うつ(棄)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 捨てる。また、強く放ちやる。単独例はなく、他の動詞と複合して用いられる。 ※古事記(712)上・歌謡「ぬばたまの 黒き御衣(みけし)を 〈略〉辺(へ)つ波 背(そ)に脱(ぬ)き宇弖(ウテ)」
※山家集(12C後)中「物思ふ心の隈(くま)をのごひうててくもらぬ月を見るよしもがな」
広辞苑 他動詞 捨てる。 古事記上「葦船に入れて流し―・てき」 棄つ
大言海 他動詞 ()ニ同ジ。ウツルル。フツ 神代紀、上 廿二 吹棄氣噴 (フキウツルイブキ)」此云浮枳于都屢
神功紀、元年三月「解刀投河水」私記「投、奈介宇弖」
高光集「ソラダキモノ、云云、橘ノナリタル枝ニ、實ヲ取リ テ、ソレニ入レテタテマタス」
水鏡、下、光仁「人皆 僻事 (ヒガゴト)ト思ヒテ、親王ヲ追ヒ 申シテ後、云云」
動詞活用表
未然形 うて ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 うて たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 うつ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 うつる も、かも、こと、とき
已然形 うつれ ども
命令形 うてよ

検索用附箋:他動詞下二段

附箋:下二段 他動詞

最終更新:2024年01月12日 19:26