アットウィキロゴ

9番・篠原ツカサの場合

 篠原ツカサはどこにいるような高校生である、いや、正確には高校生であった。
 何故なら、ツカサは女になった事により、
 白衣を着ると理屈っぽい性格、体操服を着ると積極的な性格になるなど、
 服装によって性格が変わってしまう体質であると判明したからである。

「ねえ、プールに行こう」 
 幼馴染のマリがプールに行こうと誘おうとしていたが、
「僕、泳げないのに」
「よし、こうなったら」
 マリがツカサの服を脱がして持って来た水着をツカサに着せると、
「マリ、早く行こうよ」
 水着を着たまま出掛けようとしたので、
「ちょっと水着の上に何か着ましょうよ」
「分かったわ」

 ツカサとマリがプールに向かうと、
「混んでいるみたいね」
 いつものツカサなら愚痴をこぼしているが、
「みんなプールで楽しみたいからよ」
「そ、そうかもね」
 いつもとは違うツカサの言動にマリは戸惑いを感じたが、

「マリと一緒にどこかに行くって久し振りだね」
「た、確かにそうね」
「じゃあ、今日は思いっ切り楽しもう」
「そうだね」

 数週間後、
「ねえ、遊びに行こう」
「どこも混んでいるから嫌だ」
 男に戻ったツカサは服装によって性格が変わる体質ではなくなり、
「もう前だったら無理に着替えさせれば良かったのに」
最終更新:2012年04月23日 20:38
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。