いむ(忌)

日本国語大辞典
辞書 品詞 解説 例文 漢字
広辞苑 他動詞 ①禁忌だから決して口にしてはならぬ、触れてはならぬ、などとして、避ける。 万葉集12「われは言ひてき―・むべきものを」。
竹取物語「月の顔見るは―・むこと」。
「日本人は数字の4を―・む」
②相容れないものとして拒否する。好ましくないものとしてきらう。 日葡辞書「コノクスリカネヲイム」。
「―・むべき悪習」
大言海 他動詞 前條ノ語ノ轉、穢事ヲ避ケ嫌フ意ヨリ移ル〕
(一){嫌ヒ避ク。(禍事ヲ)
神代紀、下「可畏」私記「以牟倍之」
名義抄「忌、イム」
(二){ (ハバカ) 名義抄「諱、イム」
(三)憎ミ嫌フ。 「小人、君子ヲ忌む」
動詞活用表
未然形 いま ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 いみ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 いむ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 いむ も、かも、こと、とき
已然形 いめ ども
命令形 いめ

日国は同じ見出し語の扱い。「いむ(斎)」を参照。

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附箋:他動詞 四段

最終更新:2023年12月14日 20:33