うぐ

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 自動詞 (「うがつ(穿)」の自動詞形。古くは「うく」)
① 掘られたり、削られたりして穴があく。えぐりとられたようになる。
※醍醐寺本遊仙窟康永三年点(1344)「俗諺に云く、心に専ら欲することは石をも鑿(うが)て穿(ウケぬ)」 穿
② (鼻、かさぶたなど、出っぱったものが)欠けおちる。とれる。 ※伊呂波字類抄(鎌倉)「⿱穴鼻 ハナウケタル」
③ (「眼うく」の形で用いる) 無量の思いで遠望しつづけ、眼がおちくぼむ。 ※白氏文集天永四年点(1113)三「眼は穿(ウクレ)ども蓬莱の嶋をば見ず」
広辞苑 自動詞 (古くはウク)欠けて穴があく。 伊呂波字類抄「⿱穴鼻、ハナウケタリ」。
日葡辞書「キシ(岸)ガウゲタ」
穿ぐ
大言海 自動詞 〔うがつノ自動〕
破レテ、穴、明ク。
萬葉集、五長歌「 宇旣 (ウケ)沓ヲ、 脫棄 (ヌギツ)ル如ク、蹈ミ脫ギテ」
字類抄「⿱穴鼻、ハナウゲタル」
史記、佞幸傳「見其衣裝、帶後 穿 (ウゲタリ)
白氏文集、三「官牛 領穿 (ノクビハウグ?トモ)亦無妨」
穿
動詞活用表
未然形 うげ ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 うげ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 うぐ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 うぐる も、かも、こと、とき
已然形 うぐれ ども
命令形 うげよ

検索用附箋:自動詞下二段

附箋:下二段 自動詞

最終更新:2024年11月30日 13:55