) 「…ノックは私がするから、後はS姉な」 Sノ ゚∀゚) 「ちょwwズル」 ガチャ 川 ゚ v゚) 「どちら様ですか?」 Nノ ゚ー゚) Sノ ゚∀゚) Sノ;゚∀゚) 「さ、砂鉄買いませんか!?」 川 ゚ v゚) 「はい?」 Nノ ゚ー゚) 「すいません、この人病気なんです。脳の」 川 ゚ v゚) 「え、あの、あなた達は…」 Nノ ゚ー゚) 「いえいえ、お気になさらずに。リハリビの散歩途中に た ま た ま 近くを通っただけですから」 ...
  • “おとし”玉大作戦
    一月一日某神社。 毎年多くの人が集まるこの場所である計画が実行されていた。 任務に就いたエージェントは 「隊長:マスター」 「新人:化石」 二人の格好は至ってシンプル。 ブカブカのパーカーの裾をズボンに入れてブカブカの靴を履く。 そのまま賽銭箱の近くを陣取って立ち続ける。 去年は600円の“おとし”玉を獲得した実績を持つ二人。 果たして今年はどうなるのか…… 神主「またあんたらか! 長い間賽銭箱の前に居られたら他の参拝者の邪魔じゃ!!」 化主「いや、俺たちはその……別に悪意があってやっている訳じゃないんで……」 化「そや! 別に面倒くさがりが賽銭投げるのをまっとったりとかそんなんや無いからな!!」 神主「賽銭狙いか!! この罰当たりが!! 警察に突き出してやる!!」 化「な、なんでバレたんやー!!」 化主「お前のせいだ! 逃げるぞ!!」 ...
  • 100万ボルトのお仕置き
      僕は何故かいじめられる。しかも陰湿じゃないから逆に質が悪い。 「瑪瑙ーっ、今度はアンミラだよ、アンミラーっ」 「嫌だって言ってるでしょぉー!」   こうしていつも月長石から逃げる始末。嫌だとはっきり言ってるのに、いつもこうだ。一体僕の何が悪いのか……。   僕は住宅街を走り回る。月長石から逃れるために。でも月長石、君はずるいよ……空飛べるんだもん。 「ほらほらー」   悪魔の笑みが近づく。僕は追いつかれまいとさらに脚の回転を上げる。でもこのまま逃げててもらちがあかない……僕は道を曲がると、すぐその近くの庭に飛び込んだ。そして塀の裏に身を潜める……あぁ、情けない。 「瑪瑙ーっ」   ……声が遠ざかる。どうやら逃げ延びることに成功したよ……。 「……かくれんぼ?」 「うわぁー!?」   でっ、で、電気石!? 「どうしてここに……あっ」   よく見たら、ここは電気石...
  • 眠れない夜に
      バルコニーから月明かりに照らされた住宅街を眺める。全てが寝静まった時刻。都心から離れたこの街は静寂に包まれる。 「眠らないのですか?」   突然かけられた声に驚いて振り返ると、月明かりに照らされたペリドットが微笑んでいた。 「君か……なんとなくね。君は?」 「私も……なんとなくです」   茶目っ気のある笑顔を見せて、僕の隣に立つ。いつも、みんなの『お姉さん』をしている彼女からは見ることのできない表情に僕はとまどう。 「どうしました?」 「い、いや。なんでもない」   彼女から漂う甘い香り。穏やかな微笑み。柔らかそうな唇。もっと柔らかそうな……。   不謹慎な思いが湧き上がってくる。イカンイカン。 「眠れない子には昔話をしてあげましょう」 「昔話?」 「そう、宝石乙女の昔話……」   むかしむかし、この国ではない別の場所で、騎士さまが馬に乗って、大陸を駆...
  • 小説-珊瑚メイン
    日常的 4スレ目「黒曜石のマスターがなんでも吸い込んでも」より 彼女が学ぶ理由(わけ) 17スレ目「黒曜石とか雲母が夏休みの宿題に追われてたって」より 珊瑚が往く 25スレ目「黒曜石と雲母が台風対策するんだって」より 大切なものを守れるように 27スレ目「黒曜石と雲母が、次にスレが落ちたら」より うそつき 50スレ目「黒曜石とか雲母がハロウィンやるんだって Re act」より カルチャーショック 「黒曜石とか宝石乙女たちの別荘(避難所)」より 後悔は辛いこと、怖いこと 60スレ目「黒曜石とか天河石とか鶏冠石とか月長石が笑顔でも」より 護るべき人のためならば 61スレ目「黒曜石とか宝石乙女が豆撒きしても」より 居候、ときどき新妻 64スレ目「黒曜石とか雲母が春のパン祭りしたって」より 初めて見せた、君の...
