ミスター・ロボット/スティクス
Mr. Roboto/styx
スティクス、日本で言う黄泉の国の川(俗に言う三途の河)っていう意味です。もともとはギリシャ神話に出てくる大河ですが、はたしてそれが三途の河の意味をなしているのか、管理人はギリシャ神話に詳しくないのでわかりません(ちなみに本家ウィキでは「ステュクス」という名前である)。まぁ、彼らはそんなデスメタルバンドみたいなのではなく、れっきとしたロックバンド。
で、本曲は
1983年に発売されたアルバム「キルロイ・ワズ・ヒア」からの作品。ああ、そうか。曲の最後に出てくる「キルローイ」ってこれのことか。まぁそれはさておき、何といっても注目はズバリ、「日本語」。あの「
シーズ・オブ・ラヴ」(かあちゃ~ん 許して~)みたいな生半可な(前述の曲ははっきりいって生半可ではない)空耳などではなく、何と実際の日本語が使われています。
「ドモアリガットミスターロボット マーターアウヒマーデー ドモアリガットミスターロボット ヒミーツーヲシリターイ」。本気で日本語です。というのも、実は前年(82年)に「パラダイス・シアター」ツアーにて、福岡、名古屋、京都、大阪、横浜、そして日本武道館をツアーし、その際に温かく迎えてくれた日本のファン向けに作られた曲だとかそうじゃないとか。でもいいですね。この曲。
日本でもCM、TV番組などでよくかかってますね。ちなみに2009年のアカデミー賞で短編アニメ賞を受賞した「つみきのいえ」の監督である加藤久仁生氏は、受賞した際に「ドモアリガット、ミスターロボット」とスピーチしましたが、これは本曲と、制作会社である「ROBOT」にひっかけたもの。座布団一枚。
※名前は違いますが「キルロイ・ワズ・ヒア」です。
最終更新:2010年07月16日 21:45