傭兵(シスター)
最終更新:
Bot(ページ名リンク)
-
view
傭兵(シスター)
遅かった。間に合わなかった。
「畜生…ッ!間に合わなかったのか…?
こんなことって…クソッ!!」
こんなことって…クソッ!!」
上条当麻は激怒した。必ず、かの邪智暴虐(じゃちぼうぎゃく)の下手人を除かなければならぬと決意した。
当麻には殺人がわからぬ。当麻は、高校の生徒である。
人を助け、不幸に見舞われ暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。
当麻には殺人がわからぬ。当麻は、高校の生徒である。
人を助け、不幸に見舞われ暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。
だから、目の前に死体がある。ということに感情を露にしないはずがない。
ましてや、それが自分の知り合いであれば尚更のこと。
ましてや、それが自分の知り合いであれば尚更のこと。
「インデックス…お前…」
歩く協会。これが効果を失っていなければ彼女は死ななかったのだろうか。
自分の記憶には残っていないが、もともとすごい魔力結界だったのを俺が誤って壊してしまったらしいのだ。
本当にそれがそうであるのなら、己の愚かさを呪わずにはいられない。
自分の記憶には残っていないが、もともとすごい魔力結界だったのを俺が誤って壊してしまったらしいのだ。
本当にそれがそうであるのなら、己の愚かさを呪わずにはいられない。
「ぜってぇ許さねえ…インデックスを殺した奴も、主催のドラえもんも…
こんなふざけた殺し合いなんて、俺がぶっ壊してやる!!」
こんなふざけた殺し合いなんて、俺がぶっ壊してやる!!」
そう、強く心に決意した上条であった。
しかし一発の銃弾が無情にも上条の顔を捉え、掠めた。
しかし一発の銃弾が無情にも上条の顔を捉え、掠めた。
「は…?」
上条は不意を突かれた発砲に、心臓の鼓動が異常なほど早くなるのを感じた。
あと数センチ、自分の立っていた場所が違えば?不幸どころの騒ぎではない。
あと数センチ、自分の立っていた場所が違えば?不幸どころの騒ぎではない。
「貴様、覚悟は出来ているんだろうな!」
怒りの篭った野太い声は、修女服を着た頬に傷のある男から発せられていた。
#
「真帆…」
「あの、シスター、さんですか??」
上条はさすがに引いた。
目の前にいるシスターは、どう見ても男だ。
見下ろされる形になっているせいか、威圧感は相当なもの。
どっちかといえばブラザー?ではなかろうか。
目の前にいるシスターは、どう見ても男だ。
見下ろされる形になっているせいか、威圧感は相当なもの。
どっちかといえばブラザー?ではなかろうか。
そんなことより、手に持つ鉛が彼をよく物語っていた。
「小僧、死ぬか、あの世に行くか、どちらか選べ」
「どっちも一緒じゃねーか!シスターだってんならそんな物騒なこと言うなよ!」
「黙れ殺人者。貴様に弁解の余地などない。今すぐ死ね」
「どっちも一緒じゃねーか!シスターだってんならそんな物騒なこと言うなよ!」
「黙れ殺人者。貴様に弁解の余地などない。今すぐ死ね」
上条は悟った。このブラザーは何か誤解をしている。
この誤解を切り抜けられなければ、俺は死ぬ、と。
この誤解を切り抜けられなければ、俺は死ぬ、と。
「ちょ、ちょっと待てよ。インデックス―この子を殺したのは俺じゃないぞ。
俺が来た時はもう手遅れだった」
「そうか。それは本当だな?」
「ああそうさ。嘘なんてついてねーよ」
俺が来た時はもう手遅れだった」
「そうか。それは本当だな?」
「ああそうさ。嘘なんてついてねーよ」
シスターは銃を仕舞い、上条はほっと一息つく。
そこでシスターは上条を睨みつけてこう言った。
そこでシスターは上条を睨みつけてこう言った。
「俺は懺悔室の中では100%嘘を見破ることができる。
もしも貴様が嘘をついていようものなら、今すぐ死んでもらう」
「…いいぜ」
もしも貴様が嘘をついていようものなら、今すぐ死んでもらう」
「…いいぜ」
上条は唾を飲み込み、言葉を待っていると、シスターに無理矢理正座させられた。
懺悔室ではないが、緊張した環境を作り出せばそれと同じような雰囲気を作り出せる。
懺悔室ではないが、緊張した環境を作り出せばそれと同じような雰囲気を作り出せる。
(何のつもりだ…?)
