いが(栗梂・栗刺)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 栗の実を包むとげが密生した外皮。植物学的には、総苞(そうほう)の発達したもので、とげは、総苞片の腋から出る腋芽(えきが)の発達したもの。 〔新撰字鏡(898‐901頃)〕 毬・梂・栗毬
広辞苑 名詞 栗などの実を包む、とげの密生した外皮。 〈倭名類聚鈔17〉。
「―をむく」
毬・梂
大言海 名詞 嚴皮 (イカカハ)ノ略カ、( 海人 (アマンド)、あま。 香染 (カウゾメ)、かう)內皮ノ(ニン)ヲ包ムモノヲ、 鬼皮 (オニカハ)ト云フ、(イカ)キモノノ意ナリ、古クハ淸意ナリ、出典ヲ見ヨ、オソロシキヨリ濁ルカ、日本釋名(元祿)下ニ「(イガ)ハ、(イカリ)ナリ、恐ルベキヲ云フ、筑紫ニテ、いげト云フ」倭訓栞「 射毛 (イゲ)ノ義ナルベシ」ト云ヘルハ、イカガ〕
栗ノ實ノ外皮ニ、(トゲ)ノ如ク聚リ生ヒタルモノ。いがぐりノ條ヲ參見セヨ。
天治字鏡、七「梂、久利乃伊加」
倭名抄、十七「栗刺、久利乃以加」
枕草子、七、六十九段、おそろしげなるもの「くりのいか」
栗梂・栗刺

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最終更新:2023年11月10日 20:31