蛍原とキャディ・愛のホールインワン
(ほとはらときゃでぃ・あいのほーるいんわん)
(ほとはらときゃでぃ・あいのほーるいんわん)
2006.5.31O.Aブリンのオープニングファンタジーの一作。キャディー・尻叩抓子が体験した、蛍原とのゴルフとその後の情事を再現。宮迫博之曰く、ノンフィクションらしい。
先々週の放送のトークで蛍原が初めてゴルフをしたことを語ったのがきっかけ。
先々週の放送のトークで蛍原が初めてゴルフをしたことを語ったのがきっかけ。
※キャスト※
尻叩抓子(しりたたきつねこ):宮迫 蛍原:渡辺 ナレーション:松本
§スクリプト§
(鳥のさえずり)《BGM》
尻叩抓子:アタシの名前は尻叩抓子。56歳。とあるゴルフ場でキャディーをやってる女さ。…しかしまあ、いろんな奴らがこのゴルフ場に足を運びやがる。ええと、今日はどんなマヌケ共が周るんだい?……ん?芸人4人?…平日からゴルフとはいい御身分だねぇ。あー来た来た、あれだね。
抓子:東野幸治?…へへ、一年ぐらい前からちょくちょく来るけど、相変わらず頭がチリチリだねぇ。“固焼きそば”だねぇ。…でその横は…ネプチューンの堀内。…ん~意味不明のギャグばっかしている奴か。…そしてその横は…なんだ出川か。あいつは下手なうえに五月蝿いから嫌なんだよぉ。
抓子:…でその横の、おかっぱヘアー、あれ誰だい?初めて見る顔だねぇ。…ん?顔に切り傷、あ、違うね、あれ目だね。あれ目…細ッ!!あれじゃまるで電話番号の間に付けるハイフンじゃないか。…で名前はと…ん、「蛍」?…気持ち悪いねぇ、名前に昆虫が入ってんじゃないか。
抓子:それにしても、なんだか緊張してるねぇ。ちょっと声でも掛けてやるか……おい、そこの虫!おい!!
蛍原:はい。僕ですか?
抓子:アンタだよ!…あんた虫原だろう?
蛍原:いえ、蛍に原で「ほとはら」です。
抓子:ああ、そう読むのか、どっちでもいいけど。…あんた、コース初めてかい?
蛍原:はい。今日が最初で緊張してんすよ。みんなに迷惑かけないか心配で。でも、がんばります!!
《ときめきのBGM》
抓子:かわいい~♪この照れて初々しい感じ、タイプだわぁ…♪ハイフンみたいな目もよく見たら中井貴一そっくり。なんだか久々に熱いもんがアタシの体の中を走ってるよぉぉ…。
蛍原:……あの、どうか…しましたか?
抓子:ん…なんでもないよ。…今日は、アタイがあんたのキャディーだからね。
蛍原:はい、お願いします、キャディーさん!
抓子:「抓子」でいいよぉ。なんなら、夜のキャディーもしてあげよ……
蛍原:はい?
抓子:あ…うん、まあとにかく、初めてのあんたに言うけど、打った後気になるだろうけど、ボールを目で追っちゃいけないよ。
蛍原:はい…。
抓子:いいかい?打った後もボールのあった位置をじっと見ておくんだ。
蛍原:わかりました。…じゃあ、ちょっとやってみます。見ててくださいね!……いくぞ~……えいっ!!
(ショット音)
蛍原:どこ飛んでいきました!?ボール、どこ飛んでいきました!?
抓子:ふ、真っ直ぐ飛んでいったよ。やるじゃないか。
蛍原:や、やったあ!!
抓子:言ったろう?ボールを目で追わないのが、真っ直ぐ飛ばす方法なんだ。…あんた、スジがいいじゃないか。…裏筋のほうも、いい味してるんじゃないのか…
蛍原:は、はい?
抓子:んああ…まぁ、その調子でがんばんな。
蛍原:ありがとうございます。…あの、なにかお礼を…。
抓子:ほお…いいのかい?
蛍原:はい、僕にできることがあったらなんでも言うてください。
抓子:じゃあ…あんたの股間の真っ白い1番ウッドで、アタイの18番ホールに、カップインしてもらおうかねぇぇぇ…?
蛍原:…喜んで!!
《ジャズ調BGM》
ナレーション:そして、ゴルフの後、蛍原とキャディーの抓子は、夜の街へと、消えていったのだった……
蛍原:つ…抓子さあぁぁん!!!
(ショット音)
抓子:ん…徹ぅぅぅぅ!!!
(ホールイン音)
<終>