いゆ(癒)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 自動詞 ① 病気や傷が治る。全快する。本復する。 ※書紀(720)皇極四年四月(岩崎本訓)「此を以て治めば、病愈(イエ)ざること無し」
② 怒り、悲しみなどの気持や心の悩みなどが消える。 ※門三味線(1895)〈斎藤緑雨〉一九「ぶって癒(イユ)る貴女(あなた)の腹なら、お打(ぶち)お打ち」
広辞苑 自動詞 病気や傷がなおる。全快する。全治する。心の悩みや悲しみが解消する。 法華義疏長保点「病を頓に(イエ)令めむと(おも)ふ」。
「心の痛手が―・える」
癒ゆ
大言海 自動詞 (ヤマヒ)、治マル。()ス。全快ス。本復ス。 名義抄「療、癒、イユ」
著聞集、二、釋敎「我病、溫泉ノ効驗ヲ賴ムトイヘドモ、忽ニいえム事難シ」
動詞活用表
未然形 いえ ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 いえ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 いゆ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 いゆる も、かも、こと、とき
已然形 いゆれ ども
命令形 いえよ

検索用附箋:自動詞下二段

附箋:下二段 自動詞

最終更新:2023年12月16日 18:55