うつ(空)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 語素 ① 名詞の上に付き、すべて、全部、すっかり、の意を添える。ごく古い時期に使われた語で、用例は少ない。「うつぬき」「うつはぎ」「うつはた」など。 全・空・虚
② 名詞の上に付けて、空虚なこと、からっぽである意を添える。「うつせみ」「うつき」「うつじん」「うつゆう」など。
名詞 (「うつけ(空)」の略) うっかり者。おろか者。ぼんやり ※浮世草子・好色敗毒散(1703)四「それがしとても、秤目知らぬほどの虚(ウツ)でもなし」
[補注](一)②の意の「うつ」は、なお「うつろ・うつせ貝」などに見られ、「うつく(うつける)」という動詞をもつくる。
広辞苑 接頭辞 うつろ」の意を表す。 「―木」 空・虚
大言海 接頭辞 ウツロナル。 字類抄「空、ウツ」
空洞 (ウツホ) 空木 (ウツギ)

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最終更新:2024年05月08日 19:08