なれ(慣)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ( 動詞「なれる(慣)」の連用形の名詞化 )
① たびたび経験して常のこととなったり、平気になったりすること。また、たびたび行なってそのことに熟達すること。
浄瑠璃・義経千本桜(1747)三「流石酢やの娘迚(とて)、早い馴(ナレ)とぞ見へにける」 慣・馴・狎・熟
② 長く使って古くなること。 浮世草子・諸道聴耳世間猿(1766)一「少々なれも見ゆれば、よい払ひ直段であらふに」
③ すしなど、時間がたって味加減がよくなること。また、そのぐあい。熟成のぐあい。 浄瑠璃・義経千本桜(1747)三「娘が漬た酢ならば、なれがよかろと、買にくる」
広辞苑 名詞 なれること。なじむこと。習慣。 万葉集5「うるはしき君が()―の琴にしあるべし」 慣れ・馴れ
大言海 名詞 慣ルルコト。習ヒテ常トナルコト。馴レタルコト。 萬葉集、五 十二 「コトトハヌ、木ニモアリトモ、ワガセコガ、タなれノミコト、ツチニオカメヤモ」

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最終更新:2025年10月26日 16:23