いつ(稜威)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 勢いの激しいこと。激しい力のあること。また、尊厳な性質があること。 ※古事記(712)上「斬(き)りたまひし刀(たち)の名は、天之尾羽張(あめのをはばり)と謂ひ、亦(また)の名は伊都(イツ)之尾羽張と謂ふ」 厳・稜威
② いみ清められていること。神聖な力のあること。 ※延喜式(927)祝詞「伊都(イツ)幣(ぬさ)の緒(を)結び」
広辞苑 名詞 ①尊厳な威光。威勢の鋭いこと。 古事記上「―のをたけび踏みたけびて」 厳・稜威
②植物などが威勢よく繁茂すること。
()み浄められていること。 祝詞、神賀詞「―幣の緒結び」
大言海 名詞 〔漢書、李廣傳「威稜憺乎隣國」注「李奇曰、神靈之威曰稜」文選「稜威」〕
(一)嚴靈ナル威光。銳利ナル威勢。
古事記、上「所斬之刀名、謂天之尾羽張、亦名、謂 伊都 (イツ)之尾羽張
神代紀、上 二十二 「奮 稜威 (イツ) 雄誥 (ヲタケビ)、發 稜威 (イツ) 嘖讓 (コロ?ビ?)
稜威
(二)忌ミ淨ムルコト。 出雲國造神賀詞「弱肩爾太襷取掛天、 伊都 (イツ)幣能緖結」

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最終更新:2023年12月03日 17:55