うど(独活)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 (古くは「うと」か) ウコギ科の多年草。北海道から九州の山野に自生するほか栽培もされる。地上に出る前の若い芽は柔らかく芳香があり、食用とされるが、生長すると高さ二メートルに達し、食用とならない。高さ一~二メートル、葉は卵形で鋸歯(きょし)のある小葉からなる大形の二回羽状複葉。夏、雄花と雌花の別がある薄緑色の小さな五弁の花が球形に集まって咲く。果実は滑らかな小球形で、紫黒色に熟す。漢名として土当帰(どとうき)を慣用したが誤用。《季・春》 〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
※俳諧・春鴻句集(1803頃)春「独活のたけ扇短くなりにけり」
独活
広辞苑 名詞 ウコギ科の多年草。山地に自生。茎の高さ約2メートル。葉は大形羽状複葉。夏、茎頭・葉腋に小白花が球状の花序をなして群がり開く。軟白栽培の若芽は食用とし、柔らかく芳香がある。根は漢方生薬の 独活 (どっかつ)で、発汗・解熱・鎮痛剤。〈[季]春〉 独活
大言海 名詞 (ウヅ)ノ轉、(たづたづ、たどたど)芽ノ、土中ニアルヲ食フ意ト云フ、イカガ〕
(一){草ノ名、山ニ生ズ、今、多ク、人家ニモ植ヱ作ル。春、宿根ヨリ生ズ、()(バエ)ヲ食用トス、莖、高サ四五尺、葉ハ、莖ヲ抱キテ互生ス、夏、秋ニ至リ、小白花、傘ノ狀ヲナシテ集リ開ク。土當歸
字鏡 五十七 「獨活、宇度、又云、乃太良」
本草和名、上 十六 「獨活、宇止、一名、都知多良」(倭名抄、同ジ)
獨活
(二)又、ししうど。(其條ヲ見ヨ)

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附箋:名詞 植物

最終更新:2024年01月12日 21:48