いゆ(所射)

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日本国語大辞典 連語 (動詞「いる(射)」に受身の助動詞「る」の古形「ゆ」の付いたもの。あるいは「射る」の自発・受身とも) 射られる。 ※書紀(720)斉明四年五月・歌謡「伊喩(イユ)ししを 認(つな)ぐ川辺の 若草の 若くありきと あが思(も)はなくに」 射ゆ
広辞苑 (射ルの未然形に受身の助動詞ユの付いた形)射られる。 斉明紀「―ししを(つな) 川上 (かわへ)の若草の」 射ゆ
大言海 動詞 〔射らゆノ略、(知らる、知るる)射るノ受身ナリ(らゆ(被)ノ條ヲ見ヨ)〕
射らるト云フニ同ジ。
齊明紀、四年五月「 伊喩之之 (イユシシ)ヲ、ツナグ河邊ノ、若草ノ、(序)若クアリキト、我ガ()ハナクニ」私記「言射之鹿也」
萬葉集、十六 二十七 所射 (イユ) 鹿 (シシ)ヲ、ツナグ河邊ノ」
共ニ、終止形ヲ連體形ニ用ヰラル。
萬葉集、十四 二十四 「於布之毛等(() 茂木 (シモト))」
同、十八 二十六 「射水河、(ナガル)水沫」ノ例ナリ。
神武紀、 十四 「昔、云云、五瀨命(イエテ)( ?)薨」
天武紀、上 十三 瀨田戰「大分君稚臣、云云、(イエツツ)矢入陣、衆悉亂而散走」
所射

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最終更新:2023年12月16日 19:17