とひ(樋)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 屋根の雨水を受けて地上に流す装置。金属板、竹などで作る。建物の外部に出さないで建物の内部の排水管に流す内樋と、建物の外側にそって設けられる軒樋、立て樋などの外樋とがある。 〔温故知新書(1484)〕
② 湯・水などを送るためにかけ渡した管や溝。 甲陽軍鑑(17C初)品三三「御風呂屋、縁の下よりとひをかけ、御風呂屋のげすいにて、不浄を流様に遊」
広辞苑 名詞 ①屋根を流れる雨水を受けて地上に流す溝状・筒状の装置。金属薄板・竹などを用いる。軒に渡すものを軒樋(横樋)といい、その端に(たて)に渡すものを竪樋という。とゆ。とよ。雨樋。→呼樋 (よびどい)
②水を送るためにかけわたした管。
大言海 名詞 〔戶樋ノ義カト云フ、或ハ 通樋 (トホシヒ)ノ意カ〕
(一)ひ(樋)ニ同ジ。
甲陽軍鑑、十、下、品第三十二「御風呂屋緣ノ下ヨリとひヲカケ、御風呂屋ノ下水ニテ、不淨ヲ流ス樣ニ遊バシ」
(二)屋ノ(ノキ) 雨滴 (アマダリ)ヲ承ケシムル具。竹管ヲ用ヰルヲ竹樋ト云ヒ、木ニテ方形ノ筒ニ作レルヲ 匣樋 (ハコドヒ)ト云ヒ、又、とたん、あかがねナドニテモ造リ、共ニ、 雨樋 (アマドヒ)トモ云フ。其橫ニ長ク檐ニ亙スヲ、橫樋ト云ヒ、橫樋ノ端ニ、竪ニ立ツルモノヲ、(タテ)樋ト云フ。承霤

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最終更新:2025年07月13日 12:43