  • 虎目石の逆襲
    「さて、この街近辺でここ数日、イタズラ公認と称してイタズラを続ける 少女が現れるという事件がありました」 「ふぉらめぇーっ!」 「何? 姉さん」 「ふぁんふぇふぁふぁしふぁひぶぁられふぇるほよぉーっ!!」 「何で縛られてるか? それはもちろん、犯人が姉さんだから。さて、 姉さんはふぁと何回言ったでしょうか?」 「ふがーっ!」  ハロウィンの日は、毎年気が滅入る。  トリックオアトリックの精神で暴れ回る姉さんを、止めなければならないから。  特に、姉さんもこの日は特に気合いを入れたイタズラを行う。ある年のハロウィンは それがあんな事に発展してしまうし……ブギーマン、怖い。 「という訳で、今年は私のハロウィンに付き合ってもらう」 「ふぉろけーっ、ふぁるふつわはふへーっ!」 「解いたら逃げちゃう。猿ぐつわは外してあげる」  姉さん...
  • アブナイ夢を見た朝は
    「いつもありがとうございます……瑪瑙」 「どうしたの? らしくないじゃないか」   いつも僕をグイグイと引っ張ってくれている鶏冠石。強引だけど、ときどきこういうしおらしい一面を見せてくれるから嫌いになれない。 「少し考えましたの。思えば、私は瑪瑙に甘えすぎていました」   ?? 今ごろ気づくのもどうかと思うけど、今日は何かおかしい。 「熱でもあるのかい……?」 「そう見えますか?」 「え?」   トロンとした眼で迫られる。思わず見とれて身動きが取れない僕に、鶏冠石の手が這う。 「ってなにやってるの鶏冠石!! ちょ、やめ」 「迷惑ですか? 今まで私が甘えていたのも迷惑でして……?」 「そ、それとこれとは」 「それとこれとは……なんですか?」   鶏冠石が僕の服を脱がす。もう何も考えられず、ただ鶏冠石に―― 「はッ!!」   チュンチュン、チュチュ……外から...
  • ふたりでできるもん
    「マスター、夕飯は何が食べたいですか?」 「んー、何でもいいよ。黒曜石の作ってくれたのは何でも美味しいし」 「ぅー……そう言ってもらえるのは嬉しいですけど、たまにはマスターのわがままも聞いてみたいんです」 「わがままって……それを言うなら僕のほうこそ、たまには黒曜石のわがまま聞いてみたいよ」 「わ、私はいいんです!」 「……そうだな、たまには僕がご飯作るよ。何が食べたい?」 「えっ!? そ、そんな……」 「ほらほら、早く決めてくれないと作れないよ?」 「う……えっと、じゃあ……マスターの……炒飯が、食べたいです」 「炒飯だね、分かった。さて……冷蔵庫をチェックして……」 「……」 「あ、黒曜石は居間で休んでていいよ」 「あ、はい」 「えーと……油はどこに……あ、ハムも入れようかな……」 「……(そろそろ)」 「っと、卵も溶いておかなきゃ……って黒曜石? ...
  • 試金石百合日記3
    いつものように私は珊瑚の家を訪れていた。姿を消してもバレるので最近は堂々と訪問している。 マスターには快く思われていないらしく、とうとう文句を言われるようになった。 「大体、お前にもマスターがいるだろうに。何だって珊瑚をつけ狙う?主人が嫌いなのか?」 「まさか、そんなはずはあるまい。毎日一緒に寝ているし、それ以上の事もしたことがある。」 とまぁ、ほんの冗談のつもりだったんだ。さっさと珊瑚に会いたいから正直言えば その珊瑚の保護者には用が無いのである。…でもお義父さんという事になるのかもしれない。 とにかく、今の私の発言は冗談だったんだ。精神的ショックを受けるとばっかり思っていたのだが 如何せん、効果が強すぎた。ショックが多すぎて気が狂ってしまわれた。 「まだ俺もそんな事してないのに!」 とか、まぁ、きっと幻聴だろう。普段真面目で温厚な天河石のマスターがま...
  • 小説-雲母メイン
    賞味期限 2スレ目「黒曜石とか雲母とか珊瑚とか金剛石とか天河石とか真珠とか輝石とか」より したたか 5スレ目「黒曜石とうんm…雲母がジョグレス進化しても」より 雲母ハード 7スレ目「黒曜石と雲母がガンマ線透過写真撮影作業主任者免許もってたって」より 介護?看護? 7スレ目「黒曜石と雲母がガンマ線透過写真撮影作業主任者免許もってたって」より いかないで 9スレ目「黒曜石と雲母が海水浴に行ったって」より カレーは何口? 14スレ目「黒曜石とか雲母とか薔薇乙女とか和んだり絵描いたりしても」より 赤ずきん雲母 16スレ目「黒曜石とか雲母が何度甦っても」より 雲母のそら寝 19スレ目「黒曜石と雲母がDSLiteを買うのに並んでたら」より DXグリコンダークリスタル改 25スレ目「黒曜石と雲母が台風対策するんだって」...
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