「では尋問を始める。
貴様の名前を教えろ」
「上条当麻だ」
「貴様は何をしていた」
「拡声器の声が聞こえたんだよ。
マズい、と思ってここに来た。そしたら、インデックスが殺されてた」
「インデックスとは何だ」
「あの女の子だよ。お前も見ただろ?」
「…あの子は三沢真帆という少女のはずだが」
「は?どう見てもあれはインデックスだぞ」
貴様の名前を教えろ」
「上条当麻だ」
「貴様は何をしていた」
「拡声器の声が聞こえたんだよ。
マズい、と思ってここに来た。そしたら、インデックスが殺されてた」
「インデックスとは何だ」
「あの女の子だよ。お前も見ただろ?」
「…あの子は三沢真帆という少女のはずだが」
「は?どう見てもあれはインデックスだぞ」
それからひと時あって、シスターは結論を出した。
「…嘘はついていないようだな」
「当たり前だ。それより、三沢真帆、って誰なんだ?」
「当たり前だ。それより、三沢真帆、って誰なんだ?」
確認しようにも、上条は名簿を持っていない。
それに、聞き取りにくかったとはいえ、あの声は確実にインデックスのものであったはずだ。
それに、聞き取りにくかったとはいえ、あの声は確実にインデックスのものであったはずだ。
「この子がインデックス、だというのか?」
シスターと上条は移動し、少女を抱きかかえたシスターが少女のローブを外す。
まだ10代になったばかりといった年頃の、精気を失い顔面蒼白の少女の顔が見えた。
細い首筋には、絞めた跡が残っており、生々しく、そして痛々しかった。
まだ10代になったばかりといった年頃の、精気を失い顔面蒼白の少女の顔が見えた。
細い首筋には、絞めた跡が残っており、生々しく、そして痛々しかった。
「いや、違う。同じ服だったから勘違いしてた」
確かにこの子はインデックスではない。
だからといって、よかったなんてことは決してありえない。
だからといって、よかったなんてことは決してありえない。
「でもこの子を守れなかったのは事実だ。
俺はこんな非道いことをした奴が許せねぇ。
(絶対誰も、死なせやしねぇよ…!)
俺はこんな非道いことをした奴が許せねぇ。
(絶対誰も、死なせやしねぇよ…!)
沸々とこみ上げてくる怒りの傍ら、上条は確固たる信念を胸に掲げた。
「貴様、名を名乗れ」
「上条当麻だ。あんたは?」
「シスターで構わん。名簿上もそのようだからな」
「名簿…?そうだ!シスター、名簿を借りてもいいか?
俺のは使い物にならないんだ。助かる」
「上条当麻だ。あんたは?」
「シスターで構わん。名簿上もそのようだからな」
「名簿…?そうだ!シスター、名簿を借りてもいいか?
俺のは使い物にならないんだ。助かる」
「って、一方通行!?それにビリビリ中学生までいやがる!?」
それ以外は知らない名前だった。名前ですらないようなものもいくらかあったが。
そういうのには割と慣れていたからあまり気にならなかったけれど。
そういうのには割と慣れていたからあまり気にならなかったけれど。
「上条当麻ぁ!貴様も手伝え」
「ああ」
「ああ」
二人は真帆の遺体を埋めるための簡易な墓を作り始めた。
二人がかりとは言え、西洋剣ぐらいしかまともな道具もないのでしばし時間がかかりそうだ。
二人がかりとは言え、西洋剣ぐらいしかまともな道具もないのでしばし時間がかかりそうだ。
(真帆。辛かっただろう。痛かっただろう。
お前の無念は、この俺が晴らそう。お前の願いは、この俺が叶えよう。
お前の無念は、この俺が晴らそう。お前の願いは、この俺が叶えよう。
だから今は静かに眠れ―)
今は亡き少女の修道服をポケットに戻し、シスターは心の中で思いを馳せるのであった。
「アーメン!!」
【E-4/1日目・早朝】
【上条当麻@とある魔術の禁書目録】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品(水のみ)
[思考・状況]0:ゲームから脱出
1:誰も死なせないし、殺させない。
2:御坂を探す。一方通行は警戒。
3:美樹さやかは…?
4:シスター…どっちかっていうとブラザー…
※魔法少女は魔術師の一種だと思っています。
【上条当麻@とある魔術の禁書目録】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品(水のみ)
[思考・状況]0:ゲームから脱出
1:誰も死なせないし、殺させない。
2:御坂を探す。一方通行は警戒。
3:美樹さやかは…?
4:シスター…どっちかっていうとブラザー…
※魔法少女は魔術師の一種だと思っています。
【シスター@荒川アンダー ザ ブリッジ】
[状態]:胸部打撲、疲労(小)、悲しみ
[装備]:シグザウエルp226@現実、グラットンソード@FF11
[道具]:支給品、歩く協会@とある魔術の禁書目録、不明0~1
[思考・状況]0:第三次世界大戦の終結
1:民間人の保護
2:ルカリオの言っていた事は…?
3:…
[状態]:胸部打撲、疲労(小)、悲しみ
[装備]:シグザウエルp226@現実、グラットンソード@FF11
[道具]:支給品、歩く協会@とある魔術の禁書目録、不明0~1
[思考・状況]0:第三次世界大戦の終結
1:民間人の保護
2:ルカリオの言っていた事は…?
3:…
| No.055:タイプ:ワイルド/前向きロケット団 | 時系列順 | No.057:動きのないアニメなんて、もはや落書きじゃん! |
| No.030:Baresayaka | 上条当麻 | |
| No.039:お前のようなシスターがいるか | シスター |